黒沢山と生石山
2022/04/02
二人 


ヤマレコ地図にリンク 
黒沢山には幾つかの古い生活道の跡がある
今回、地理院地図に家マークが載る波線ルートをメーンに取付いた
同行はK氏、地図も読めるし理解も早いバリエーションの好きな仲間だ

生石山登山者駐車場から、小川の宮前に掛かる宮前橋から梅本川左岸を下る
  

名寄松登山道は生石山の人気登山道で、里人も詳しい
ここから梅本川を下るのを里人が見つけると、生石山には道が違うと言うだろう
下れば
梅本川の支流が有り、そこから東向きや西福井谷などと呼ばれる谷に入る
少し前まで数軒がお住まいのようでした
今回のコースの最上部に一軒の家マークが地形図に載る
そこから、福井の尾根を黒沢山に向かう
  

道横の広場に墓が有り、そこから山に向かう
橋を渡り直ぐに植林内の道を登ってゆく
もう歩かれる方も少なそうだが、道の整備が有れば軽四トラックなら登れるくらいの広さだ

途中に分岐も有るが地形図から目標の家マークを目指す
モウソウ竹が勢いを増す付近から、少し倒竹が出る
山肌が緩やかになり、尾根からも行けそうだと尾根に目をやれば、墓が見えた
しかもその墓はお彼岸にお参りの跡が有り、山中にと目の方向を変えると、民家が出た
民家は、もう廃屋だが、豪農を思わせる大きな家だ
付近を見れば、広い耕作地に立派な家、今回取付いた道は街道風な道だったのだろう
  
家の前に道が有るが、倒竹で通れない
家の裏を高巻けば、道が出たし下には大きな蔵が立つ立派な家だ
少し登れば道が分岐する
この鞍部に道が続くと尾根の鞍部にコンパスを取り尾根を目指す
生活臭が漂う遺物が道横に落ちる。地図を見れば他にも家跡が載る
 
マタマタこの付近を探索してみたいし、尾根向こうの道の行方も気に成る所だ

尾根に出るとやはり道が尾根を越えて下ってゆく


尾根にも道が有り測量もある
できうる限り測量道を歩くが一部は道跡は不明だ
308mピークで小休憩だ
尾根は、福井峠から黒沢山や名寄松に歩かれる方が増えているようだ

尾根を登ると、以前から気に成る倒木帯が有る
この倒木を処理しようと、約半時間以上の作業だ
   

蛇紋岩帯の黒沢山は木は大きく育たない
古い尾根道も良く踏まれ歩き良いが、やはり急傾斜も多くフー、体力はない
  

先に急傾斜のピークが見える
アレは何処だろうと思いながら通ってしまう
K氏に話せば、ショウタン、細い尾根の急傾斜だ、ピークのように見えるがアレは尾根の肩だろう。なるほど地形図はそれを示す
読図がまだまだ甘いショウタンだ

510mピーク下に出る
ここで道は分岐するが道跡は薄く立派な道標も有るが、植林に隠れ見えにくい
またの機会に整備がいるだろうとK氏、好きだねー
510mの裾を巻く、510mピークは黒沢山の最高所で、三角点位置よりわずかに高い
黒沢山の最高所なのだ

ゴルフ場横から広場、山頂へと登る
足元に一輪のリンドウが可愛い。
多くの花は知らないが、リンドウは好きな花の一つだ。
近年数は減らしたが黒沢山界隈はリンドウが多くあった
又の復活が無いものかと期待する私だ

  

 山頂の三等三角点、黒沢山 509.3m、


引き返し南広場で見晴らしながら昼食だが、今日はカップラーメンの軽食だ、力が無いうえに更に力が出ない (;^ω^)

沼池に向かう
沼池は和歌山県唯一の自然池で、県立公園です
貴重な水生昆虫や昆虫、自然に生えたカキツバタが有名で、開花時には花好きたちがおとづれるが、
私の見る目では花の勢いがなくなってきたように感じる 
又、途中に本柘植の木が多くあり、その実を主食にする昆虫もある
大切な自然公園です
 

道跡を名寄松に向かう
コースは道を追うコースと尾根越えに分かれるが、本当の古道は通られる方は無くなって廃道だ
杣道か尾根越えが主流だ
私たちは杣道で尾根を巻く
尾根への出会いから、山は七夕様の飾りよりマークが多い

  

なるほど間違いそうなところは更にすごい
へそ曲がり二人は、此方が行きよいとマークを避けるが、尾根は何所も同じだ
名寄松に出て、古道から登山口に出る
  

名寄松には図根三角点が有る。これは平面地図の作成に利用されるとか
  

名寄松からは整備が有る生石山登山道だ
ルンルンとの歩くが、登り一辺倒のコース、途中少し地蔵様が有る所まで下るが、もう体力がない私だ
地蔵様で小休止だ

林道に成ったコースを登る
別荘地に下る峠から植林内に入るが、道標は見えにくい
ここから、緩やかに登ってゆくが、何故かいつも愚痴るのがこの付近だ
1km程度の登りだ。道標に従えばよいが、作業道が分かれ間違えれば大きく回り道だ
  

車道に突き上げれば、生石高原西端に出る
 

コース的には、一等三角点が乗る山頂を越え、生石神社から(しょうせき神社) から旧札立峠、と下るのが下りにやさしいコースだが
もう限界の足で、一番傾斜の有る中央登山道を下った

おいしの家前で十分に休憩したつもりだが、階段、ゴロ石の道の舗装路車道と私の足に条件は悪い
途中で反省するが ( ;∀;)
  
黒沢山を見る⇧

途中の見どころ、白樫の巨木や栢の巨木、弘法の押し上げ岩、ユックリと見もしないで下るが、時間切れだ

  

水場は有るが、飲めないとか

弘法の押し上げ岩
車道に出るが、もう日は落ち薄暗い車道を下ってゆく
去年の術後の足、1年たってヤット15kmの距離を歩けたが、元に回復するのか
もう少しの努力をしなくては
遅い歩行に私以上に疲れただろうK氏に感謝しながら家路についた
   
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