百間山渓谷 ベニシュスランを見たくって 2023/08/20 3人 ヤマレコの軌跡にリンク ヤマレコの埋め込み 和歌山県田辺市の熊野(いや)地区にある百間山渓谷は2011年の台風により深層崩壊が起きた その現場は今も痛々しく市道は復旧しているが傷跡は生々しい 12年たち深層崩壊から逃れた百間山渓谷はトレッキングや登山コースとしてのコースに戻りつつある 県立自然公園のコースはよく整備されていたが、その後の大雨や台風など痛みが目立っていた マダマダ整備は行き届いていない所も有り、コースは分かりにくくも有るが、橋や吊り橋、階段は復旧している 只、植物の多様が人気のコースだが、谷は暗く湿りも多い。足元は滑りやすく注意が要る 又、百間山や千体仏迄行くには、渡渉が数カ所あり今回のように水量が多いと注意が要る そんな中、ベニシュスランを見たくって3人で百間山渓谷を登った |
田辺市熊野の 百間山渓谷駐車場から渓谷に入る 駐車場には小さいがトイレ設備も有るが男女各1室と多目的トイレ1の小さな物だ 大人数には対応しきれないだろう その先の案内から渓谷に入る 谷間には稀少植物も多いが、ここは県立自然公園内でいかなる植物も、石も木も花も採取は罪になる 早速、裏山などでは見た事が無いと三人が言う珍しい羊歯が有る 少し歩けば、和歌山市では咲き終わったヌスビトハギが満開だ 今日の目的はベニシュスランを鑑賞する事だが、群生の無いベニシュスランは経験の少ない私には探せないだろうと思っていた 何が珍しいのかもわからないが、オオアリトオシが厳しい棘を見せながら赤い実をつける これから咲かせるのだろう ナツエビネの花が厳しい岩の上に蕾を見せる 百間山渓谷は大きな滝や渕が多く、名など覚えきれないほど多い 大都会の近くなら開発が進み、橋や木道と過剰な整備で今の姿が無いだろうが、幸いにも車道も狭く大都会から遠い 最小限度の整備で多くの姿は自然のままに近い 各滝や渕には名が有るし案内もある |
先日来の雨で水量が多く、登るほどに右岸左岸と渡渉するがこれが大変だ 私も高齢者だが、更に高齢な女性が今日の植物探索の先生だ 長い経験から、上手く川を渡る それは、私が目指す高齢者の山歩きの姿なのだろう 途中の東屋で行動食を取り、休憩して歩き始めれば、前で今日の若手が\(^o^)/をしている 来て来て、 一株のベニシュスランが厳しい木の下に生えていた もうこれで大満足だが、渓谷を最後まで登る 標高差の影響が、下部ではまだ咲かさない花がこれから咲かそうと幾つか見えだした |
登るほどにコースは厳しくなる 私達を追い越し百間山に向かった若者二人は時間切れと戻ってきた 私達の遅足でも時間は十分と千体仏を目指す |
梯子やトラバースの橋等で厳しかったが、百間山分岐からは歩き良い 只、丸木橋は濡れて滑りそうだ。 用心して川を渡渉した 千体仏前の林道終点で一休みだ 千体仏は平石が多くそれらしく立っているが、梵字も仏も彫られていない 何の意味かは知らないが山越えの峠が有り何かの意味が含まれているのだろう 一人が地形図を示し、尾根中央に道が有り、下山用のコースに出た事が有ると教えてくれる 喉から手が出るほど行きたかったが、大先輩の事も有り今日はあきらめた 又、千体仏前から熊野に下る破線道は深層崩壊で下れない これには注意が要る 林道から板立峠、市道と下る 若い一人が、歩きを早め車で迎えに来てくださった この気持ちもうれしいい |
先輩も、若い同行者も直ぐに立山や赤石岳に向かうと言う この元気は素晴らしい 私は記事すら書くのがお疲れです 又、時々山をご一緒したことが有るちえさん(ヤマップ) が同じ駐車場から歩きだした 10m横で登山準備していたGPにいたらしい 今年、偶然に同じ日に同じ場所で同じ花を求めて歩いたのは3度目だ その記事には植物がいっぱい載っている 花好きな方は参考までリンクしておきます |
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