高野山の楊柳山 2022/05/10 単独 |
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午前中に所用を済ませ高野山に走った。 連休は明けても、奥の院付近は参詣者や観光客が多く出来れば避けたい 目的は、高野山奥の院裏付近の湿地帯に咲く花の開花状態を見たかった 少し山も楽しみたいと、楊柳観音菩薩を祀る高野三山の最高峰、楊柳山も入れてみた 楊柳山の最高所にある三角点、点名楊柳山はかつらぎ町に位置する事は余り知られていない 高野町で最高峰は一等三角点が乗る陣ケ峰の1106.2mの陣ケ峰です 思ったより気温は低く爽やかだ。 |
高野町役場前から鶯谷に向かい、天軸山裾野から三本杉に向かう https://goo.gl/maps/5zav8vZnzK2UcjwT9 急に道が細く成る所から、一般車は聖域に付き立ち入り禁止です 私は、その手前に路駐だが、三本杉には何台か車が入っていた 三本杉に歩けば、直ぐにゲンジの森入り口が出る。秋には紅葉が綺麗な公園だ 道沿いにはムロウテンナンショウが迎えてくれた 今日の目的は、クリンソウの開花状況を見る事だが、車道脇にクリンソウが芽を出し花を咲かせていた 少し開花には早かったようだが、楊柳山へ登ろうと三本杉のゲートを越えると、三本杉の裏に、開花が進んだクリンソウ群落が見えた 九輪の内一段程度が開花した状態だが美しい 花を写していると、その存在を知ってか知らずか、通り過ぎようとするお二人、に声をかけた 毎年、花を楽しむご夫婦とか、私の予定する最短コースで楊柳山に登るではなく、トロッコ道に成っていた、黒河峠直登で登るとか 気が変わり、久々にコースを変えてみた 毎年花の楽しみにも有るが、沢沿いのこのコースが好きだと言う 気が付けば、フタリシズカや、クリンソウの苗が多く見られたが、開花は少し早かった 注意 この看板から入る↑ 黒河道が世界遺産登録前ごろは、大又から色々とコースを探り、この沢沿いを良く下ったが、登るのは久々だ なるほど、自然が残る良いコースだと改めて思だす 古い双体仏の地蔵様や五輪石などが残っている高野山の参詣道の一つだったのだろう 木が切れば売れた時代に木を伐り出したトロッコ跡が今も鮮明に残る 高野山内のトロッコ跡やそのトンネル跡の探索も面白いものだ 緩やかに女人道に登ればそこは黒河峠の祠前だ 祠前から楊柳山を目指す 楊柳山は高野三山の最高峰では有るが、高野町の最高峰は陣ヶ峯の一等三角点位置だ 山名は載らないが1048mピークなどもある。 此処で昼食も良いが、ラクウショウの湿地帯で食べようと、最短で下る事にした 楊柳山から子継ぎ峠に向かい、下り切った所の道標にしたがって谷に下る 道標35番 下り始めは熊笹がかぶるが、道は良く踏まれ状態は良い 今一マイナーだが、登山者は有る 下りこめば林道風になるが、古くは楊柳観音参詣道の一つだろう 下り切った 少し荒れた道だが、目的の花も咲き始め、人の手が加わらない花々は美しい 下れば公園が有り、この緑がたまらない 下れば、三本杉に出る 和歌山県の山域管理調査の方がいた 動物、植物、全域の調査と管理が目的とか 偶然か、この記事を書き終わる明日、大和葛城山に登る 此処のボランティア活動の方が、他のラン科の花を調査員さんに尋ねられていた 明日は、ツツジが満開だろうが、ギフチョウも見たいななどと話した |
一本杉方向に向かう途中で林道に入る 逆周りだが、分かりにくい時は、一本杉の下から子継ぎ峠に向かえばよい ラクウショウの森が、湿地帯の中にある 私は逆回りだ 目的の花は開花が進んでいたが、満開ではないだろうが、今日の中では一番きれいだった この時期は道が不明瞭に成りやすい。余り奥地に入らないほうが賢明だろう 緑と花と沢の音を聞きながら、自前弁当を倒木に座りいただいた。 向こうで、子継ぎ峠までご一緒できた方が写真を撮っている 和歌山の登山会の方だ |
一本杉下に出て車に帰る 他にも花は有るが、1mの標高差でも開花の時間が違うと言う自然、花のセンサーは凄いのだろう 道の草花を見ながら車に向かうが、天軸山の階段が補修されていた 階段嫌いな私です クリンソウとラクウショウの気根、ツクバネウツギ 一本杉と天軸山登山口 |
時間も十分にある 円通寺前の花々も状態を見たかった 円通寺は高野山の修行の寺、今も一般者の参詣はゆるされない ヒッソリとたたずむ 御門前に、クリンソウの群生地が有る 僧たちの手で整備され美しいが、残念ながら開花はすくなかった 取付き道の下の川沿いに開花が進んでいた |
花は特別珍しいものではないが、見ればほしくなるのか、悲しく花が折られたものもある 高野山のお花の一つ、クリンソウ、仏様のお花に悪戯は困ります |
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