炉端山友会アイゼントレ 2014/11/8 講師はLeoさん |
体調を崩している私ですが、アイゼントレの見学に行ってきました 炉端山友会の初心者に基本を教えていただき、上級者は岩のトラバース術、並びに前爪登攀の講習でした ページは私の記憶で書きますが、内容はもっと濃いものです 一部動画をリンクしますが、もざいく加工等が無いために、著作権は炉端山友会にあります コピーと転載はご遠慮下さい |
先ず、午前はアイゼンを付けた下降訓練ですが、下降器は、HMS型安全環付カラビナの半マスト、ATC エイトカン、多彩に習いました 特に、自己ビレイに付いての基本講習は、厳しいものでした 講習中の事故は話にならないと本当にキッチリしたものです |
午後からは歩行訓練です 初心者は歩行基本と、用語の勉強です。 登山用語は、フランス、ドイツ、英語等と混ざっていますが、今日の用語はフランス語を基本にしています 講師はフランス語を用いているのは、他の国ではピオレ(Piolet)(ピッケル)の持ち方使い方等に分類と言葉が ないためです。 用語を覚えないと、そこはピオレパンヌなんて言っても動作が伴わないと時間がかかります では今日習った基本用語です ピオレ術(ピッケルワーク) ピオレカンヌ(canne=杖)は、ピッケルを杖のように使うことで(ピックを前に向け、手のひらをブレードにのせて、常に山側の手で持ちます)。 ピオレパンヌ(panne=金槌の突端)は、カンヌの持ち方のままピックを雪面に突き刺して登る使い方。 ピオレラマス(ramasse=ソリ)は足だけでは立つのも困難な場面で、片方の手で頭部を持って、もう片方でシャフトの下のほうを持ってスピッツェを雪面に突き刺して3点または2点歩行を安定させる。 ピエ術(アイゼンワーク)ピエ(pied)は足。 ピエ マルシュ(marche=歩く)基本的には普通に歩くこと。 ピエ アン カナール(canard=アヒル)ピエマルシュで歩くのが困難になってきた場合、ピエアンカナール(アヒル足)逆ハの字に切り替える。 ピエ ア プラ(plat=平ら)トラバースなどで雪面に平らにアイゼンの爪を効かせる。 トラバースにおける、ポジションオブバランス(安定した姿勢)アウトオブバランス(不安定な姿勢)、山足や谷足のかたち 先ずはピッケルの各部の名称です ピッケルも時代共に変化していますが基本は木製ピッケルから用語を習いました 私の手持ちピオレ(ピッケル)です 写真参考↓ Aスパイク又はスピッツェ Bフェルール Cシャフト、 Dアッズ又はブレード Eピック 新しいピオレにはフェルールの無いものが多い。 |
さあ基本用語は覚えました 二本足歩行、人間の歩きは一点歩行です。この歩きの一点歩行は急勾配の雪斜面では不向きです。 立つと二点歩くと一点に成ります。 ではストックやピオレカンヌでもって立つと三点支持に成ります 歩行では、常に二点支持、二点歩行に成らなければ意味が有りません 常に二点歩行になる訓練をします ピオレカンヌの姿勢三点支持、歩きは二点歩行です(常に二点が接地している) 三点から右足踏み出しで二点に成り着地で三点、左足を出して二点、左着地で三点、ピオレカンヌを持って登坂すれば、歩行は二点歩行になるようにします 動画でご覧ください http://picasaweb.google.com/112945581094442429283/1411a?authkey=Gv1sRgCKit6efMhfrhFA#6080354274797401170 |
次は足の運びです。普通に傾斜を歩くピエマルシュです。足が進行方向に向いてます。そして傾斜が出てピエ アン カナールです ピエマルシュ ピエ アン カナール 足が進行方向に向いてます。そして傾斜が出て歩行困難に成れば ピエアンカナールです カナールはフランス語でアヒルのことです。足を外側に開きます。女性は苦手ですね ↓歩幅は小さくカナールで↓ 次は歩幅です 歩幅は小さくです。力の有る方は大又になりますが、傾斜がきつくなると大又は後ろ足が抜ける確立が高く、雪面とのフリクションが少なくなり足が抜ける事に成ります。 大又歩きの後ろ足 後ろ足が地面と離れます。(写真はその様子を知るためにしたものです) 傾斜が出れば、歩幅を小さくピエ アン カナールで登ります さらに傾斜がでればピエ ア プラでトラバース状にジグを切りながら登ります(ジグザグ) 写真や言葉では表現できないショウタンです。動画でご覧ください http://picasaweb.google.com/112945581094442429283/B?authkey=Gv1sRgCOWHpYWbucnTew#6080358693065363970 |
そしてピオレ(ピッケル)の使い方です それは多くは有るのでしょうが、そのうちの一つピオレパンヌを習います ピオレパンヌ、デモ (demo) ピオレアンクルの登攀途中の状態のデモ (demo) ↑ ピックを差込みブレードを持って登ります。これは立つのも困難な急傾斜を登るときに使います。 ピオレパンヌを練習する会員 |
次はトラバースです 、 トラバースは山足と谷足、ポジションオブバランス(安定した姿勢)。アウトオブバランス(不安定な姿勢)。について勉強です 山足は足を外反させ谷足はつま先を谷に向けます。谷足は傾斜による調整が要りますが、山足は常に外反させ歩行します 驚くほど安定して斜面では滑らなくなりますが、足首の柔軟がいります。常日頃から足首柔軟に努力しましょう おのおのが斜面で練習の動画ですhttp://picasaweb.google.com/112945581094442429283/F?authkey=Gv1sRgCNfExb7QgtmxuwE#6080363550335073746 |
後は上級者達はトラバースや前爪登攀講習と有意義に一日練習しました 前爪登攀 急斜面トラバースの練習 |
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