奥高野の山
七霞山と富貴山周回
2025/12/18
3人



七霞山は奥高野の山でマイナーな山だった
最近のWEBが山の存在を広め少しづつ人気を増しているが、交通の便が悪く登山者は少ない
コース的には、やどり温泉から、七霞山、富貴山、出合橋と周回する方法や
下筒香や上筒香から七霞山、出合橋に下る方法や、最も歩行時間が短い西富貴からピストン山行とか
コースが多く楽しめる。
今回はポピュラーな宿から時計方向に尾根を廻り出合橋に下るコースで山を楽しんだ
 
  ヤマレコの埋め込み
  
橋本市から国道371号を南に下れば、やどり温泉いやしの湯に行ける
山間の渓流、玉川峡を見下ろせる、やどり温泉は秘境と言える温泉で、静かなブームが続く
付近に何軒かの住民はいたが、今は民家はほとんどいない
取りつきは玉川峡を渡る高い橋の取りつきから登り始める
グーグル地図にリンクします

舗装路を登り行けば、道の上は小枝や杉の葉が道に落ち、通行者や車は登っていない様子だ
少し登り、モノレール乗り場が出る
ここまでは道はシッカリと舗装されている
モノレールは今にも動きそうだが、利用者は無いようだ
途中に鹿の頭の骨が転がる
目的は何だろうかと考えれば、悪いものが入らないようにして驚かしているのだろうか
いくつか数えないが3個以上だっただろう

この上から道は山道に成り舗装は無い

  

細い未舗装道は杉ヒノキの葉や大小の石が落ち少し荒れだしていた
最初の家はいかにも無住だが、其のうえの家は洗濯物は干しているが、何年もそのままと言う感じの家です
さらに上の家までモノレールが伸び終点は最上部家の中に入っていた
 

最上部の家の道に初めて登山コースの道標が出る
ここまでは、道もわかりよく登りよい

道は尾根下にトラバースで登り途中でこの辺でと尾根に取りついたが少し早かったようだ
マッ登りよい

  

はっきりと道が出る
尾根は段々に削られ、畑跡を感じるが何だろうか
石積みなどもある
考えるに、捻草道の名が有るように、一生に一度しか花を咲かさないような薬草を栽培していたのだろうか
富貴の集落では未だ耕作地が有ると聞くがさて
希少な山野草を高野山に運び生薬を作っていたようだ
他に、高野豆腐の原料の大豆などを山内に運んだ道だろうか
山中なのに古道は多くあちこちに伸びる
先ず四等三角点、宿に向かう

テレビ受信ケーブルに出会い、道成に登り林道に出る

  
古い道標、くちた階段、落ち葉が積もるトラバース道、綺麗な初冬の道だ

  

共同テレビアンテナ設備の線が下る
アンテナ線沿いを登り林道の三差路に出る
途中で間伐が進んでいるようだ

林道出会いは三叉路で、三方向に道標が出る

彦谷方向に向かい、四等三角点、宿にタッチする
向こうには金剛山が美しい
  
  
 林道を歩いて七霞山に向かう
  

登山口

雪は無いが気温は低そうだ。登山口の案内は無くなっていた 

注意深く取りつきを見る

  
七霞山に登る

山頂は何も見えない
二等三角点がかろうじて頭を出していた
二等三角点 基準点名 七霞峠
北緯 34°15′28″.3510
東経 135°40′28″.1965
標高(m) 891.15

山頂は風が強く冷たい
尾根を下って食事と、地図を見ないで下り、コルの手前でお昼を食べる

さあ行こうとGPSを見た仲間が、アレ道が違うとワイワイ
何処で間違ったか直ぐには分からなかった
昼食した所の下に古道が走る
尾根分岐を気が付かず下ったことが分かった
出会を戻り道でコースを修正した

  

食事場所下  戻った道  尾根出会いの標識

 
初めて道を外した
後は少し慎重になり、コンパスを取りだし胸に吊るした

次の目標は富貴山越えだ
巻き道が出れば慎重に地図を見るが低いピークは地図も難しい
ココは巻けると判断する


次のピークも巻けるがヤマレコ足跡と地形図を見比べた
コースをダウンロードしたsunaoさんとヤマレコをそのままのショウタンとでは、足跡の濃さがまるで逆だ
sunaoさんの足跡は巻き道が濃く、ショウタンはピーク越えが濃い 何故か分からない
ピークを越えなければ、富貴山を巻き込んでしまうとピークを選ぶ

  

山頂に四等三角点が出た

四等三角点 基準点名 下筒香
北緯 34°14′53″.8345
東経 135°39′54″.7556
標高(m) 792.46
富貴山もコースを外しやすい


行くなと木が置かれていたが、コンパスを取った
方向を正し次のピークは751mと地図を見る

予報通り751ⅿピークはコースは外しやすそうだ
コレもコンパスで方向を見る
少し時間はかかってもこれが正しいと確信する私達だ

富貴山から下れば又ピークを巻く道に成るが私たちは尾根芯で歩く
道は厳しいがその方が間違いは少ない

巻き道の様子

尾根を越えるが傾斜は出る ふー アップダウン

  
向こうに護摩の壇ピークが見える
 
巻き道出会いは何処だと目視は怠らない
巻き道と出会った


巻き道も状態は良さそうに見えたがさて途中は分からない

道を素直に歩く

 

クネクネと下ったり巻き道を下ったりと間違えればコースは大変だ
この付近はヤマレコを信じる
最後の右か左で出合橋横に出るか、正しい道が降りていたところに出るかが決まる
決断は右だ
少しで道がなくなるが、下に国道が見えた


sunaoさんとkuriさんは少し手前から道跡らしい所を下り的確に下った
私はその先15ⅿ程度を下ってみたが二人は正しかったようだ

的確に登山口マークに下っていた

 

国道を歩き玉川峡を覗き景色を見ながら いやしの湯やどり温泉に着いた


総時間6時間22分11キロと重装備と尾根越えを歩くには満足のできるコースだった
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