天野から六本杉、小都知ノ峰、古峠、上古沢駅、紀伊細川駅、矢立、町石道周回
2022/07/28
単独 

ヤマレコ地図埋め込み
 
 オミクロンの中、三密を避け安全で整備の良い近畿自然歩道と町石道を歩いた
世界遺産の丹生都比売神社の有る、かつらぎ町天野の里から、古峠を下り、上古沢駅に近畿自然歩道で下り、
電車で体を冷やし紀伊細川駅に一駅の乗車、紀伊細川駅から町石道、60町石の有る矢立に登り町石道で、天野に帰る周回を歩いた
気温は低いが、湿気が多いのか汗は出るし、虫がブンブンだった


世界遺産の丹生都比売神社の第二駐車場に車をデポして、六本杉峠に向かう途中にある
貧女のお照の一灯の墓地に廻った
  

お照は養父母に育てられたが養父母が亡くなり、高野山に燈明を備えるために、女の宝の髪を売り奥の院に燈明を備えて弔った
後に現在の墓地に庵を結んで一生を過ごした所とある
機会が有ればこの地に来れば、おとづれる場所の一つだ

引き返さず尾根通しで六本杉に出る道に出た。雑木は多くなく隙間で尾根を少し登れば道にでる
  
六本杉から尾根通しで小都知ノ峰に行くが夏はふさわしくないと、町石道から最短で小都知ノ峰に登った
山頂には二等三角点、点名大筒ヶ峰が有る

埋もれていたのを掘り起こした記憶が新しい
山名板も多いが、点名を記したものが有った
尾根を通して町石道に下り古峠から近畿自然歩道を上古沢駅を目指す

 

古峠から上古沢迄道標はバッチリで道も良い
ただ、コンクリート部分は滑り注意の個所が有った
 

古道は生活道だったのか地蔵が出たり、途中の段々畑跡の耕作地は稲作の田だったようだ
何処かの谷に水量の多い谷が有ったのだろうが、地形図を拡大すれば上部にため池が有った
  

R370の車道まで下り上古沢駅に登り返す急坂は、今日の最高傾斜だった
  

上古沢駅は無人で電車も閑散時は一時間に一本の普通電車が止まる駅だ
待ち時間は30分も有った。駅舎で食事をしたが人は来るはずがない
乗車は日に何人レベルだろう

電車に乗っても私の乗車車両には乗客は4人の内、乗り鉄の子供が一人だ
最前部で動画を写していた

鉄道では珍しいとされる トレッスル橋上を通るが上部からはそれは分からない
その話をすると子供はメチャ喜んで私を動画に写していた

紀伊細川駅で下車をして、矢立に向かう
ここからの案内もバッチリです

  

紀伊細川駅は車が登れるし行きちがいのできる駅で駅員さんがいた
話すことも無く急傾斜道を下る
レトロな南海電鉄の変電所前を通り矢立に登る
並行してトロッコ道も有るが少し距離が出るため車道を登った
途中で雷鳴と共に夕立がふった。
道横の木陰で雨を避け一休みだ
住民に聞けば町石道以外に生活道も有ったとか
その道にでも有ったのか地蔵がまとめて置かれているところが有った
   
矢立に出て一休みだ
矢立茶屋は準備中だが、期待していたアイスクリームは無い
自販機の冷たい紅茶を一気飲みして英気を養った
  
矢立の地名は、弘法大師が高野に帰るときに此処で休息をして、昔の筆箱、矢立を出して筆を執り日記を書いたとか
又、60町石上に弘法大師が砂をこねて作ったという、参詣道の麻生津(おうづ)道 第六番地蔵の砂捏地蔵がお堂と共に有る

町石道は状態も良い

矢立は60町石で、一丁毎の町石をを数えながら歩けば足は軽い
 
途中に三里石と二里石が有る
見つければこれも楽しい
 三里石と二里石
山から下山道だ。
下り道と思うのは間違いで、矢立から二つ鳥居までは登りが多い

途中に笠木峠が有り、神田地蔵堂や神田の景色は良い
地蔵堂前にはブルーベリーが植えられ一掴みパクリ (;^_^A
又、神田に下る道にトイレが有るとか

  

休憩所なども有る

誰とも出会わない町石道、一人の足跡が登っていた
予定よりやや時間が遅れている
 
途中の白蛇伝説の案内も早読みで済ますが、旅人や参詣者を楽しませる伝説を生んで行ったのだろう

過去は町石道を楽しまず横の尾根を歩いた
通しで歩くのは初めてかも記憶はない
この先が二つ鳥居かもと、足を速めるが何せ歩きは遅い

 

二つ鳥居の東屋でひと休み

古峠から丹生都比売神社に下る道が有る
測量はされているが、道は細く良く滑る所が有った
最後は草が膝を超えた
  
注意深く下れば、神社横の石塔婆軍に出る



コミュニティバスも最終便が下り、私の車がポツリと残っていた
  

いつもに無い17kmの距離と1000mのアップダウンは足の回復基調か
疲れはしたが、痛みなどは無い
キットコロナが収まるころには足も絶好調になっているかな ( ´艸`) 
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