トガサワラ原始林から馬の鞍峰
2017/03/30
炉端山友会にて

コースタイム
三之公川出会8:30-村立山10:50-分岐13:00〜13:15-馬の鞍峰13:55
下山
馬の鞍峰14:30-分岐15:14-かくし平15:53-明神滝16:47〜?-三之公登山口17:40
炉端山友会オフ会の下見山行で三之公川トガサワラ原始林から、村立山、馬の鞍峰に参加しました
このコースは三回目です。自然林の美しいコースですが、急傾斜で体力的には厳しい物があります
又ワイルドですが、コース取りは地図が読めれば分かりよい尾根です
ただ、危険と思われる所も有り準備は万全にとおもわれます。
私達は8mm20mロープ×2と各自シュリンゲ、カラビナ、アイゼンは持っています
ヘルメットも用意すればより安全でしょう
先ず一台を三之公馬の鞍峰登山口にデポをして、三之公川と北股川出合いの橋横から登り始めます
  
取り付きは水が湧き出てドロドロ、補助されていたクライミングロープが取り払われていました。
直ぐにトガサワラだろう巨大木が出ましたが、トガサワラと栂の見分けは不完全な私です。
樅は簡単に見分けられますが、多分トガサワラでしょう
枝が落ちていました
????
トガサワラと信じて急傾斜を登ります。
私的には、雑木が邪魔ですが植林との堺を登れば安全度が増すと思います。
傾斜が有り体力の要る登りです
  
天気は曇り空、樹間から見える白鬚岳方面は霞んでいます
時々出るワイルドな所は私的には面白いと感じますが、油断大敵です


厳しい登りは三等三角点、村立てが有る村立山までです。
ここは俗称村立と呼ばれていたことが、点の記からから読み取れます
ここに点の記を記した宝来の鈴さんの点名板が有りました。
点名を知る貴重な物と思います
  
国土地理院から
 
村立から自然林の尾根歩きです。
コースは地図が読めれば分かりよい尾根で、少しはマークが有ります
マーク頼りの歩きの方たちには尾根間違いが怖いコースです。
小さなピーク越えはどれも厳しくフー、ショウタンは少しでも巻きまきコースです 汗


又、小さな岩陵は巻けますが、それなりに○危で慎重に巻きます
測量点、1074mポイントから先に急傾斜が現れます
急傾斜は慎重に下りましたが、補助ロープが有れば安全でしょう

私などは補助ロープが有れば安心ですが小さな木の根を頼りました

                               ↓斜面上を急下りする部分は慎重に下りました↓
  
この付近から痩せ尾根が続きますが傾斜が無くなります
三之公登山口方面出合いまで痩せ尾根のコースです
 
ここまでは小休止とお喋り休憩、行動食休憩を適宜に取りました。
出会分岐で13時とお腹の空く時間でしたが、行動食休憩を取り馬の鞍峰に向かいます
40歳は30分有れば余裕で登りましたが、アレから30年今は50分を要しました。
待ってー
  
初めて美しく見張らせる地点で大台方面が見晴らせました
又樹間から白鬚岳が美しい
一汗流せば馬の鞍峰です
山頂の三角点は露出して、点石長は70cmのはずだが、50cmは露出しています
崩落が心配です
  

今は、馬の鞍峰といわれていますが、ここも点の記の俗称は馬倉山と書かれています
明治は馬倉山と言われていた証です。

点の記の標高は三角点、点石の上までの高さです
山頂で遅いお昼を楽しみます
谷間には残雪が白く、吹き上げる風は冷たい物がありました
35分程度休憩して下山です
下山は、三之公登山口まで谷沿いを下ります
写真の道標が有る所まで下山ですが、尾根はやや細く浮き根注意の尾根です
  
分岐から、尊儀親王御墓まではテープを頼るのが一番下りよいと思います
薄いですが、急斜面に踏み跡が有ります
 
下りきり谷に入れば注意深くマークを探せば、尊儀親王御墓の有る平地に出ます
写真が有りません。
 
この付近から踏み跡がはっきりと出ますがテープはありがたいです。
次の平地がかくし平、行宮跡です

  
行宮跡には以下の説明が書かれています

文安五年(1448年)尊儀王、(小倉宮皇子)は神璽を奉って自天王と忠義王を連れ都から三之公へ潜居された。尊儀王は川上郷民の助けを借りて吉野朝復興を画策したが病で倒れられた。
尊儀王は北朝方を避け八幡平移り住んだ御所の跡である

吉野、川上郷は南朝の御所跡が多いようだが、この三之公御所跡は信じがたい奥地で、今は登山者が数少なく訪れる御所跡だろう
行宮跡のかくし平からもマダマダ道はワイルドで、道は有るが悪路と言ったコース、
極最近抜けた丸木橋や抜けた道は整備が有るが、疲れた足には注意が要った
私などは、疲れると出る目眩が起こり、最初の丸木橋5m程度を這って渡る。大汗だ
  
次の目標の明神の滝分岐をまだかまだかと歩いてゆけば、朽ちた道標に100mと有り、リュックをデポして滝に下る
  
滝は水量も多く一条に飛漠する滝は綺麗だ
 
登り返し少しコースが分かりにくい所も有る登山道を下れば三之公登山口に出る
  
後はデポ車で三之公川と北股川出合いまで下る
この出合いは大型車の方向転換所だ。駐車には注意が要る
楽しい下見登山だったが、二度もこのコースを歩くリーダーやサブリーダーに感謝しながら帰路についた
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