玉置神社折立参道と玉置川参道の踏査、並びに倒木処理
新宮山彦ぐるーぷにて
11人

 
南奥駈道は行仙宿から玉置山までは距離も長くコースも厳しい
行方不明者も多く出るコースでもある
少し以前までは上葛川集落に下り民宿に一泊して玉置神社まで行く事が出来たが
その民宿も高齢化の為営業を中止している
玉置神社も大峰奥駈道の行者も縦走者も泊まる事が出来なくなりテン泊か麓に下り泊まるかの選択に成っている
そんな中、短距離で十津川村折立に下る参詣道の道標や状態を踏査してみた

又、世界遺産道から外れているが、玉置川集落から玉置神社に参詣の道が有る
その状態も踏査する事になっていたが、行者から玉置辻に出る手前に少し大きな倒木が有り危険な状態との知らせが入った
つまり、倒木撤去依頼だ。今回人手も有り倒木撤去作業も行うハードなスケジュールに成った
 
先ず折立から参加者は折立ルートの車道部分に有る八大竜王社の駐車場に2台をデポ(11人移動用)玉置神社駐車場に移動する

帰りに立ち寄って八大竜王祠の奥に在る滝を見た
滝は大きな縁を囲む奥に在りそれは神秘的です
滝の名は、猫又の滝です

  

玉置神社駐車場は満車に近く山の冷気で涼む参詣者が多いのか

そんな中異端児のように登山スタイルの11人はコース説明を聞き、トイレ裏から折立参詣道に下る

直ぐに車道を超えゲートの有る林道すぐ下から降立て参道に入る
マークも無く近畿自然歩道の道標は見えにくい
  

直ぐに状態の良い参道に成りルンルンと下る
道成に下れば車道を横切って階段を登る
  

  

階段を登り切った所が山手谷から込之上への分岐ですが、込之上方面は道は感じられない
所が石柱道標が残り込之上、や十津川温泉平谷へ向かうルートだそうな
今も時には通る方が居られるようでヤマレコには点線が付く
今回リーダーもしてくださった debuneyさんは下調べをしてくださっている

私達は折立側に下る

  

コースは急がず慌てずジックリと下ろう
コースは九十九折れのようにクネクネと下る
道は良い

途中で林道など横断したり林道に成った所もある
分岐には必ず道標が有り、分岐や林道が出れば道標を確かめよう
  

途中林道で小休憩中に手の合谷に小さな蛭がついていた
アレ蛭がと言う仲間
見れば、何人かが蛭被害にあっていた

ヒルについてだが、蛭ファイターでなくてもイカリジンの入った虫よけを靴や靴下足などに振りかけていた仲間は被害は無く、ノー対策の方は生き血を吸われた

  

蛭がいてる事が分かって十分注意をしたが、ヤハリ対策の無い方は2度3度と襲われていた
ヒルは気持ちの悪いものだが、実被害は何もない
ダニの方が被害が大きいい
しっめりけも何もないドライな道だがいてるものだ

   

とりあえず、注意点は道が分かれたり林道を超える所には必ず設置されている道標の確認が大事だ
  
  
  

写真の玉置山登山口から折立までは車道に成る
参詣道は傾斜は有るが険路迄はいかないだろうがオール下りの傾斜だった
登りならオール登りの参詣道だ

デポ車で駐車場に行き全車で倒木処理地点の玉置辻に移動する
 

現場を確認して、先ず休憩と食事を済ませる
食事中にも蛭を持ち込んでいた仲間、塩一振りで撃退した
蛭の話でワイワイだ

玉置神社駐車場9時38分から登山口まで11時18分だった
後は折立までは車道歩きだ
距離は1.6㎞だ

玉置辻から大森山登山道の倒木処理



大峰奥駈道を順峯登る行者から新宮山彦ぐるーぷに巨木が倒れ危険で通れない
早急な撤去をしてもらえないかとの連絡が有り、折立コースの踏査がすんで現場に向かった
玉置辻に全車で向かい大森山側に林道で入る。
少し入れば新しい石柱道標から100m程度で倒木が有った
  

何とか潜り通れるが、道は何時抜け落ちるか?危険な状態だ
  
根は山肌から切り離せたが、簡単に道から取り除けない
強力たちがロープで引くがピクリともしない
8mmクライミングロープで三倍システムを作り8mmロープ限界までの力で引くと何とか斜面から外れた
この地点で8mmロープは最大に伸びもうクライミングには使えないくらい伸びていた
大人7人が引けば21人力の力だ
  

道上に引っ掛かりこれを取り除くに更に根を切り取試行錯誤の末道の上から取り除けた

所が道は宙に浮いた状態で補修は行政の力が必要だろう
とりあえず、手持ちの綿ロープでフィックスを張り少しの安全を確保したが、通行は自己責任だろう


総作業時間は12時20分から14時27分だった
玉置辻に戻り、玉置川参詣道と竹筒から一の鳥居参詣道の出合から玉置川(たまいがわ)集落に下る
地形図には玉置川の道は反映されず尾根に破線道が乗る
元来の道は尾根だったのか??

車道から旧参詣道分岐には目立つ道標は無い
林道風の所から入りゲート先に道が続く
地形図では読めないが道は下り三方で玉置神社側は一本だ
最右は第一鳥居いから竹筒に下るコース、中央は地形図に載るが道跡は感じない
最左が地形図にはないが玉置川参詣道小道が下る

その分岐の玉置神社側を見れば石柱と、新しい道標が有った

  

左写真は車道から見た分岐 中央は一の鳥居方面の道、右端は玉置川集落に下る道

  
道標は分岐に有るのみであとは何もない
今は状態も良く尾根道と出会う尾根先に地蔵が有る
地蔵に書かれた年月日は新しく昭和16年10月吉日と有る
  

地蔵から少し傾斜も出て道もクネクネ
道状態は良いが参詣者(登山者)は殆ど無さそうだ
このコースには蛭被害は無かった

  

本当に道成に下る
下山口は玉置川集落の上に出る
限界集落なのだろうが、村上の墓地には墓数は多い
墓参跡ほとんど無かった
 

出口で待つ車で
下山口に車をデポした人のみ登山口に向い各車で帰路についた
送迎者は玉置川で待つ仲間を乗せ各方面に送り届けた
 下山口出会い時間14:36~玉置川集落15:27分総時間は51分だった
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