打野山と清水峰 2013/03/23 ショウタン |
コースタイム 谷瀬橋09:25-宇宮原09:43-神社09:56-打野山11:49-1053m12:42-小屋12:54-1164m13:10-清水峰14:00 清水峰14:10-小屋14:55-林道16:00-谷瀬吊り橋15:20〜30-谷瀬橋15:40 |
打野山の事を知ったのは、ヒバンダーラ(栂野山)に登ったとき、新宮山彦ぐるーぷの相談役、玉岡憲明氏の資料からその名を知った。谷瀬の吊り橋北にそびえる姿は登山意欲を湧かすが、周囲は谷瀬地区のマッタケ山、登山には時期を選ぶ ヤット機会を得て単独で登って見た。宇宮原から取付いたが予想通り750mの登り一辺倒の尾根は力が要った。 打野山のみの周回ならあまりにも簡単と、奈良教育大学の演習林にある清水ヶ峰まで足を延ばしてみたが、縦走尾根は綺麗で大満足の縦走だった。下山尾根を地図から見て一番傾斜が緩そうな尾根を下ったが、車道歩きが4kmと長く、足を痛めた 下りに分岐する炭波線道は整備があるようだ。これを下る方が良いのかも、 |
谷瀬の吊り橋の上から打野山を見てみると、やはり今回登ったルートが、一番傾斜が緩そうだ 宇宮原から神社に向かい尾根を直登と決めた。 車の駐車点が解らず、谷瀬橋の右岸側の凸地に路駐、宇宮原に向かう 打野山を見る 谷瀬の吊り橋奥に縦走尾根が見える 谷瀬橋の路駐点から宇宮原を眺め、車道を歩いた。炭波線道の道への取り付きが分からず、読図するがどうも解らない 尾根に登れば良いだろうと適当に車道から民家に登る道を登った所、これが宇宮原の八幡神社に向かう道で、してやったりだ 宇宮原地区を見る↑ ここから尾根に取付いた 民家の横に出てジグザグとコンクリ舗装された道が尾根に入って行く 丁度、関西電力の何かの作業が、この道を利用して成されていた。リヤカーで作業品を引っ張り上げていたのには驚かされたが、監督らしい人に道の状態を聞いた。八幡神社まではよいとの事、その通りだ。舗装が切れ土嚢袋で簡易整備されていた 地図では、道下に神社が載っているが、神社は道上にある。 神社横の水道施設横から尾根に入り、導水管が埋められた整備道をひたすら登ればいい |
途中で波線道は北の斜面に入って行く。この分岐にマークが打たれていた 尾根には適宜にマークと、測量テープがあり、マッタケ山に立ち入らないように、紐が張られ、この紐沿いをひたすら登る 850mから900mは胸突き八丁、トラバースで傾斜を逃れようとしたがこれが大失敗。 尾根を直登すれば良かった。 この付近で、古い植林囲いが出る。ふー |
綺麗な自然林が出ると山頂は近い 山頂 山頂には三等三角点、竹ノ岡が鎮座する 登る人が少ないのだろう。綺麗な点は美しく、山頂は綺麗だ 造標、明治36年7月29日 所在地、吉野郡十津川村谷瀬安ノ奥676.俗称、内野テッペイ 標高、1089.24m 北緯34度06分50秒505 東経135度45分13秒547 「この山を登るに、参考資料とした大和の三角點を尋ねて、上田倖弘著、にはこの点に登った時の記事に、 積雪20cmの大きなピークの中央の南西に少し頭を出した標石を見つけたときは嬉しかった。艸田氏は雪を除き、鎌で笹を刈り点名盤を枝にくくりつける。」とある。今大峰の山々や、紀伊半島の山々のスズタケは勢いを無くしている」 モウ山頂にはその面影はなく、落ち葉が敷かれた広場のようだ |
暖かい日差しを浴びながら昼食をいただく、三角点を巡る女性の宝来の鈴さんに点をメールで送ると、打野山の点にタッチしていないとの事、誘えば良かったと反省する。 コンパスを合わせ、1053mピークに向かう。尾根は綺麗だ。とにかく綺麗な尾根だが、マッタケ山の立ち入り禁止紐が続く単純な尾根だ。1053mピークにコンパスを合わせ小さくアップダウンを繰り返す 此処は里山だ。古いテレビの共同受信アンテナがあった。 冬枯れの木の向こうに、釈迦ヶ岳が顔を見せた |
1053mピークから1025ピークの尾根にコンパスを合わせ同じような尾根を下って行くと、広い尾根に作業小屋が出たが、何時の物だろうか、朽ちかけていた 1025mピークから1164mピークにかけては疲れた足は超スローペースだ。 1164mへの登りで、地図では読めないが二重尾根状のタオが出て、少しでも緩いコースと尾根を捲いたが、結果失敗だ。素直に尾根を登る事をお奨めする。 1053mピーク↑ |
1164mから清水峰の尾根は経験があるが、記憶は薄い 最後の登りはネジ木や馬酔木の木がジャマをするが、薄いテープが山頂へとさそう 三度目の清水峰山頂だが、山名版は綺麗に取り払われていたが、木があざけられ、釈迦ヶ岳や仏性ヶ岳、下辻山等が見晴らせた。 三等三角点、清水↑ 標高1186.18 埋標、明治36年7月30日 所在地 吉野郡大塔村(現、五條市大塔町)清水字赤谷199〜2 北緯 34度06分44秒376 東経135度43分35秒009 この点へのルート説明に大和の三角點を尋ねての文中に、ススキをかき分けてと表現があるが、今はその陰は見えない 過去の記事 2010/05/11 2008/03/13 |
清水ヶ峰から、赤井谷の登山口に下山縦走が理想だろうが、2011年の水害の跡が未だ生々しい赤井谷への下山は出来ない 打野山の尾根先も深層崩壊が起こったらしく長殿谷に向かって地肌がむき出しの所が見晴らせた そのまま引き返した 作業小屋の付近から波線道がトラバースで1053mピーク南尾根までつづく 尾根からの分岐が解らず、少し1053mに登って、炭波線のある方向に下るとその道が出たが、細くなり動物が通ってソノ跡を残している感じだった。途中で炭波線道と別れる所で、どちらを下ろうか少し迷ったが、地形図の傾斜の少ない尾根を下った。 トラバース道 1053m南尾根出合い 波線道尾根分岐付近 波線道分岐付近から少し下ると踏み後程度の急傾斜になるが、50m程度、その先でマッタケ山囲いの中をルンルンと下る 整備道は歩きよい。ネットに足が絡まないように注意は要る。鹿が網にかかって死んだ跡がある 山でよく見る光景だが、この付近もマッタケまで鹿が食べてしまうらしい。 里で話した村人は、猿、猪、鹿ともう食害で何も作れないと嘆いた 林道に出れば後はルンルンだが、やはりアスファルト歩きはイヤな物だ 楽しみは、尾根先や地形を地図と合わせながら歩くと幾分かは楽しい 尾根先 |
谷瀬の集落は沢山の花が植えられ美しい。 一軒の民宿がある。時たま釈迦ヶ岳への登山者が泊まるという。 旭の民宿は廃業したとか、限界集落の一歩手前の谷瀬集落 人気の谷瀬の吊り橋は平日のためか、人が少なく誰も渡っていない 中程まで渡ってみたが、良く揺れ、足下の板がきしみスリルはあるが、此処は通学路と書かれている 地元では普通の橋なのだ サア後少し 途中にある黒木御所跡を少し見て、谷瀬橋の麓に着いた。 総時間8時間30分を要した |
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2001年のゼンリン登山地図を見ていると、打野山を銅山(かなやま)としている 山名はいくつも呼び名はあるものだが、地元民はなんて呼んでいるのだろうかは不明です 訂正 銅山の地点は間違いで、ここは打野山が正しいと地元民の話 銅山は、1053mのピークと聞いた |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |