黒沢山の廃屋を訪ねマイナーなコースで歩く 2025/02/03 二人 ![]() 黒沢山は生石山に続く長峰山脈の支尾根に有る蛇紋岩の山です 植生も変わったものが多いが最近は、鹿やカモシカの食害も増え花好きな方たちはその激変に驚き悲しんでいます 今回は、ヤマレコ9624さんの廃屋巡りに、これは面白いルートとその軌跡を追った ただ、一枚の道標に疑問を感じたことから山頂を踏まず、距離も短縮して山を楽しんだ |
乗り合わせて行くには距離は無い。先ず二台で生石山登山者駐車場に集合して、凸地の有る福井橋に移動する 福井橋北50ⅿに凸地が有り路駐する 福井橋の位置 ![]() |
橋を渡り谷間の道に向かう 以前は何軒かの家が有ったようで今回の廃屋巡りはその名残でしょう 道は尾根を越えた集落まで続いていた跡が有ります ![]() ![]() 墓の有る分岐の地点に下山する 山へと入れば道は残るが、今は右手尾根の方が登りよいかもでした 途中で道が分岐するが、左に取った ![]() ![]() ![]() 竹藪などが出てイノシシはタケノコを探し出し食べていた 倒木が多く成り道横に逃げれば少し先の左手に廃屋が出る 今にも倒れそうですが、古い家は頑丈な作りか何度もの地震や台風にも耐えているのだろう 内部の写真を写しに入ったが、古民家のつくりは頑丈だ ![]() ![]() ![]() 先祖を敬う習慣が強い個人は我が家が建つような仏壇が備え付けられていた ![]() 道に戻り、道に従って尾根を目指してゆく 古い生活道具や飯ごうや茶瓶、アルミのボールなど生活品が転がっていた 少し上に炭焼きの跡がある ![]() ![]() ![]() |
道は枯れ枝が積もり歩けない。 少し横に踏み跡が出来ていた 尾根に登り切れば、山越えの道が続いていた 尾根の少し下に尾根沿いに道が有る 古いテープが有り見逃さなければ歩きよい道が続く ![]() ![]() ![]() ここぞと思う所で尾根に登らなければ道は行きどまる あとはひたすら尾根を登る 小さなアップダウンは汗を流す 途中の、生石山方面の見晴らしが開ける所は休みどころだ ![]() ![]() ![]() 植林が出るが、ここ近年は鹿やカモシカが住み着き、少ない草の為に桧の皮をむしり取っている 食害はひどい 道が尾根からトラバースに変わるころに目立つ道標が設置されている ![]() ![]() 左の道標は小川の宮、つまり生石山駐車場付近に下る 右は少々理解がしにくいと同行者は言う この山域を知り尽くせば簡単なんだが、初めてなら名寄松方向が理解ができにくい 名寄松をさす方向が尾根登りで、黒沢山方向はトラバース道だ 位置からして名寄松にコンパスを取れば矢印の方向とは違う筈だ この手の道標は多い。 地形を知り尽くす方には良いだろうが、初めてなら??と思う。 マア??と思えば地形図が読める方だろうが <m(__)m> 同行者は方向に納得ができない この意味を知るがために山頂に行かずに矢印に従って、道標の名寄松方向に30m程度登ればトラバース道に成り、方向は名寄松方向に成る 納得できて、コンパスも方向は合う 各山に多いこの手の案内は、地形図に道の乗らない所等に書かれてもちんぷんかんぷんだろう 特に、AコースやBコースなどと書かれても何処を通ってゆくかは分からない |
沼池に向かう 現在地を予測して、沼池祠にピッタリ出ようと心見たが、角度が異なり祠位置を外していた マア、沼は見えるから祠も見えた (^_^;) ![]() ![]() ![]() 東黒沢山に登る↑尾根 中の写真は、黒沢山方面のトラバース道、 右はここから祠にコンパスを取ったが外れた。 現在地違いだろう ![]() ![]() ![]() |
沼池で昼食をして、名寄松方向に向かうが、私は動物道に入ってしまった 方向的に問題はないが、ランドマークの有る位置を外す ![]() この目標から南に行けば名寄松に、私たちは東に向かい、三角点 西の川の広場に向かってゆく。 尾根は傾斜と雑木でやや歩きにくい 半面、見晴らしは良い所がある ![]() ![]() ![]() |
四等三角点 西の川地点は水平な広場で、鹿が入る前はお花畑であったが今は花はほとんどなくなった 少し寂しい ![]() ![]() 三角点北側に、小川の宮に下る古道が有るが地形図には書かれていない 私たちは適当に古道に出て、目標の尾根分岐位置を探る この分岐は本当に難しいと感じた 地形図的に尾根のアップダウンは少ないが、地形図に感じるよりピークが多い 私は1/12500に拡大した地図を持っているが、1/25000ならほぼ平らと感じるだろう 私達はヤマレコ9624さんの軌跡を地図にいれている これが無ければGPS頼りの歩きになるだろう ![]() ![]() 小川の宮に下る道横に有るマークから入った。 |
有るはずの無いところに小さなピーク、見れば半円形の表記が有り、その先に10m髙のピークだが思ったより高い マア、19ⅿでも11ⅿの高さでも地形図線は10ⅿだから仕方がない 読図は楽しいコースだ 地形図の勉強と、コンパスの方向取り経験の勉強に最高のコースだった 久々に、地形図で歩いてみようと地形図を睨んで歩くが、時間がかかるし間違いも多かった 時には、コンパスを多用しないと山で迷いも出るかもだ (^_^;) ![]() ![]() ![]() 306m位置にはテレビアンテナが建つ 有るはずがないと思う所に15ⅿ程度のピークが出る よく見れば尾根は瓢箪型だ、くびれの先にピークがあることを示す 読図力がた落ちだった 急傾斜の小羊歯を下り、トラバースに下る道はGPSで確認した その先に、廃屋が出る ![]() ![]() ![]() |
廃屋は生活用品を残す 昭和の終わりころまでお住まいだったかも エンジン付きの荷車に置かれた農具に錆は無い 珍しい壷が無造作に置かれていた 玄関にはヒデや何かの神様が祀られている 懐かしい農家の玄関だ ![]() ![]() ![]() さて下山はと家下にある柿畑には道跡はない ![]() 目視で道が有りそうなところに行ってみたが道はない 同行者がランドマークに成るだろう道標から下って行った ![]() ![]() 道はやや傷んでいたが、民家の子供たちが学校に通っただろう道だ 今からは考えられないだろうが、快適で済みよい所だったのだろうか 下れば、墓がある三叉路に出た 後は引き返すだけだが、読図能力が衰えている自分に気づき、里山歩きの面白さを久々に味わった山行だった ![]() ![]() 三叉路とデポ地の写真 |
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