薬師谷山と城が峰 2012/11/20 ショウタン |
総時間5時間36分 |
日高町と御坊市の境界尾根、白馬山脈の始まりに有る薬師谷山と御坊市と日高川町境界にある城が峰を周回してみた 400m以下の低山で羊歯ブッシュを想定したが、羊歯もソコソコ、城が森の尾根は、これが低山里山かと目を見張る景色と尾根だった。 |
周回する尾根が綺麗に見える 湯浅御坊道路が出来てから、R42号で和歌山県中部の御坊市沿岸の山に登る事が少なくなった 久々に、R42号線から見える山に登りたくなって薬師谷山から城が峰を周回してみた 御坊市周辺の日高川や日高町、広川町、由良町の山々は、低山だが岩稜の山が多く、ナカナカ面白みがある 低山だ、羊歯や棘、倒木とブッシュを覚悟したが、駐車場を尋ねた山裾の住民は、傘をさして通れる尾根だという 地積調査で入ったが、羊歯もそお多く無かったという。 おまけに、小学生の頃遠足で登った山が薬師谷山で道が有ったが、登山口が何処だったか忘れたという ショウタンは、周回に良いだろうと思う小尾根から取付いた |
尾根先下の広場に駐車して、横のコンクリ舗装道を20mばかし歩いた尾根先から取付いた 少しはブッシュだろうと覚悟はしたが、アラ、傘をさして登れる。拍子抜けする尾根だ 相当昔の畑跡があるが、もう雑木が大きく、廃棄され50年はたっているだろう ルンルンと登る 動物道から尾根に入り 尾根はルンルン 見晴しが出る 直ぐ右手が廃棄農園、雑木内を登ると見晴しが出て、目的尾根が見える その上が、八朔畑で手入れが行き届いた畑だ 畑は消毒作業中だったが、作業の女性が一人、手を休めることなく、猿被害に困ると猿の集団に困っていると言う 完熟しないと食べないが、取って捨てた八朔がゴロゴロ、女性は悲しそうに、出来の良い物から食べて行く、困った話と顔をしかめた ネット越しの会話だ |
八朔畑から上は雑木尾根、動物の踏み跡を登る 主尾根に出ると、いかにもマッタケが生えそうな羊歯の尾根、小さな石が露出したこんな雰囲気が好きな私だ 羊歯は、ウラジロなら歩きにくいが、葉の枝分かれした羊歯は歩きよく、大きくならないようだ (画像検索から、ウラジロ属のコシダではないだろうか) 後は素直に尾根を登ればいい、簡単なルートだ 途中で、古道に飛び出すが、これが遠足で登った道だろう。無視して尾根に準じた 途中で、登山者テープが出た。想像するに日高川町から登った者だろう 尾根に石が出だすと登山雰囲気がます。 途中の小さなピークの小岩の上に立ち景色を見たがこれが最高で、重山や由良湾が綺麗だ 少し大きな岩の固まりなどが出だすと山頂は近い 山頂に飛び出すと、ウバメガシの横にチョコンと三角点が鎮座する 背の高い方ならそのまま見晴らせるだろうが、小さなウバメガシが見晴しのジャマをする。 三角点に立ち上がり見晴らすと、やはり、由良湾や明神山、雨司山、と見晴らせ、風力発電の人工物が多い尾根が見える 目的尾根 重山を見る 山頂は、動物園の猿山の匂いがプンプン、下を見ると猿の糞がゴロゴロ、これぞ本当の猿山だ 途中、木の高い部分の小枝が折られて落ちていた。 椎の木や樫の木のドングリを食べているのだろう 等級種別 三等三角点 三角点名 薬師谷 北緯33°56′42″.5731 東経135°09′36″.0526 標高367.13 所在地 和歌山県御坊市大字富安字薬師谷503番地58号 地目 公用地 |
山頂でコンパスを取り、電波塔に向かって少し下り込む。この山域はウバメガシが多い、昔は備長炭の産地だっただろう あいもかわらず歩きよい尾根だ。又古道が出る。あまりにも状態がよいので、少し歩いてみた 広い垰で道は3つに分かれていた。真ん中が尾根道でした 中道を登ると林道に飛びだした 関電電波塔 林道を少し歩き、又尾根に乗る。その上に関西民放各社のテレビ塔が出て、門標の石垣から林道に降りた その先で左手にNHK、最後に関西電力の電波塔が出る 関電電波塔裏先から、境界尾根に沿って下る。 境界尾根分岐 城が峰に向かう尾根 尾根の状態はよい、タブン古道があったのだろう。馬力車や牛車が通る程度の掘割り道を横切った その先で林道に飛びだしたが、林道までの距離が長く感じた 林道は地図とは少し違う感じで通っている。 四等三角点、千津川西、標高339.72mの有るカーブで昼食だ。 ここからの見晴しは最高で、白馬山脈や矢筈岳や清冷山が山座同定できる 三角点 千津川西 景色を楽しみながら一人ラーメン、美味しくないねー。先日のRIKOラーメンを思い出す |
ここまでは、本当の里山歩きと言った感じだ。 壊れたカーブミラー横から小さなピークに登って行くが、やはり羊歯だ。所が尾根が細く、動物が尾根筋を通るのだろう。羊歯下にハッキリと道が有り、楽しい羊歯歩き、この付近もコシダ?背丈が伸びにくい羊歯だ 」 小さなピークは見晴しが良い、ピークもハッキリとして読図もやさしく、現在地特定は100%可能だ 来た尾根 振り返ったり前方を見たり、マタマタ、矢筈岳、清冷山が美しく、日高川が見え出す 矢筈、清冷方面 白馬山脈 小山付近 煙樹ヶ浜と西山遠望 日高川河口、御坊発電所を見る 尾根は紅葉が綺麗だ 各ピークで見晴しを楽しみ、少し急坂を下り込み登り返すとそこが城が峰 318mだ 向こうから岩稜が見えたが期待通りの岩稜ピーク城が峰だ 測量点はハッキリしなかったが、もう見晴しは最高だ。 最高の雰囲気と、360度の大パノラマ、小さな低山にこれだけの見晴しはそう無いだろう 日高川河口 矢筈清冷方面 白馬山脈 白馬山脈 小山方面 煙樹ヶ浜と西山 |
小さな岩が露出した尾根は、見晴しが良く最高の尾根だ。ショウタンお奨め度100点の尾根 麓で、鹿など見なかった。猪も増えた。猿が多くなったと話した老婆、城が峰に入ってから鹿の糞が目立つ、 鹿の角が見えたと思ったら、男鹿二頭がショウタンを見て急傾斜の斜面を下った。それにしても大きな鹿だ |
ソロソロ三角点だろうとコンパス角度と地形から割り出した 羊歯が生えた10m四方の空間が出た。ここだ、羊歯下だろうと探すが無い。無いと言えば無い事だ、有ると言えば有る事だ 物を探す時に、有る有ると探す変人ショウタン、それにしても見つからない。 フト倒木を見ると木が切られたのではなく倒れたのだ。そんな広場に三角点はない、と 過去の経験からもう少し先かと下った 又地面が露出した小さな広場、ここかな、グルグル、有る有る探すが見つからない ウーン 羊歯を持ち上げた。アラー有った。広場の角に美しい点が出た 四等三角点 富安東谷 標高250.17 |
岩も少なくなり、里山の雰囲気抜群の尾根を下る。 路駐点までどの尾根下りが良いか?現場から尾根を確認した すると、その尾根に真新しい、リ道測量、道なら下りよいだろうと測量に沿った 少し急な斜面を下る。右手に廃棄農園、その横に小道は下る 下で、測量の方が作業している。ビックリしたような二人に、路駐点までの道を聞き、農道を歩いて、車まで帰った ヨキ研橋なんて小さな橋↓を渡って農道を歩く、振り返れば城が峰は美しい |
城が森には古城が有ったと地元民が言う。 岩稜ピークには城は出来ないだろうが三角点北の小ピークに空堀と曲輪の跡らしい物が見られたが、サテ私は学者ではない |
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