和歌山県日高川町
矢筈岳
バリエーションルートに山中間と挑む
2009/01/07
矢筈岳と言う山名は多い、我が和歌山、日高川町にも矢筈岳810.8mが有る、登山道を登れば簡単な山だがルートによっては
挑戦者を受け付けないコースもある
今回もその一つと思われるコースをバリエーションルートを設定して矢筈岳に挑戦した
登りはバッチリだが下山で少々手間取ってしまった
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日高川の小釜本橋を渡り鷲の川沿いに車を乗り入れ鷲の川滝の看板のある駐車場に車を停める
登山口はこの少し西の道が分岐する所の看板がある所から取付く
 
登山口(取付き)にある看板
八時登山開始

思ったより急登で浮き石が多く巖稜があった。100m程登るとごく最近誰かが登ったのかルートが開かれ雑木が切り開かれた部分があった。標高300mで上を見ると傾斜がありブッシュがひどい、右手に回り込む進路を取った350m付近でテープが打たれていた



標高300m付近まで
 

350m付近から三角点日裏までの様子
 
三角点日裏から古道に向かって東に下る。この下りは激下り、下り尾根は北に下らないとロープがいる程度の下りだ
北の谷に下り東にと沢を下る。途中に炭焼き釜跡が2つあった。ここを古道が通る意味が分かる
古道付近は道跡などはないが測量テープが有り、又一ヶ所虎ロープが危険と思われる所にはられていた
登山者だろうか?マサカと思う位置である。
            

                        ←激下りの様子
               古道のあったであろう所の沢                    炭焼き釜跡
         
田代城跡に続く尾根には古道から取り付けないほど急登だ。北から南にトラバース状に尾根を狙う
この尾根は浮き石の多い岩稜帯、落石には注意がいる。ヘルメット着用の仲間もいた
         
   拍手が湧くほどの見事に田代城跡に突き上げた。ここまで来れば矢筈岳は直ぐだ。天気は曇りだが高曇り、ガスがない
見晴しは最高だった。参加の女子達は景色に感動していた。

         
登り時間は3時間40分、今回参加者は強健な物ばかり時間は早いと言えるだろう
40分ばかし休憩、下山は小谷峠に向かい標高600m付近から東に古道に下り(ここは急斜面テープ有り)P562mから
次のピーク590に向かい、三角点日裏上から鷲の川林道入り口を狙って下山するが尾根を少し間違った
間違いに気付くが余りに良い尾根だ、ドンドンと下って行く。傾斜が出だした。とうとう巖稜になり下りルートを探すが良い
場所はない、時間が迫っている。3時だ、下るか引き返すか、上手く下っても川越がある。引き返しに決定した

              標高600m付近の古道下り口                  標高590mのピーク
         

                  下りは快適尾根だったが             とうとう垂直に近い傾斜となって行く
         
後少しで沢の所だがこの先を想像すると引き返しが決断された。強健な足の持ち主ばかりだがこの引き返しには勇気が要った
傾斜角度は下の表から見ても分かる通り1/25000地図からも想像できるが30度はゆうに超えていた
                                標高300m付近
                         



                                  地図から見る傾斜角度表
                                          ↓
             
縮尺別 1/25000縮尺地図 1/50000縮尺地図
地図の1cm 250m 500m
等高線 等高線 細線(主曲線)間隔 10mの標高差 20mの標高差
太線(計曲線)間隔 50mの標高差 100mの標高差
等高線 等高線の細線
間隔と傾斜角度
0.5mm 39度  39度
1mm 22度  22度
2mm 11度  11度
5mm 5度  5度
急いでも標高590mのピークで四時を廻っていた。引き返しルートの選択がリーダーの肩に掛かる
先日登った小谷林道入り口に下る事を決断する。簡単に思うだろうが一ヶ所広尾根がありここでルートを取り違うと暗闇下山は筆致だ、きちきちの選択だ。ヘットランプを各自用意して休憩もソコソコに下山開始
慎重に下山した。広尾根付近は案外分かりよく分岐が特定でき小谷林道入り口に下山できた

きちきちの五時下山、ヘットランプも必要が無く後は車の回収に向かった

                     下り尾根                  セーフ命とショウタンはジョウクが飛んだ
         
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