美嶋温泉から上向山581.3m
2011/05/16
単独

総時間4時間
いつも高野山に登る時は今回取付いた美嶋温泉の前を通る
市峠付近は道が広くなったが、少し以前は軽四がヤットの細い道だった
高野山に登る裏ルートとして栄えた時代が有ったのだろう、美嶋温泉はそんな時代から栄えていたようで、地元の方がコノ裏ルートを教えてくださると言ってくれた。何時か歩いてみたい
 
コノ美嶋温泉で、山情報を仕入れた
以前登った星山をピークに下向山 今回登った三角点西谷をピークに上向山と、西側の和歌山県伊都郡かつらぎ町日高の美嶋温泉付近の住民はそう呼んでいたそうだが、その呼び名を知る人は少なくなっているそうだ
下山後温泉に入るのならそう言って温泉駐車場に車を置けるが、私はR480の空きペースに路駐した
温泉前の右写真の所から山にはいるが、どうやら別荘地か何かの開発の道のようで、大きな民家があるが、住んでいない感じの家が数戸有った

 
道成りに登って行くと、神社に突き当たり神社裏から波線道に入ったが、地図とは少し違う所に小道跡があった
とにかく四等三角点市峠495、0mを目指す
地図の波線道は見つからず、神社裏に出た道成りに登ると三角点市峠の左手を登り、小さな垰から少し引き返し三角点市峠を踏んだ

先ず、位置を確認した
 


三角点市峠から細い道跡を進が測量跡を道と思い進んだが為、少し現在地を間違っていた

おまけにいつもは1/12500に拡大した地図を待っているが、今日は1/25000の地図、年老いた目は尾根か谷かハッキリ見えず
道は尾根を延びていると思いこみ、コンパスを合わすと、小屋横から尾根に踏み跡が伸びていた
これだと思いこみ尾根を歩いた
ドウモ地形がおかしいと思いながら、尾根はこれしかなかったが、?? ヤットあまりにも地形の違いに間違ったと引き返した
小屋まで戻り、ジックリ地図を眺めると、アララ尾根違いだ
小道は垰の中を通っているようだ、アララ、ジャ小屋前の林道を南に歩くと、地図と地形が一致した 大汗
掘割り状の所から登ろうか思案するが、そのまま林道を歩くと尾根を回り込んだ所に古道の跡が見えた
林道はそのまま先に伸びている
古道に入る。地図は正直だ地形が合った。ヤレヤレ

道の角度と尾根の角度がほぼ一致していたのも間違いの一因だが、やはり読図から尾根ではない事を読みとれなかったのがコースを外した原因です。地図はジックリ読まなくては、反省
間違いルート
 

小道跡にはいると、小道跡はハッキリと残っている
途中で倒木がある所で??、少し不明瞭になったが、大きな松の木の裏側に小道が続いていた

掘割り                                小道の取り付き
 
 倒木が出た所
進んで行くと鉄塔管理道になった小道はよりハッキリとしだした
 
地形図から135号鉄塔の位置が読みとれる
これを目指して歩く、地形図では135号鉄塔の手前ピークから道は曲がるが、現場ではピークを巻いて小道が続いていた
とにかく見晴らしが良いだろうと135号鉄塔に向かって景色を楽しんだ
引き返し、道標のある所から小道を歩く
正面に、三等三角点西谷があるピークが見えた
このピークへの少しの登りが大汗をかいた。鉄塔管理道はピーク下を巻いて行く
下山にこれを利用しようか迷ったが、やはり波線道を下ろうと思い直す
 
三角点はピークの真上にある
しばらく測量が成されていない、保護石もなく訪れる人も少ないような三角点、未知の山に登った感覚を楽しんだ


測地系
等級種別 三等三角点
基準点名 西谷
北緯
東経
標高(m)
下山はそのまま波線道を下るが、これが急傾斜、慎重に下った
お腹も空き、途中で切り株に座り込み、カアチャン手製の豆ご飯弁当をほおばってから慎重に下る
ここに道が有ったとは信じがたい下りだったが、本当は上手くクネクネに付いていたのだろう
 
尾根先は林道の三叉路に出た
コンクリ舗装された林道だ
そのまま下り、地図郵便局マークの有るR480に出たが、JAかわかみ農協があるが〒局がない
よく見ると、農協の片隅に〒マークがあった。出た位置に間違いがない
R480号をテクテクと歩いて美嶋温泉に向かうが、高野山詣での車が多い
又、この付近は道が改修され、持っていた地図は道が違う
世界遺産登録された高野山はドンドンと車道は良くなるが、今回歩いたような歴史の小道も残って欲しいと願わずには居られなかった
上の地図に加筆した461mピークをサイテマルと呼ぶと言う
山名はほとんどは小字と成っていると教えてくださった住民の所有地だが、この山のサイテマルの意味は知らないと言っていた
大阪城に出来たあの真田丸の出城のように、ここに山城があったのだろうか、何でも空想してしまうショウタンでした
又、弘法大師も歩いたという、この付近の裏街道を歩いた時にでも登ってみよう

林道から下山口を見た写真↓
 
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ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」