生石山(生石高原)のオオナンバンキセルを見たくって 2023/07/20 単独プラスⅡ 生石山は地形図や三角点等に多くの良く似た名が付けられている 一等三角点は、生石山、西の端の四等三角点は生石ヶ原、地形図には最高所の一等三角点付近は生石ヶ峰 北斜面別荘地には生石高原などと非常にややこしい 和歌山県民の生石山が見える地方は生石山と呼び別名はホボ呼ばれることは無い 和歌山県北部の名峰の萱の山は、登山者や山頂でのピクニック、ハイキング、展望の為に登る人など様々だ 紀美野町営の山の家おいしは雑貨からコーヒー、軽食、ビールに時にはコンサートなど人気が高く登れば訪れ楽しむ コースも麓からの直登や大回りの名寄松コース、旧札立峠を通る東側のコース まさに直登の中央コース、好きものは南側からのバリエーションや、西側にもある五名生石神社からの尾根コース 健脚なら黒沢山から名寄松コースと多くのコースが取れる 今日私のコースは一部を切り取った旧札立峠からのコースだ |
旧札立峠越えを通る道は登山者の目標地点として残るが、一般的にはほぼ廃道のようで、北側は登山道として残るが南側は少しコースを変えて 登山道として残る 今は道標で生石神社(しょうせきじんじゃ)から生石ヶ峰山頂へのコースが開かれ道標も有る 道標で生石神社に向かう 整備は無いようだが通行が可能で、大きな倒木越えはヨッコラショ ヤマジオウの花が踏みつけられそうに咲いていた |
生石神社の謂れが社殿の下に書かれている 読みは(しょうせきじんじゃ)で一夜に巨石が生まれたとか たぶん、地滑りで巨岩が出たのだろう 当時としてはビックリ仰天の出来事だったのだろう 余談だが西のふもとに五名生石神社が有る。生石神社との関係は知らない 一度訪ねて生石山に登った事が有る 社殿の後ろに巨大な岩が立ちいかにも一夜で岩が出た感じだ 看板横から、生石山一等三角点山頂に向かう 途中、硯石湿原経由で行こうと少し自然林内を直登した 近道は下草は無いが、ハイキングルートはススキが膝を超えた その中からカワラナデシコが美しく咲く ススキの中の小道ははユックリと足元を確かめる カワラナデシコが場違いのように咲くが、花類は少ない 硯石湿原の花は有名だが盗掘が多かった時期の被害も多く、整備された木道はさみしそうだ コバノギボウシが咲き始めていた ウツボ草もチラホラと咲く 不確かな道だが一等三角点 生石山まで登る ヒオウギの花がボチボチと咲き、春ならササユリも有りそうなところだが、花は少ない 日差しが強いが風は爽やかだ 暑さは感じるが汗を流すことは無い 空はガスも無く、高野山から大峰山上、大日山、稲村ヶ岳、弥山、八経ヶ岳、仏性ヶ岳、感動的な七日迷いのカラハッソウ谷が見えた 目を右にふれば、釈迦ヶ岳が望めた 南には白馬山脈からその向こうに虎が峰から果無の峰が見えた 山座が確定できるほど見晴らしは良かった |
西に向かって下る 今日の目的は生石山に有るオオナンバンキセルと出会う事だ ナンバンキセルはススキと共生する花だそうで、ススキの高原には必ず生えるそうだがオオナンバンキセルは生石山に多いとか 岩湧山のナンバンキセルは見た事が無い これを機会に岩湧山にも登ってみたいものだ ススキの根元を一株一株確かめながら、西端の四等三角点生石ヶ原まで歩いた 大きすぎるオオナンバンキセルはキセルを感じるよりパイプを感じた 奇妙な花だ 少しコースを変えて紀美野町営山の家おいしまで行く 一株のゲンノショウコが生えていた なでしこは可愛いが日当たりにも強いのか、熱中のグランドで戦うなでしこチームが思い浮かぶ しおらしい花だが芯が強いのだろう 微風に揺れる姿はか弱そうだが |
トイレ側の入り口東側から生石の家で冷たい物でも飲もうと行くと、アラ閉店で女性が二人登山靴を履いていた もう閉店か残念と話しかける 山で働く山好きそうな女性は、生石神社まで一緒に歩こうと言ってくださり同行した 聞くでもないが、想像出来ないほどお若く実年齢を聞けばビックリ、まあそれでも若いが山の自然で働けばそうなるのかな ワイワイと話ながら歩く ギボウシは満開だ 生石神社で別れる 山にはまりこみそうなお二人だった 往路と少しコースを変えて下った 駐車場だろうか広い所に出て林道を下り道標で往路に降りる 旧札立峠に着けば、おいしの家の方が手を振って車で下っていった |
戻る |