友ヶ島
葛城28宿経塚第一番

序品窟と観念窟虎島探索
2018/04/17
8人
和歌山市の友ヶ島(沖ノ島)に寄り添う虎島は、葛城28宿の第一番経塚、序品窟や行場の観念窟、役の行者石像と修験の島でもある
友ヶ島には加太漁港から連絡船が有り、土日の観光や夏の海水浴にと人気の島だ
友ヶ島を有名にしたのは、ジブリ作品の天空の城ラピュタの雰囲気にに近く、最近はラピュタの島として若者の人気も高い
第二次世界大戦の終戦までは、本土防衛の要塞として島は固められ、一般人が立ち入れず、修験道も制限があった

今回は序品窟(じょほんくつ)、観念窟、役の行者像探索がメーンで、私の趣味の一つ、三角点探索は三等三角点、亀ヶ崎のみに終わった
和歌山市唯一の一等三角点、友ヶ島は時間切れで次回に持ち越す事にした
 
和歌山市加太漁港から連絡船に乗る
今回は9時出港の一番船で友ヶ島に向かった
私は約30年ぶりの渡航だが、島の桟橋は一向に変わらなかった

虎島は釣りに行ったが、序品窟(じょほんくつ)観念窟は知らず、中の瀬戸航行時に初めて意識して其の位置を見た
帰航時に目を凝らすと役の行者像が見えた。

野奈浦桟橋に着くと先ず虎島の状況を聞く
歩行時間は約一時間、道標は完璧で道整備も良い
途中の小展望台から神島を見ると泳いでも行けそうな距離に見えるが、
この付近の潮は鳴門と同じほど厳しい流れを見せる
亜熱帯植物も有ると言う友ヶ島四島だ。浦島草が釣り糸をたらしていた

道は完全整備だが、木肌が齧り取られて不思議な模様を見せる山桃ノ木が多く、何が齧るのかと想像すれば
リスが多く小枝を走る。食料不足の島では木肌もリスの食料かもしれない
 

北部の三等三角点亀の崎の位置を確定しながら沖ノ島北端から虎島を見る


虎島への渡り口に有る閼伽井跡の渡渉は大潮が好ましいが、潮が引いた状態なら渡るに渡れる
ただ、初心者には注意が要る。

閼伽井跡に向かって下る。
花好きな皆様も参加していたが、珍しい花が咲き、名前の特定が出来なかった


閼伽井跡先をを渡るに注意はしたが、たいした問題でもないが、石の滑りには最大の注意を払った
途中に根付きのワカメが多く打ち上げられていた。拾い集めて帰路に持ち帰る
 途中にリックをデポして序品屈に向かう。
島裾のゴーロー石を渡ってゆく

チョットした岩を登れば序品屈の入り口が見える





序品窟入り口下に、多分和歌山城築城時に巨石を掘り出した跡が残っていた
波打ち際の石だったが、筏に乗せ良い所で掘り出したのだろうと想像すると楽しい
巨石は筏につるし浮力を利用して設備の巨大化を防いだのだろうなんて思う私だ

経塚第一番の序品窟はトンネル状で反対側に抜け出れる。
中には妙法蓮華経序品窟と書かれた石碑が有る

コースとしては、序品窟を抜け島の裾を渡り観念窟にに向かうのが修験コースだが
一枚岩登りのロープが降りていないと誰かが設置しなくてはならない
妙法蓮華経序品窟と書かれた石碑

 
洞窟を抜けると最高のロケーション、和歌山市方面が見え素晴らしい
仲間は多趣味で、一人は貝を剥がし刺身で頂、漂うようにゆれるワカメを取るとサバイバル気分で遊ぶ
これは時間は足りないぞと思うショウタンだ
デポ地まで引き返し、虎島登山口が分からず、山容から島北側だろうと見に行くと鉄山氏の道標が有った

道なりに登ればジブリの世界だ。
虎島は一般観光の方は来られない
陸軍設備はそのままの状態で、よりジブリの世界が残っている
兵舎跡か

         ↓面白いのはトイレ跡が残っていた                            
 
踏み跡から行者像を探すが位置がハッキリせず兎に角踏み跡をたどると見つかった
古いものではなさそうだが役ノ行者像としては大きい


後は一枚岩の下降点を探していれば、行者さんが淡路島から漁船で渡航したと登られてきた
今日は行者像で勤行をして帰るそうな
行者像から南30m程度に一枚岩が見つかった
私とクライミング経験者とでロープを設置して下降準備、
その間に昼食を楽しむ仲間、
見晴らしは抜群だ



ロープは9mm50mでシングル
松ノ木に始点を取り長さは5m程度あまった
角度は無く登りかえしはゴボウ登りが最適だろう
ただクライミング講習程度は受けた方たち以外は避けたほうが良いだろう

 
途中の岩盤の斜面の中腹に刻まれている
「禁殺生穢悪 友島五所 観念窟 序品窟 閼伽井 深蛇池 劒池」
という大きな文字である。



これは寛文5年に李梅溪により刻まれたという、この文字のすぐ下にある洞穴が観念窟である

クライミング装備で安全を期すY女


観音窟は小さな洞窟だ。
中には観念窟と刻まれた石碑がある


観音窟入り口
非力な彼女もこれは登りよいと残置されていた結び目付きの補助ロープで登り返した
閼伽井跡を渡り返し三頭三角点、魚の崎に登ってみた
綺麗な点でチップが埋められていた。三角点を尋ねる方もいるようだが、点の記には和歌山市の許可を取れと書かれている


三等三角点 魚ヶ崎点の記

北緯34°17′33″.0295
東経135°01′13″.8546
標高53.46
所在地 和歌山市加太字苦ヶ沖島2673の1
選点 明治36年6月18日
設置明治36年6月21日
観測最新 平成20年10月2日

帰路に道標から深蛇池に下る


深蛇池は和歌山県指定天然記念物
友ヶ島深蛇池湿地帯植物群
昭和33年4月1日指定

面積2ヘクタール海抜5mの淡水池
ヒトモトススキ、ヒメガマ、フトイ、オオクグ、アシ、テツホシザなどの群生
春にはセリ、ヤナギゴケ、夏から秋にかけホソバノウナギツカミ
亜熱帯のテッポウシダが見られる

貴重な植物群落で其の保護を図らねばならない
とうとうと書かれた看板が有る


時間が迫る。
最終便は4時半だが、雨の予報が出ている
一等三角点の有るタカノス山に登ってみたかったが次回の楽しみとした

マタマタ機会が有れば島裾コースで序品窟、観音窟、と廻ってみたい
楽しいハイキングも良いだろうが、ジブリの世界の戦争負の遺跡周りも楽しいだろう
15時30分の臨時便で帰航した
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和歌山の三角点
追伸
友ヶ島とは、神島、地の島、沖ノ島、虎島の総称で
一等三角点の点名は友ヶ島です
ゆえに通称、沖ノ島は友ヶ島と呼ばれることが多いです
一等三角点所在地は
和歌山県和歌山市加太苦ヶ沖島267の1です