五番関から勝負塚山
2023/11/01
二人



ヤマレコ埋め込み


ヤマレコ地形図にリンク

勝負塚山は大峰奥駈道の支尾根に有る小ピークです
三角点、点の記閲覧では、上多古からのコースで三角点コースが書かれています
上多古コースは、傾斜も厳しく時には死亡事故がおこることも有り険路でもあり豊富な経験が必要なコースです
過去、数度は上多古からも登りましたが、年齢も重ね最近は五番関から登っることが多くなりました
過去のコースの代表を2コースはどリンクしておきます

上多古から勝負塚

下多古、枇杷の滝から勝負塚

11月にもなれば日暮れは早い。
軟弱物のショウタンは歩行も遅く膝関節の術後はさらに遅くなった
今日このコースで同行を願った方に少し早い時間の取付きをお願いした
自宅出発は5時でした

五番関トンネル登山口は一番登りだろうと思っていたが、すでに登山者の車が止まっていた

  

少しワイルドな道を五番関に向かう
女人結界と言う前近代的な関が有り女性の立ち入りを宗教的意味から禁止していると言う
これが無くなる時は、修験道が完成して人の世の為の真の行者が誕生する日だろうと信じる

軟弱な私だが旧道から取付いた
旧道は急傾斜だが安全度は高いと思う私だ

鍋冠行者堂(鍋カツギ行者堂)手前の小ピークが小天井岳だろう

  

紅葉は終わっているかもと思ったがまだ少し残っていた

植林内を歩き新旧道が並行して出る先に、鍋冠行者堂が出る
  

1300年歩きこまれた道は掘れ込んでいるところもある
落ち葉が小石を隠し、捻挫注意の歩きでスローペースだ

  

今宿跡から奥駈道を外れ村界尾根を下る
今宿跡は1448mピーク北側下に有る
今宿跡の端に有る石柱の意味は知らない。

境界尾根は緩やかなアップダウンは有るが歩き良い
テープ類も多い

  

勝負塚山に下りこむ尾根分岐の手前に展望の良い所が有る
大台の見晴らしは良い
少しユックリと展望を楽しむ
  分岐のマーク
折れた木の先に尾根分岐がある

尾根分岐からの境界尾根の下りこみはメチャ急だ
下れば、これが大峰の尾根だと主張するように切株の上に芽を出す木々、室が出来たがために伐採を逃れた大木、浮き出た根に足元を注意しながら
尾根を下る

  

最鞍部まで下れば登り返す
最鞍部の南下30ⅿ下の谷には水が有る
水音が聞こえるほどではないが、水量には不足はない


登り返す
テープに沿えば歩き良い
左手に小岩が見えれば、コースは小岩下に出来ている
少し険路です


石楠花が少し生えこんだ先に三角点が飛び出す

  

点の記

勝負塚山は見晴らしの無い細い尾根上のピークです
三等三角点、基準点名 勝負塚
北緯 34°16′28″.1858
東経 135°57′43″.8059
標高(m) 1245.92
所在地 奈良県大和の国吉野郡天川村大字洞川字鳴川山
通称、勝負塚
旧所在地から鳴川山の名が読み取れる

山頂でユックリと山を楽しむ
一人の方と出会った
上多古から下多古を周回しようと試みたが、車回収が難しいから、奥駈道から引き返したと言う
それにしても健脚だ
昔、下多古から勝負塚を踏んだ記憶がよみがえった

下多古、枇杷の滝から勝負塚
復路は、人工膝関節のショウタンは段差の大きな下りは苦手になった
巻き道が有るはずと、岩手前にわずかな踏み跡を探し、巻き下って鞍部に下る

 

鞍部から同行するTさんが谷の様子を見たいと谷に下った
傾斜は有るが下りよい30ⅿの標高差だ

水音がするほどの谷では無いが、テン泊や水補給には十分な水量だ

元の尾根に登り返す
やや急な登りの尾根が続く
  

巨木を見上げ、足元注意で登り返す
思ったより快適におぼり返せた

主尾根に登り、再度展望場所で大休憩だ
よく見れば、白鬚岳の尾根まで見える事が分かった
   
食用キノコが無いだろうかと、倒木や巨木を探しながらワイワイ
キノコは見つからない

今宿跡に疲れも忘れ戻った

  

奥駈けを下らず少し斜面でキノコを探すが無い
全体的に雨が少ないのかキノコは少ない
名前の知らないキノコが出たが食する事は出来ない

奥駈道を下る
鍋カツギ堂の右手自然林をも探したが無い

新旧分岐から下りは新道を下った

 

斜面トラバースの道は表土が少し流され岩の剥きだしたところもある
少し険路だ
落ちれば相当な滑落だろう

鎖場も後少し鎖が足りない
修験の為と整備をしないのだろうか、険路を感じた

  

 五番関行者堂
五番関に下り
五番関トンネルに向かう
ゆっくり下る
トレラン者が駈け下りる
山の登りも色々だ

 

東屋まで下りこんだ
晴天の空に紅葉は生える
朝、虻トンネルの温度計は0度だったが、午後からは暖かく無風で歩き良い一日だった
 
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今日の歩きで見た山々で登った事が無いTさん希望の山やコースが出た
又、新しい目標が出来た
もう少し頑張ってみたい大峰の山
本当に何時まで登っても山は楽しい