龍門山コース
紀ノ川市黒川から権現の滝、田代峠

2023/04/17
3人



紀ノ川市の龍門山で滝と言えば権現の滝だ
コースは、北側の粉河町からは龍門山田代峠を越える古道から行くか
南側の黒川から登るか又は穂落コースから尾根越えで行くか3通りが主なルートだろう
今回は、石榴川源流部を通る破線道を探索するルート-ファインディングの目的でのコースです
時間的縛りも有り下山は3時と言う制約の中登った。何人かが上り下りされている
穂落と黒川を挟む尾根越えの道も良いが、時間的制約から見て、生活道の黒川からが確実と見た

8時に県道3号線のかつらぎ、桃山線の凸地に集合して、黒川郵便局前から黒川に向かう

郵便局横の擁護壁に穂落コースの案内が有るが、私達は指定ハイキングコースではない、古道や古い農道、岩屋権現参詣道ルートを伝う

  

同行の二人はバリエーションなコース探索が好きで、近場の山も珍しいコースを歩く女性たちだ
もちろん、それなりの知識と必ず山頂に登る事を目的としない
今回も田代峠まで距離150m程度手前で引き返すと言うが、ショウタンは少しこだわって田代峠までとした

ルートは黒川の生活道を登るが、地域は過疎化が進み廃屋も目立つ
昔ご一緒した女性は、和歌山のマチュピチュだと言った事が記憶に有るが、綺麗な山村だ
予定ルートを登る
  



途中に落葉樹の植林が出るが木は何か不明だが、私は欅ではと思った
白樺のように綺麗な木肌と淡い緑の葉は綺麗だ

コースは、神社マークの前を通る
その分岐は地形図から見てせっかく登ったが分岐で下り、神社に向かった
古い神社は鳥居と社、横に地蔵が祀られていた
この先で、地元の方と出会うが、この時は神社の名は分からない
地元の方に厳島神社と聞いた
又、学校も廃校になるような山村だが、神社の鳥居横に遊具だろうか、子供用体操の鉄棒が有った

道を進めば、梅の実の摘果作業中の男女の方に出会った
事を話せば、毎年のように5~6人に尋ねられるが、道を行っても引き返してくると言う
一度は諦めかけたが、男性は地籍調査で破線道に入った
その時にテープを多く取付けたと言う
行けなければ引きかえしますと言い、墓地が有る話や鉄塔にはブッシュだと言う話などを仕入れた

わいわい話しながら農道を?歩けば肝心の破線取付きを見のがし、石榴川で行き過ごした事に気が付く

  

鉄塔管理道の道標が有る道が取付きかもと鉄塔道に入った
ここで行動食で休憩して、道成に入るが直ぐに道が終わる
テープを付けたとの言葉から、道だろう印まで引き返し再度登りなおすが、道は消えて無い
 

昨夜の雨が滑りを増す
テープ道を進んだがここも行きどまり、GPS確認で上に道が有ると、植林内を10ⅿ程度登れば、状況を訪ねた男性が言った墓地が出た
ここで破線を掴んだと確信して登る

道に取水パイプが出た
道はごく最近まで取水道だったのだろう

  

この道も石榴川の源流部の沢で行きどまり、良く良く地図を見ればもう一段上に道が有る
引き返し、鉄塔線下まで引き返し登ればスマートだろうが、少し引き返しただけで、バリバリと登った
傾斜は有る。
途中に花芽を持つ花が有った所で上を見れば上に道が有る
  


花好きな女性は見に下ると言うが、条件が良くない 我慢我慢

道は舗装だ
前出の男性は軽トラで岩屋権現に行ったと言う話から、権現滝のルートだと確信した 
 

岩屋権現は大きな洞窟に鳥居と祠、横に階段と神秘的な雰囲気だ
権現さんに手を合わせ、権現さん前の滝に目を向けるが、どうやら権現の滝ではなさそうだ

右岸にロープが補助されている
その上に有ったような記憶からロープに沿った

雨後の水量は多い
小さな岩間を通れないショウタンはエイやと乗り越えた。
その上に権現の滝が出た
正面から写せばいいが、水量が多く苔も滑り行けない。
我慢の写真だ
 

もう一段上にも滝が有ったが、何方かはハッキリしない
谷は石が重なり滝状態になっている
全体を権現滝と言うのかもしれない

ロープに沿って思い思いに上に上に登れば道が出る
この道が古道だが地形図には載らない

  

はっきりした道は少し続く
飛び出した所から先20m程度に綺麗な顔立ちの子供を抱えたお地蔵様が出た
私のきいた話だが、黒川や龍門山南側の村民は、田代峠を越えた粉河の女学校や旧中学校に通ったとか
そんな意味から子抱の地蔵様が出来たのだろか
この田代峠越えには3つの地蔵様が祀られている
 
右岸左岸、谷分岐と方向をアラマシコンパスで定め登る
何度か渡渉したが水は多い
聞き及んだ竹藪が出た


この竹藪は巻くと聞いてはいたが、何方を巻けば良いか聞いてはおらず、地図から左手、西にある尾根に登った
もう巻いただろうと思う所では下りは傾斜が有る
巻終わっていなければ尾根に登り返す羽目になる
少し大きい目に巻いた
この付近と思う所に細い踏み跡が有った
ここだと下れば、小木を鎌で切り取った跡が出た
オッ人が歩いてる
適当にここだろうと下ってゆくと何カ所も有りこれに頼った
これが間違いで、現在地を見損ないGPSに頼った
アララ、もう一尾根越えなければ道に出ない。
超え良い所を尾根に登れば、道が出た

  

一休みでお昼タイムと言う二人に後少し、150m程度で田代峠という距離だ、田代峠に行こうと言い張った

田代峠で休憩食事だ

下山予定タイムは3時だ
少し遅れても良いとの事で、穂落コース下山も考えたが、時間読みが略読める往路に準じて下る事にした

  

往路のコース取りから本流の左岸に道が主に有ると見ていた
その様に下れば、道は外していたが時々人工物が出た
それにしても水量が多くドボンが恐い渡渉だった

気が付けば竹藪を巻き終わっていた
往路の記憶の場所で自分たちの踏み跡を確認してどんどん下る
地蔵様が出れば、まず安心だ
  

チョット写真が少ないが、地蔵様先100m?程度かな に目立つテープが巻かれている
そこに道が谷に下るマークが多く打たれていた
それが、権現の滝に降りるルートなのかもしれない
解りよい写真は無いがマークは目立つ

私達は其のまま斜面を巻くように下ってゆく
道はハッキリと有り測量の杭もある
途中の谷部分で大木が3本?ほど倒れ、潜ったり越えたりするが危険では無かった

何処に出るかは地図には載らない道だ
一度は通ったが記憶にはない

農道風の道に飛び出したが、その上に立な廃屋が有った
アルミの雨戸だ、ごく最近までお住まいだったのだろう
放棄された柿畑の上に見える

整備畑横を下ってゆく
  

後は生活道路だ
道を間違わないように下るが、直ぐに厳島神社の分岐に出た

道にタケノコ、ゴンパチ、ヤマ蕗、山野草が楽しませてくれる
次回制限も有り、帰りは急いだ
 

目的の15時に7分遅れでデポ地に帰った

納得の山行だ

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