熊野街道と熊野古道
曾根田峠と藤白坂 
2022/02/08
単独


ヤマレコ地図にリンク 

地理院地図にリンク
 山友がその山友に頼まれて熊野街道の曾根田峠手前の倒木を撤去したとか
そのコースを登ってみたくJR海南駅から熊野古道一の鳥居跡、藤白神社、曾根田峠、三角点藤白、と登り藤白峠から藤白坂を復路に取った

熊野街道と熊野古道、何方も熊野詣の道だが、海南市の案内から読み取れば


古道は熊野詣の旧道で熊野街道は近世の道と言う事に成る
歩いてみて街道は荷車が通れる幅が有るが古道は徒歩専用と言う感じだった

私は熊野街道の道横で生まれ、玄関を開ければ熊野街道だったが、もうその時は完全な車道と言う感じだった

海南駅前から歩き始めた。
コインパーキングが250円と安いと聞き電車でオミクロンのリスクを思えばメチャ安い
電車の高架下を歩けば、一の鳥居に出る
  

一の鳥居は
 

熊野一の鳥居の案内にも熊野古道と熊野街道の違いが書かれている
小栗街道は子供のころ紙芝居や法話など良く聞かされたが街道名に成っていたとは知らなかった

その先の祓戸王子社跡に行ってみた
  

やたらと石仏が多く100体は越すだろう
案内には熊野に入る垢離取場的意味で心と体を清める意味の王子社だったとか
 

引き返し熊野古道と街道が重なる街中を歩けば鈴木屋敷が修復工事中だった
鈴木氏の発祥の家です
 

此処にも熊野古道は小栗街道の事が書かれていた
 
 
藤白神社に参詣して巨大な楠木に驚き、熊野の熊と楠の字を当てた名前が良いと書かれていた
代表には、南方熊楠の事が書かれていた

私の祖父は楠次郎だが大酒飲みでした孫迄遺伝です( ´艸`)

上の写真の最後の日本兵、小野田 寛郎 の写真が飾られていた

駐車場横のトイレ横から熊野街道、曾根田峠の道に取りつく
  

高速ガード手前に曾根田峠は通行が危険と有るが、山友は危険は無いと言う
ガードをくぐり、地図を片手に曾根田峠に向かう
国土地理院地形図、黄色線が街道です
少し拡大して持っている
最初は舗装路で、農道風になり登れば、アララ道が無くなる
ウロウロと探すが無い
20m?引き返せば山に土道が登り木にメチャ古いテープが一巻き巻いていた
  

登れば石積みで古い街道らしい雰囲気、海南市の町が綺麗だ
小さなゲートを開け登る。テープなどないが道通り登ればよい

土砂崩落の山抜け地点が出た
ここが危険の事だろう

  

見れば倒木が切られている
道は消えたがこの下だろうと切り取られた通り行けば、アラ 道が無い
(゚д゚)(。_。)ウン
間違ったのかと引き返すが、尾根かもと地図を広げるが尾根ではない
高圧線下に道が書かれている
倒木で道がふさがっていると解釈して、切り取られた通歩き、小さな小岩の尾根を30m程度登れば道が出た ┐(´д`)┌ヤレヤレ

跡は道なりにルンルン
  

曾根田峠には車道で藤白峠に案内が有る
車道で行くかと思ったが、小さなテープに三角点に10分と書かれている
これは行かなくては
  

尾根に出た
テープも有るが道跡は薄く倒木も出る
地図で見れば尾根上にある。一寸見てコンパスは合わさずルンルンのはずが、アララ 間違った
小さな小池で位置を知り三角点にたどり着いた
 三等三角点 藤白 336.5m

その先から小岩が出る尾根
ルートにマークは有るが、尾根芯を通そうと行くが、畑跡で金網などが出た
ここはテープ通りがベターだった

  
これが尾根なんて所もありあまりお勧めできない
と行けば、舗装路に成り、廃農園のミカンがたわわに実り、鳥がついばむ
人もついばみ、農園横でご飯を食べた

ここで良く地図を見ればいいが、直進してとんでもないコースに成った

車道はすぐそこだとブッシュを漕いだ

車道に出た
 
鯉のエサ代協力金の立札、また生き血で助かるかもと100円のご寄付
 ( ´艸`) 

藤白塔下王子跡 、地蔵堂の地蔵様を見ると、地蔵様は大きな事 見事な石仏だ
毎日、地蔵様にお参りして、孫の願いが叶う事を祈るつれ合い、私も手を合わせた
帰れば、孫ちゃんが思う所に就職が決まったと喜ぶカアチャン、地蔵様有難う
  

トイレ横から、御所の芝で見晴らしを見て、その上の地蔵山のピークを踏んでみた
御所の芝は、海南市から和歌浦湾、和歌浦、加太、淡路島、紀淡海峡と見晴らしは最高です

少し藤白坂の入り口案内は見えにくい
古道だが千年の小道は良く踏まれ、岩階段もつるつる
藤白坂の丁石は地蔵様ですが新しい物らしい。古いものは幾つかを残し無くなったとか
  

途中に初代紀州藩主、徳川頼宣が作らせた硯石が有るが、世界遺産整備で埋もれていた物を掘り出したとか
少しオーバーユースで古道感は薄い
花を取らないでと書かれた看板は古道感を無くす
別の書き方は無いのかな
花の名を書き記すとか
で舗装路に出た
 

丁石地蔵の一丁地蔵は最初の物らしい
 

その横に悲劇の王子 有間皇子の史跡が有る
娘が有間皇子のファンでよく話を聞いた
 

家に有れば笥に盛る言いを 草枕旅に有れば椎の葉に盛る
19歳の有間皇子の歌
藤白神社に戻り、巨木の楠を眺め 往路を忠実に帰った

熊野古道と街道
又時間が有ればもっと歩いてみたい
古の道は歩けば楽しいが、舗装が多い、私の足には痛みが出るのが問題だ
 
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