熊渡から頂仙岳とレンゲロード の道標
2023/07/11
二人



ヤマレコ埋め込み


R309号の熊渡からカナビキ尾根を直登して弥山川合ルートで頂仙岳に登り高崎横手からレンゲロードのトップリ尾分岐まで登った
最後のレンゲロードのトップリ尾分岐の道標問題が本当に事故を誘発するか現場を再確認したかった
社会の報道がいとも道標が悪いの一辺倒で登山の基本中の基本、地図を持たない事から起きたことの是非は控えられていた
登山を趣味にするなら、地図の大切さとコンパスの使用法、その山域のエアリアマップの持参などは当たり前のことだ
道標は役立つがその分岐を確認するのは自己責任で道標設置に問題を提示する報道はおかしいいと感じた
私も道間違いはよく起こすが今はGPSが発達してその使用法を習得するのも一つの登山技術に入る時代だろう
そんな気持ちで今回のルートを登ってみた

遭難者の無事は最高の喜びだ
私も他山の石としてココへり発信器を持参することにした
これも使用法を間違えれば何の役にも立たないだろうから一からの勉強だ
  

熊渡の凸地に路駐した
いつもは多く止まっているが今日私の車が一台、登山者は少ないようだ

川迫川を渡って峰山国有林の林道に入る
今、国有林内の林道が整備されているようだ
弥山川ルートの分岐上で重機が道を整備している
後ひと登りでカナビキ橋に出る

  

カナビキ橋から山をへつるように杣道を道成に登れば良いが、登山者が多くなったのか尾根を直登で登るルートも有るようだ
下山時は尾根を直下した

山肌を巻く杣道は良く踏まれ歩き良い
道成に登ればカナビキ尾根芯にでる
少し登れば尾根が広く成る所から東の谷上に杣道が登っていたが、経験したそのコースは踏まれていなかった
結果、尾根直登で登る
これがロートルには大汗が出るが、同行者は娘より若いウーマンでこれが強い
リュックは同じ程度の重量だがいとも軽そうだ

尾根芯を外さずに直登だ

  

小ピークを巻いたり直登したり大峰の支尾根、カナビキ尾は厳しい傾斜だ
その分、ブナや落葉樹の緑は大峰山系ではいちにを競う豊かさを見せる

厳しいトラバースの踏み跡道に成れば弥山川合ルートに突き上げる


体力が有ればトラバースでも無く直登で尾根を、ナメリ坂上に出る事も可能だがその踏み跡は無く誰しもが巻き登るようだ
若いころに経験したが、古い整備跡が有った記憶が有る

ナメリ坂下で小休止だ
行動食を取らなければシャリ切れが起こりそうなほどロートルには厳しかった

  

ナメリ坂を登り切った小さな双耳峰先で広尾根に成る
この付近はガスが出れば踏み跡も見えにくくコースを外す事が多い所だ

1598mピーク手前から旧河原小屋に下るルートの目印が今も残っていた
古いワイヤー

1598ピークを巻き頂仙岳に尾根を直登で登る
目印テープが少し道上に打たれていた
標高差130m程度の直登、地図では傾斜もゆるそうだが、踏み跡で登るコースは疲れも有ったのだろうがフー厳しい

  

酸性雨とも食害とも言われたトウヒや栂、樅が枯れ山が荒れていたころが有ったが、樅やトウヒが実生を生やし山が復活していた
自然の力は凄い
ジブリの世界を感じる山だ

山頂には三等三角点、朝鮮岳が有る

 
北緯 34°11′21″.9482
東経 135°53′21″.8599
標高(m) 1717.65

山名は頂仙岳だが三角点名は朝鮮岳の名を付けている
明治の時代の茶目っ気か又は深い意味でもあるのだろうか
点名は面白い

 

山頂でユックリと休憩食事で山を楽しむ
このコースは山ヒルが有ってもおかしくないコースだがヒルは見かけない
蒸し暑さも有ったが、イカリジンの散布が効いているのか虫は少ないが油断はできない
腰には森林香の虫よけも併用する
効果の薄いのはハエでこれがブンブンとうるさい

休憩後高崎横手側に下る
テープは有るがコースは厳しそうでマイルートの踏み跡を頼った
ここで注意しなければ弥山川に下る踏み跡などが有ることだ
踏み跡も多く注意が要る所だろう

  

もののけ姫が出そうなジプリの森は美しい
登山道を掴んで高崎横手を登り狼平とレンゲロードの分岐から明星ヶ岳方向に入る
200メートル程度で五條市が設置した道標が出る

  

この道標でルートを間違って遭難事故が発生した事故が有った
道標がわるとの報道も多く道標の在り方を色々と報道が有ったが
なるほど釣り込まれそうな気もするが、これによってトップリ尾を下る方達は分岐が分かりよくなった
が、事故防止の為に新しい道標が横の出来ていた

道迷いはよくある事だが、道標を頼るのではなく行き先が理解できない時は地図やコンパスで方向を確かめるのは自己責任だ
今はGPSも普及してアプリも多い

私も持たなかったココへり会員になった
まだ使用法は曖昧だがこれからの勉強だ
山事故は自己責任だがヤハリ社会に迷惑がかかる
私も他山の石として反省したい
 

下山にかかる
道は良い方だが一部で痛みも出ていた
補助ロープなど有る所が有った
カナビキ尾分岐まで下って小休憩だ

  

道標横からトラバースでナメリ谷上を下る


テープも有るが道ではない
踏み跡を頼り下るが、チョット油断すれば動物道に釣り込まれた
間違いに気が付かない私に同行のsunaoさんがショウタン道を外したとアドバイスだ
見ればテープが8m程度上にテープが見えた
そのまま尾根に乗るルートと変更して下る
 

登りの尾根芯を掴めば下り一辺倒の尾根だ
浮き根と滑りに油断なく尾根に準じて下った
登りは杣道を主に登ったが下りは尾根を主に下った
尾根道と杣道の分岐で一休みして私が初めてのコースで下った

 尾根道に下る所

踏み跡が幾つかあった
注意しないと小さく分岐する支尾根に入れば下れない
踏み跡は濃いがこれが良く滑る傾斜と植林内
登りコースに出会って後は杣道を下る

カナビキ橋が出て、後は林道を下る

工事の車両の音もなく、止めていた軽トラも無い
工事者は帰ったようだ



いつもブツブツとつぶやく林道は今日も遠く感じたが、道整備が有り歩きよかった
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