葛城経塚23,24,25
大和葛城山から岩橋山、平石峠、高貴寺

2023/03/24
炉端山友会にて 
 
炉端山友会の葛城経塚28宿周りに参加しました
24番と25番は経験が有りましたが23番は初めてです

23番(妙法蓮華経薬王菩薩本事品第二十三経塚)
元々葛城山(篠峰山)の中腹に有ったそうですが山流れによって
現在地に流され現在地を経塚としたと言う事を今日のリーダーは話された

同じ徒歩で六地蔵石に行きましたが、六地蔵石も中腹から流されてきた巨石に六地蔵を彫ったと言う
六地蔵は六道輪廻への迷いを防ぐ菩薩だそうです。この六地蔵も経塚23番としているともいう
ここ最近奈良県の北部に多い摩崖仏を見る登山にはまっている私にとってこんな所ににもの感じだった
場所はグーグルにリンクしています
 経塚23番と地蔵石を見て、車で大和葛城山の有料駐車場に移動して櫛羅の滝から天神の森を目指す
私の持つエアリアマップには深谷道と有りますが、少し古い地図にはコース名は無くコースも年代によって変わっているようだ
金剛山系の大和葛城から二上山までは余り知らない私です
コースは思っていたより急で階段が多くオバーユースの感が有り道は状態が良いとは言えないが登るに楽しい
 
ロープウエイの横道から登りゲートを開けて登る
道は解りよく最初に出た滝が櫛羅の滝と思ったが違うと聞き、二つ目に出た滝が櫛羅の滝と聞いた
道は相当オーバーユースで、古い道程掘れ込んで雨裂の感じがする
尾根に逃げたり掘れた道の階段とどんどん登る

途中で遅足の私は休憩を無くして先に登ると急いだが、途中ので古いエアリアマップに載る破線道に入ってしまった

左竜王宮の石表に沿ってしまったようで、この先右手階段が主道で階段を登り切れば天神の森下に着く

天神の森には葛城天神社が有り、役小角像の祠や不動明王とか神社がある
詳しい説明が有るJPGで載せておきます
 

大和葛城山山頂に登り山頂で昼食タイムだ
360度のパノラマだ
山頂三角点はど真ん中に有るが三角点表示杭が少し離れた場所にある
  

点の記を見れば、点石表示の杭は地理院が気を利かせたのか、登山者が多い山ゆえに点石から7.2mも離れた位置にした様だ
写真のように点石はヨゴレて私から見れば痛々しい

等級種別 二等三角点
点名 篠峰山(しのみねやま)
標高 958.55m 
北緯34°27′22″.1653 東経 135°40′56″.3406
選点日明治34年6月14日
所在地、大阪府南河内郡千早赤阪村大字水分字篠峰山1284-2

所在地の字名から想像すれば古くは篠峰山と呼ばれていたのだろう
天狗谷の少し登った所に篠峰山の道標が出来ていた事が記憶に残る

食事はユックリだ
岩橋山に向かう
記憶では階段が多く足に合わなかった
記憶通り階段が多く、エアリアマップを見なければ各分岐に有る道標の意味は分からない
途中にトイレが有った
  

登山者は多いが、階段以外は道の痛みは少ない
  

岩橋山手前の鞍部から山頂への階段は先が見えない
  

休憩を地締めて先に登らせていただいたが、山頂に着いたのはどん尻だ

岩橋山山頂
 

山頂の道のど真ん中に三等三角点がある
面白い事にここの三角点名は葛城山1と言う。点の記を調べれば葛城山で1は無い

北緯 34°29′35″.9888
東経 135°40′45″.2840
標高(m) 658.60
所在地 大阪府南河内郡河南町大字平石936-1
選点 明治36年5月15日

点名の面白い所は、通常の近くの葛城山と言えば大和葛城だろうが大和葛城は篠峰山の所在地名を取っている
一等三角点の有る和泉葛城は葛城山の名でここは葛城山の山頂を外れている
マア和泉葛城の一等三角点が出来て17年半後に出来た岩橋山の点名が葛城山1としたのは面白い
たぶん記載ミスだろうが、葛城山1の点の記記載は葛城山と成っている
昭和20年からの四等三角点も伝統か、山頂の山名を付けていないことが多い
点名イコール山名では無いが岩橋山に葛城山の名が付けられたことは面白い
案外明治36年には岩橋山が葛城山の通称が有ったのかも

山頂で小休憩だ

岩橋山の西斜面に立石原と呼ばれる巨石群があり、胎内くぐりや久米の岩橋、鋒立石、鍋釜石等がある
また、この付近に古墳群が有ることを炉端山友会の山仲間から聞き及んでいる
 
岩橋山から北に下りこめば平石峠だ
ここも階段が多く下る

途中に四等三角点が有るが、点の記の公開は無い
万才山はまるで山の斜面の道横に有り山の山頂からも遠い
何故、万才山かは三角点好きにはミステリーだ

万才山 データーは公開されていません
 

下り切れば平石峠だ
西に平石の集落側に30mも下れば南山腹10m程度上に役の行者像と不動明王石仏が祀られている
ここが24番経塚です
第四経塚平石峠妙音菩薩品です
石仏は新しく感じる


峠を下って高貴寺に向かう
道は古い街道の雰囲気が有る
下り切れば巨石に金剛生駒国定公園と書れている


その前の道を高貴寺に向かう
高貴寺は写真は禁止とは書いていないが、写真を撮るなら一句を作れと有り、住職は写真は御嫌いなのか

鐘楼の門が有る所から奥は写真は無い

 

デポした車で登山口まで送っていただいた

25番経塚は 高貴寺香華畑観世音菩薩普門品です
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