大和高原 フキガッポ(吹合峰)と行者像、摩崖仏探索 2021/12/02 3人 |
ヤマレコ地図にリンク ヤマレコ記事 距離 約13㎞ 時間 約7時間30分 |
フキガッポ 一体山から南下する山脈は、水間峠(みま)、フキガッポ、桧峠、一台峠を越えてやがて西に曲がり天理市境を西走して塔の峰(666メ-トル)を過ぎ大和高原最高峰国見岳680mに至る・・・ フキガッポは(吹合峰)は旧東山村の呼称で、田原ではダス原峰と呼ぶ。 とにかく奇名の山である。と大和青垣の山々、奈良山岳会編で紹介されている。 以前から気に成っていたフキガッポ、山の奇名から行く気になれるが、山頂はその気なら5分もかからない小さなピークだ 大和青垣の山々に載る吹合峰(フキガッポ)は旧東山村(水間地区)の呼び名で、西側の田原はダス原峰と呼ぶと有る 典型的な方向が違えば山名が変わる山頂だ 大和青垣の山々とWEBに載る桧峠の行者石仏と、一台峠の弥勒菩薩、摩崖仏を探索する目的で、三人三様それぞれ故障を抱えてリハビリ登山として 基本のGPSを使わない地形図とコンパスで歩く読図登山を楽しんだ |
登山口は水間トンネル手前から旧道に入り、水台林道を歩き大和高原の一部を楽しむ フキガッポまでは、高圧線の位置から現在地を特定するのが一番早い 林道入り口を行き過ごしたと慌てるショウタンに、同行のSunaoはショウタン、高圧線はまだ出ないと空を見あげる 久々の読図に汗を流すショウタンです 天王池まで、ワイワイ フキガッポには林道からテレビ塔階段を登ればいいのに、傾斜の緩い谷から入ろうと入ったが、尾根は猛烈な矢竹のブッシュ 躊躇なくブッシュに入る鈴女の後に続く、鈴女手ごわし フェンスに突き当り鉄塔側に有るはずとウロウロすれば、Sunaoはショウタンこちらと山頂から降りてきた アララ、笹の生えないコースを取ったとか とにかく、林道から直に登るのが良い 地形図には鉄塔マークは一つだが、電波塔とテレビ塔が有り、三角点はテレビ塔横だ 林道まで直ぐだ 下の電波塔は林道から見える 三角点 点名は桧峠 標高674.63、 |
山頂の三角点名は次の目標地の桧峠から取ったようで、点名は桧峠だ 田原地区と東山村の両村に気を使った陸軍測量班だったのかな?? 一台峠は、旧伊勢街道の一部だそうで、50年ほど前まで要所に奈良、伊勢と書かれた石柱が有ったとか 日本庭園が流行た時にそれが消えたと、熊野古道や高野山参詣道で聞いた ここも同じのようだ 林道は上を通り、一台峠の伊勢街道は掘割の状態で下をくぐる ひのき橋の表示 旧一台峠に電柱から下り、行者石仏が有るというWEBからそれを探した 右と左に分かれショウタンなどは100m先まで探したが無い 行者様は引っ越したのだろうかというショウタンに、マタマタSunaoが在ったとさがした WEB文章からは探せない位置だった 地形図拡大 |
有った有ったと石仏場所に目印を打ち、次は四等点、小西を探す 林道から直に上がればいいものを、地図から小さなピークを越えようと、破線道を探す これは、どうやら読図を間違って波線を外してしまったが、途中で破線道に出た 二度も猛烈ブッシュは避けようと熊笹の中を歩いた 点は簡単に見つかった 林道への下りも最短ではなく、打たれたテープをも無視して、ここに降りると言ったもの勝ち、オヨよ 地図を眺めるショウタンだ 林道に下れば、前から男性二人が来た 手に鎌、驚く三人に、もっと驚く男性 話せば猟期で天王池を見に来たというハンターだったが、なんと遠くの福住町の方だった 林道は古いのか舗装はされているが、交通標識の古い事、長らく見た事が無いものだ 警笛鳴らせは高野山の登りに一つあるというが、トラック禁止は見た事が無い 少し外れて陽だまりで昼食を楽しむ |
次は林道長台線に入る アレ、と立ち止まるほど水台線入り口と似ていた 新、一台峠 一台峠は埋められる形で林道が通っている 旧一台峠は埋められたのか場所違いか、詳しくは知らないが、そこに摩崖仏の弥勒菩薩像があるとか 林道下は不法投棄で下れず、少し離れて旧道に下る 下った所は良いが、何処か何処かと山肌を見ながら下るが 何処が道やら雨列やら小さな溝か沢、熊笹で倒木でアララ分からない 目を凝らせば、倒木に隠れて笹が生えた棚に弥勒様がおられた 長らくおとづれる方も無かったのだろう、棚は木が落ち笹が生え葉が積もりその様子から想像がつく とにかくお掃除をして、真言を唱えた 目的は終わったが、復路は何処を下るかと相談して、そのまま仙ノ川町に下る これが猛烈ブッシュで、熊笹は顔が出る程度の高さ、笹を漕いで拝み分けする 倒木に、溝 沢、段々な棚田、田は柔らかく踏み込めない ここだろうで目視で下る 道幅を示す杭が出て、ここだろう なんて各々歩く 田の跡だろう 半分ほど埋もれた田植え機に、壊れた小屋、電柱などが倒れていたところから、倒れていたのは民家跡かも 何とかつき切り、黒実線道がでた 廃道じゃんと、黒実線は無いと地理院に怒る鈴、顔は笑っているが ( ´艸`) |
車道に出て国道に出る バス停はコミュニティーバスは有るが路線バスは日に三本とか、バス登山無理かも 健脚者は、針テラスから奈良の 萩ケ丘町バス停 まで歩かれる方もいる コースは殆ど舗装路で、これからも舗装路、別所町 水間と長い舗装路歩きだ 国道横に摩崖仏の地蔵様、養鶏所の匂いがプンプン 日笠の道標から別所までのダラダラ歩きは一番しんどい 別所に入れば奈良の田舎が美しい |
私たちに話しかけて下さる水間の方、 昔は石柱も多くあり、水間←⇒伊勢や奈良の石柱が多くあったが、50年ほど前に急に消えたとか 石積みの家の上は城跡とか、天王池は谷間の田を潤したとか、釣は天王池でとか 奥様は庭の柿を取ってくださり、奈良の田舎の心豊かさを知った 八幡神社は美しいが、彼方此方に有る写真の道標?? 防火水槽から小学校や民家までの放水ホースの数を表していると知る鈴女 物知りだ。ソウタンは納得 後少し、柿に気を取られるショウタンに、Sunaoはにこりと、私はあの笹の生垣と笑う 今日のコースの笹ブッシュを思い出したのだろう 車道を歩いていると、話しかけられれば 仏様回りかと聞く、イヤイヤ、フキガッポから桧峠の行者像と一台峠の摩崖仏を見て回ったと言えば、フキガッポも地蔵像も摩崖仏も知る アノ△ポールの向こうに足痛地蔵が有ると教えてくれる レリーフの地蔵様、足が治りますようにと手を和せば、ヨシヨシと返答してくださった (;^_^A 久々のハイキング、久々のSunaoのお誘いで、山は楽しかった |
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