小都知の峰(神武山)と愛宕山周回
2023/04/13
単独



世界遺産、高野参詣道、町石道に有る丹生津比売神社の里、かつらぎ町天野の外周山を廻った
天野は高地の小さな盆地で寒暖の差が大きく野菜は特別に美味しく育つところだ
朝から所用を済ませば登山開始は遅くなる。京奈和道利用で我が家からジャスト1時間の地に有る天野は時々尋ねる
何度かよく似たコースで外周山を廻った。丹生津比売が降臨したと言う小都知の峰の尾根は年々踏み跡は濃くなるが
北西側の愛宕山の尾根は昔より倒木が増えたような気がした。里人が言った東愛宕山の位置は里人も分からなくなった
歩いてみてP681m位置がその様な気がした。山林作業者が花木を添えたようなコップが置かれていた
(写真に写っていない😢)


 
丹生津比売神社第二駐車場からスタートだが時間は遅い9時50分、出来れば星山まで行きたかった
二つ鳥居まで世界遺産道で行こうと向かうが途中に中の沢明神の道標に引かれ、行ってみようと中の沢明神に向かう

  

詳しい事は分からないが、天野は山野草の種類も多いとか、私にわかる山野草は数は少ないが、オドリコソウは綺麗に感じる
道標なりに中ノ沢明神に向かった
鬱蒼とした谷に綺麗に祀られた祠が出た
 

説明板には
天野にはこのような湿地に丹生明神、狩場明神を祀る場所が三カ所あります
三沢の真ん中に有ることから、中ノ沢と呼ばれたのでしょう
この付近は、鎌倉時代より家が多く建ち、神社に近い関係から共僧や宮共などが住み、それらの人々によってこの宮が維持された
事を中ノ沢文書として保存されています
と説明が有る 

引き返さないショウタンは、横に測量されたヒラヒラテープを見て、二つ鳥居付近まで道が有るのかもと道跡に入った
直ぐにテープだけの道に成り、急傾斜の谷で道は終わったが、一本のヒラヒラテープが、右手上の尾根に有る黒実線道に続く道が有ったのだろうと
傾斜の斜面を登り黒実線に出た
  

黒実線の道だがその様子は踏み跡も無い程度
登れば二つ鳥居の道に出るとわかるが、取水パイプが見えたので、水源迄行ってみる事にした

水源跡は残るが道はそこで消える
地図から直ぐ上が二つ鳥居道だと分かる
適当に登りよいルートで登った
忘れたかのように測量テープが舞う
道跡か
と、世界遺産道に出た
  

金剛童子杖の跡の案内の前だった
世界遺産道を二つ鳥居迄登った
二つ鳥居横に出る
三差路だ

町石、忘れられたような石の道標、二つ鳥居に、休憩所の四阿、道にはハングルの案内が道の上に置かれていた

   

  天野の里は美しい

鳥居正面から尾根に入る
うっすらと踏み跡が有る
町石道の真上だ
直ぐに谷に下ればそこは古峠に出た
古峠は下小沢、上古沢への分岐だ
町石は124町だ
そのまま尾根に入る
 

緩やかだが距離は長い
今一体調がオカシイが歩けば治ると一汗流す
神武山と呼ばれていた時代の小都知の峰、二等三角点は大筒ヶ峰の点名だ
時代と共に山名が変わって行ったのだろうが、ここに丹生津比売が降臨したのだろう (^^;) そんな謂れの地だ
小さな祠跡が有る
  

付近にタカノツメの木が有った
新芽を少し頂いてみた
この時期は、コシアブラや、タラ、リョウブ、タカノツメ、山椒、の新芽が美味しい時期でもある

一休みでおむすびをホウバリ、少し休憩だ


六本杉に尾根から向かう
  

六本杉の町石は大きく道から外れている
変則四差路の六本杉は、慈尊院方向と高野山への町石道、三谷坂への笠峠方面、と天野の丹生津比売神社方面に別れる

  

六本杉から右端写真の右手道を行く
踏み跡は少し薄いが笠峠や三谷坂に出る道だ
  
 
笠峠は車道です
車道を横切り次の道標から尾根に入ってゆきます
踏み跡はバッチリでしたが、それは四等三角点、三谷峠までの事でした
三角点を尋ねる方は案外多いのかも
私には急傾斜、息を切らせば倒木を超えてひと登りで三角点が出た

  

三角点からは踏み跡はごく薄い
地形図に破線が書かれている
その測量テープが有ったりプラ杭が有る。適当に登ったが傾斜は厳しい
 

尾根分岐には目立つテープが巻かれていた
方向はコンパスで確認した。

小さな倒木が邪魔をするが、特別歩きにくいことは無い
私の足は人工関節で動きが悪い。事故らないことはユックリと歩くことだ

里人にもう一つの愛宕山が有ると聞いていた
それが681mの測量点かもと登ってみた
測量杭が何本か打たれた前に、酒コップが倒れないように置かれていた
ここを言ったのかもと写真を写したが、アラ、コップは写っていない 😿

少し引き返し歩きにくい倒木を超えて尾根に入る
慎重にあるいた

 

林道に飛び出した
後は愛宕山まではルンルン林道で轍も濃く残っていた

愛宕山は丸いピークで愛宕神社と祠跡が有る広場のピークだ
一休みして、饅頭をホウバルが、ワラビがニョキニョキ、ワラビを頂いた
  

後は車道風の林道を下り車道に出る
途中にニョキニョキと出ていれば、ワラビを頂きながら下る

車道出会いから後半周すれば星山まで行けるが、何やら気力がなえた
そのまま天野の里に下った
   

途中の祠に地蔵様が祀られている
その横に古い道が有ったが、里を猪から守る電気柵が有るだろうとみて、車道を下る
読みは当たったが、舗装路歩きは苦手な私だ

下天野の真上に愛宕山がある
愛宕山から直接下天野に下る尾根道が合ったようだが、ヤハリ電柵を考え下るのをやめた
車道を通っても車などめったに来ない田の中の道、黄砂予報も有ったが、盆地ではそれを感じなかつた

正面に、小都知ヶ(ノ)峰が見えだした
高野山へ登れなかった女人、主人の墓参で住みついた人々、それを祀った家族、長い1300年を越える高野山の麓の村の歴史は古い
多くの遺蹟が存在する盆地は、歴史好きや、ハイカーには良い村だ
  
都知ヶ峰(神武山) 二つ鳥居  行者堂など道から写した

後少しで駐車場という地点で鬼王の墓30m、西行妻娘宝篋印塔の道標に引かれて、30mなら行ってみようと道標に従った

  

謂れを書いた看板が有る

 

付近位は山野草が満開だった
シャガの花、ピンクのオドリコソウ、ネコノメソウ、名の知らない花々
 駐車場には大型バスが止まり、車も増えていた
コロナも収まりつつある
観光の方がたが増えていた
太鼓橋を恐々わたる観光の方の歩きを見ていると自分も楽しくなる
今日も楽しく歩けた里山に感謝しながら帰路についた
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