スズランの寺正定寺と 郷山、古大野岳、拝の山、水晶山踏査 2023/05/16 二人 スズランのお寺として知られる、室生向渕の正定寺に行きスズランを鑑賞しました 三株ほど寺領内に有った日本スズランを和尚が2000株まで増やし花の時期に無料で鑑賞させてくださります 家は近くだが山行をご一緒することが無かったkuriさんとふとした縁で山歩きをしています 彼女はこれまたご近所の超高齢な方に師事して花の勉強中とか、そんな話から室生へ日本スズランを鑑賞に行きました 又、バリエーションの読図を得意とする彼女は、私の歩きに歩調も合わせられ大変嬉しい存在です スズラン鑑賞後は、かねてより室生大野より室生向渕の北尾根に有る里山の縦走踏査中の私の助っ人として歩いてくれました 里人に、郷山から水晶山まで道が有ると教えていただいた一番最初の室生歩きのコースの完結が出来ました 四度目でヤット道が分かりましたが、室生大野の方がたが村おこしで整備している古大野岳はマダマダ整備途中です スズランの監視育成、ハイキング道の整備案内にと村人に感謝しながら一日を楽しんだ コースは、正定寺-郷山-古大野岳-拝の山-水晶山-正定寺です 距離は8.4㎞、時間は休息を含んで6時間10分です 帰路に室生向渕の天然記念物、日本スズラン群生地を鑑賞しました |
下調べでは正定寺は9時から夕暮れ迄開放していると言う 少し早く着いた 正定寺の駐車場で時間待ちをしている間に、土手に生える花々を見ては花の名前を記憶する二人だが、覚えの悪い私だ アカバナユウゲンショウだそうな、何々フウロのように見える 登山靴を履き準備していれば寺からお若い女性が出てきた 訳を話しスズランの鑑賞を願い、後の山歩きの為の車の駐車を願った 今日は来られる方も少ないよろしいですと快い返事だ 只、和尚が不在で花の説明はできないと言われたが、鑑賞させていただくだけで十分だ 正面山門から入れば、寺は浄土真宗本願寺派のお寺で、我が家の宗派と一致する ありがたや、親鸞聖人の導きかなんて (#^.^#) 山門から入れば花のお寺か花々が咲く スズランは満開と言うがまだまだ続きが有りそうだ ゆっくりと時間をかけて花を楽しむ、道の土手に生えれば野草だが、お寺に生えれば仏花、駆け出しのkuriさんもまだまだ勉強中だ 雑草扱いのヒメフウロも見れば見るほどきれいでシロバナタツナミソウが彼方此方に咲き、名の知らない花々は美しい 時間をかけて鑑賞していれば、お寺の方がお帰りに成り和尚が不在なことを気にしてくださる 見せていただくだけで大満足だ お礼を言って登山開始だ |
向渕は標高はすでに400mも有り、最高所の郷山で601m だ 標高差はわずかに200m、足にやさしいコースだが、気温は高く午前中に村中を歩き、気温が高くなる頃に山中に入る反時計回りに変更した 寺前の田はすでに田植えが終わっている。 高地の作付けは早そうだ 綺麗に刈り取られた土手にミヤコグサがこれまた綺麗に咲き目を楽しませてくれる 室生大野から新しい道が工事中だ 地形図には載らないが経験からそれを知る 広い道から黒実線、破線道と変わってゆく道だ 振り返れば柱状節理が美しい水晶山が見送る感じだ 工事中の手前にゲートが有るが解放されていた 工事道に入ることを工事人に申告して工事中の道を少し歩けば、古大野岳の登山口案内が出る 登山口道標は立派で坂道を登れば伊勢古道を横切る所に六地蔵石仏が有り、その横に泉か小池か堀が有り石柱が古道を思わす 水路横の道を登れば古大野山の登山口道標が出る 先ずは郷山にとそのまま歩けば立ち入り禁止の道標が出た 道に立ち入りが禁止なのか山中に禁止なのかは分かりにくいが、道標はハイキング道案内だ 山中に入ることを禁止していると解釈した |
道成に大池(古大野池)を目指す 細池はから池だったが水が溜まり、東側に有った水路は整備されていた 古大野池までは歩きよい 細池 古大野池土手、と満水の古大野池(大池) 土手で一休みして東端の山肌にプラ杭で示された杣道が山頂に伸びる 標高差はわずかに70mだ 直ぐに郷山に着くが、ここが古いエアリアマップには古大野岳と有り、初めて来たときは古大野岳と信じていた 村人に聞けば、ここは三角点名と同じ、郷山なのだ 一休みしているうちに足元のトンボソウの茎を見つける 多分トンボソウと言い切る私だが自信はない (^^;) 登りに見た看板を避けるために下山コースを少し変え、三本松池を目指したがコース取り失敗だ 小さな沢を渡渉して5mも登れば道が出る 往路よりコースを変えて道を下る 少し整備が有って古大野岳登山口近くに出た |
古大野岳も来るたびに少しづつ姿を変える 共調テレビアンテナが有った古大野岳にはテレビ用の同軸線が残っていたがこれを上手く手摺ように改造していた 滑りも無く登りよい 東岳に出る 山頂は間伐され見晴らしが有る 室生大野の方がたの村おこしのようだ 山頂に雨の神様か善女竜王が祀られている これも整備が有った 見晴からの山座同定は出来ない 竜王山と烏の塒山、音羽三山、程度が同定できた 伊那佐山や長坂山、三郎岳などは見えているのだろう 西に下り鞍部には東岳、西岳の道標が出る 鞍部からの周回も可能だ 登り返し西岳が古大野山(ふるのうやま)ピークだ さらに見晴らしがよくなるが、同定は出来ない 広域マップを持ってこなかった この山域の山名板はマチマチで各山に色々と名前があがるが、ここが古大野岳の最高所のピークだ 村人は纏めて嶽山と呼んでいた 日陰は無いがゆっくりと昼食だ kuriさんと同じ稲荷寿司弁当で同じスーパー製品で少しほほ笑む ソート出してくださった、パイナップルはメチャ甘く、帰って嫁さんにそのパイナップルの話をしたほどだ マア、親父の話でごめんなさい |
初めて古大野岳から西に下る 毎土曜日に室生大野町おこしの方達が整備している山域だ 伐採された切株が 新しい、二三日まえの物だろう 切株を追えば新池下の小道を整備する予定と読みとれた 私は経験から、各溜池を結ぶ道が有ったのだろうと推測して最鞍部まで下ればヤハリ道が出た 尾根先を回り込んで私の書いた地図、池①に向かった 一か所道が埋もれていたが道は良い 水路と出会う 池①に向かって登る 地形図より丸い池だ 池の堰堤西側に道が続き二つ池を目指す 直ぐに池が出た??少し小さい気がした マッそうだろうで水路道を歩けばまた池が出る 地形図とは違うようだ、kuriさんがGPS確認すれば地形図池とは違った 地図に載ら無い池だろうと解釈した 池②と③ 常態良く道が続く 地図に載る池が出た やはり大きい 池④と⑤ 池⑤の西にも道は続くが、池の土手手前20m?程度に山肌に道が登る 状態もよさそうで杣道かも知れないがそれを登った 道は山肌に沿い大きな垰状の所に出る 直ぐ上がゴルフ場だ ここからは経験道だ https://www.syotann.com/20221122suisyouyama.html 記憶はまだまだ新しい 拝の山に尾根を登る 歩きよい 拝の山のピーク同定は難しい丸い膨らみは無い 山名板から此処だろうの程度だ |
拝の山から水晶山には一度鞍部に下る コンパスは取ったが記憶から目視だ 池⑥の土手に出て谷間鞍部から自分たちが巻いたテープから取りつこうとこだわった 巻いたのは宝来の鈴さん、ピンクテープと探したがその時は黄色だったと思い出す 小さな倒木を避けながら薄い山道を登った そのまま尾根を越えればつり尾根の道に出て行くが、尾根中央の植林内を南に歩けば柱状節理の真上に出る ここが水晶山だ 恐恐とのぞき込めば樹間から室生向渕と下の春日神社の屋根が見えた |
引き返し谷間に下る 道はぬかるみ歩きにくいが、ここはどうやら街道が有ったようだ 春日神社迄石畳の跡が残るが荒れて水が流れ滑りそうだ 用心用心と下って春日神社で一休みだ 村社、春日神社も立派な鹿の銅像が有る 鳥居まで下り正定寺を目指す 道は地形図とは少し違うが、真下に民家が見える所から道は続くと判断して下ってみれば 地形図道に出た 後少しで正定寺だ 正定寺駐車場 |
時間も余裕が出来た 室生向渕の天然記念物、スズラン群生地に向かう 700mと案内が出た スズラン群落にも5台程度の駐車場が有る 通常の低床の乗用車なら入るのが恐いような農道を700m道成に入れば再度案内が有る 駐車場にジムニーが一台止まっていた 群落天然記念物の案内を読んでみた 他の案内にも天然記念物で村人が奉仕で守られていると書かれていた 所が、写真撮影の為、たぶん携帯撮影の為だろうか、スズランを踏みつけ倒している足跡が有った 綺麗な写真はデジイチ、マクロレンズが必要だ 私もコンデジだ 接写モードからデジタルズームで引っ張り写した 踏まれて根が浮き出たスズラン 花が好きなら最低限度のマナーは守ってもらいたい気がした 神戸からバイクでおとづれた方と話し込んでその様子を嘆いた バイクの話もスズキのFV750の所有、普段乗りはアドレス125S、気が合うはずだ 大淀道の駅、京奈和道と家路を急いだ |
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