紀伊細川からトロッコ道と高野山、弁天岳 2012/07/17 ショウタン |
![]() 歩行時間5時間50分 |
高野山に沢山のトロッコ道跡が有る事を知ってはいたが、それを取り入れた登山をした事がない 少し季節的に不向きな時だが、古道とトロッコ道を取り入れて、高野山、弁天岳を目指した |
九度山町の役場に車を置かして頂き、九度山駅から紀伊細川駅に向かう 紀伊細川駅は2度目の下車だが、山の中腹にある紀伊細川駅は、よくぞこの地に駅舎をと感じる天空の駅だ 下車して、近畿自然歩道の矢立の案内に従って駅を下る どこから水を引いているのか、発電所が有りその前の道を矢立に向かう 上の道↑ 発電所前を矢立に向かい、写真の所から上の道に入る。 これが、トロッコ道跡で、現在は林道になっている トロッコ道跡は、野草が多いようだ 野いちごをつまんで、パクパク、美味しいなー やがて、未舗装道になり、正面に立ち入り禁止の看板が出ると、その奥はトロッコ道のトンネルだ |
何年か前に、トンネルが崩落して通行止になったとか、雰囲気がメチャ良いトンネルだ。通行禁止はチョット悲しい 矢立で聞くが、7〜8年前に崩落したとか、どうも若カリシ頃このコノトンネルを通ったような気がするのだが、分からない 道は矢立に向かっている。トンネル上の尾根越えだ。 途中で湧き水が美味しい 矢立に出た。 |
それにしても暑い、水の用意が1.5Lとヤヤ少ない 日射病対策を疎かにしている。反省だ 矢立に出ると此処で、町石道と出会う。矢立茶屋でトンネルの事を尋ねた。 ふと見上げると、正面の山に祠が見える。矢立砂捏地蔵の祠という、弘法大師が高野山開設の頃、この地を往来した 弘法大師が村の平和と村人の健康を祈願して作った地蔵だという 丁度、若い女性が単独で町石道を下ってきた。聞けば九度山の住人とか、初めての町石道という 二人で、地蔵に登り手を合わせた。それにしても汗くさいオッサンの横で何を願ったのだろう 汗 砂捏地蔵登り口↑ |
花坂に向かって下ると直ぐ左に一軒の家、その手前から小道を下るとトンネル反対側に出る![]() |
反対側には小さなトンネルが有り、その奥に四角いトンネル出口がある こちらからは雰囲気は今ひとつだった 小道に入る↑ トンネルの様子、入り口は草で覆われていた |
そのまま鳴子川に沿って林道を歩くが、これが暑い、30度はあるだろう。汗がしたたる 山の中とは言え、舗装路は本当に暑い。鳴子川で水浴びしたい気分だ ドンドン進と、鳴子川を渡る橋があり、その手前から未舗装林道に入る。ゲートがある この林道から、地図波線道に入るが、その特定は難しかった。チョットGPSをカンニングした ダートな林道を進と、林道が別れる。右手の林道に入ったが、その分岐先の左手尾根が古道の波線道が地図に載る尾根だ 言い訳ではないが、ここから尾根に取付く気力が出なかった。暑さはもう脱水症状が出る一歩手前だ 上手くすれば、林道が高野山まで続いているかも、なんてモウ逃げの手だ 林道がとうとう行止まった。地図を見る。谷を登りきれば目標の道に出るはずと踏み込んだが、トゲの有る木が凄い 先ほどまで、イチゴが美味いと喜んでいたが、モウ谷は進めない 手に傷ができ、血が出ていた。 |
とにかく目的の尾根にある古道に向かおうと、斜面を登るが、2〜3歩、歩いて一休み状態だ 暑い、完全に暑さにいかれた。水は確保したが、思い切り呑む事を控えた。 何せ谷水だ。 風がない、ユックリユックリ、とにかく心臓が異常に早い、注意注意と、ポカリスエットを補給した 熱い、暑い たまらない |
尾根に登りきると、古道は生きていた。ヤレヤレ 林道に飛び出すまで、道はルンルンだ |
![]() |
1km程度の車道歩き、もう暑い以外何もない 大門で、休憩と食事、大事にとって置いた冷たいテルモスのお茶、800ccを一息で飲み干した ぶっかけウドンを流し込み、弁天岳に向かうが、大門の上に小さなピークが有る このピークは、高野内八葉蓮華山の大門山という。 何時かは全山登ってみたい、内八葉蓮華山、トイレの横から取付いたが、とてもじゃないがブッシュで敗退 ジャ、弁天岳ルート途中からと試みるが、これ又クマザサのブッシュ、とにかくかき分け登ってみた。意味のないピークハントだ |
弁天岳を越えて不動坂女人堂に出ると、後五分でバスが来る 不動坂を極楽橋まで歩く気だったが、こう暑いとバスの誘惑に負けてしまった 弁天岳コースにある大門口と見晴し、和歌山の海が見えた 弁天岳からの景色↑ 山頂の祠 谷上女人堂跡 不動坂女人道 |
高野山の駅に着くなり、飲み慣れないビールより発泡酒と、人目もかまわず、ゴックン、一缶は一息だった 今日のコース、又何時か下って、波線道を走破してみたい 高野の山も、バリエーションで登るルートが有る物だと大満足の登山だった 山は楽しい |
戻る |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、 数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50m メッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平23情使、 第799号)」 |