雨山から高城山と犬鳴山行場周回 2015/12/23 単独 |
国土地理院地図にリンクしています 総時間8時間35分(7時半〜16時5分) アバウトコースタイム 雨山土丸側登山口〜西ハイキングコースコル1時間45分 コルから松尾山1時間30分 松尾山〜弁天岳45分 弁天岳から高城山35分 高城山〜不動谷1時間25分 不動谷〜大天井岳1時間5分 大天井岳〜天狗岳36分 天狗岳〜P46分 休憩は立ち休憩のみ、自転車移動時間含まず |
天気予報は90%の雨、コース的に見て歩きにふさわしい天気ではない。 朝早く目覚めると気温は思ったより低く、パソコンの検索で見ると、気象協会は15時頃まで雨が降らない予報だ。 行ける。決断して適当に登山具をリュックにつめた。 時計、GPS、ヘッデン、ロープ、シュリンゲ等いつも持っているものは入れ忘れた 朝からプリントアウトした地図とコンパス、飲み物は500CCと湯800CC、オカンが柿の葉寿司とインスタントシチュウをリュックに入れてくれた 折りたたみ自転車を車に積んで家を飛び出した。 |
天気なら、下山後自転車で車を取りに向かうのが良いだろうが、周回時間は多分だが日暮れ寸前下山、おまけに雨だろう だったら、車を下山口に置いて自転車で登山口に向かうのが良い。 雨の中の自転車はチョット嫌だ。犬鳴き不動参詣道入り口直ぐの駐車場に車を止めた 有人のときも有れば無人のときもある。此処のおばあさんはいい人だ。又最後に書こう 参考記事 犬鳴山表行場、裏行場周回 2 天狗山558mから大天上ケ岳、犬鳴修験道、表参道から高城山 3 犬鳴山 4 犬鳴山、燈明ヶ岳から経塚権現山、大天井岳、高城山、弁天岳周回 |
犬鳴山駐車場から自転車で約4km、自転車で一漕ぎだ 沢山の登山口が有る雨山だが、私は土丸の阪和高速橋脚の登山口から登るのが好きだ ここからも二箇所の登山口が有るが、鉄塔管理道からが大好きだ イキナリの急登だが、登りきればイキナリの見晴は最高だ 細い尾根の景色を楽しみながら道成に登れば、井戸跡などが出て雨山山頂に出る 山頂には四阿や見晴らし台が有るが、これを無視して、次の見晴らし台月見亭から西ハイキング道の東下コルに向かう 雨山は本当に見晴が良い低山だ 道標は整い、足に合わない階段以外は満点のコースだろう |
時計は無い、カメラで写した写真のデーターから時間を見る、マヌケなショウタンだ 休憩はしないと決めて、すたこら、雨山西ハイキングコース東下コルからは見晴は期待できないだろうと先を急ぐ 小さな215mぴーくを超えるが、踏み跡が有り下ると林道が出る。 回り道で林道を利用するも良いが、215mピーク超えは小さな倒木以外は歩き良い 林道奥、終点から三角点高城の有るピークに向かう。 最初はやや不明瞭な踏み跡だが、尾根中央に出れば、整備されたような尾根に成る 何処からか、直接尾根に登るルートが有るようだ。 尾根取り突き↑ 尾根中央 高城山頂付近 山頂には三等三角点が有り、以前はハイキング道として整備されていた雰囲気があった 三等三角点、高城の点の記 北緯34°21′30″.3222 東経135°22′47″.9151 標高339.32 所在地 大阪府泉佐野市2240-1-1-1 選点明治36年5月16日 設置明治36年5月10日 観測平成18年8月10日 行動食をほうばりながら、地図を眺めコッチだろうと下り始めると、アラ地形がおかしい。見事にアルバイトだ。標高にして30mも下った 登り返し読図すると、三角点から間違った方向に距離30m程度下り、そこから尾根に入る 目標物は写真の木だ。ここから次のコル付近少し上までシザが出るが、小さな倒木以外は歩き良い 踏み跡や、少ないがテープなどのマークが有る コルから少し登り切った所にマタマタ目印が出た。地図では見難いが、小さな尾根が派せたところだった |
この付近から尾根は明るくシッカリと踏まれ歩き良い 一部は細尾根状だが歩くに問題はない。 ここまでも熊取町と書かれた境界杭が有りました 松尾山は分かりよく、高城山と斎場と書かれた道標が有り、斎場方面に下れるようだ。踏み跡も濃かった |
松尾山からは歩き良い美しい尾根だ。 少し痩せ尾根も有るが、小さな岩を巻く所の上に見晴が有るようだ。 とにかく歩き良い美しい里山の尾根だ。ウバメガシが多くあり備長炭が焼かれていたのだろうか?? |
ふと気が付くと林道風の小道に成り、道上に朽ちた弁天岳の道標が出る。 弁天岳をピストンだ。まるで意味は無い 弁天岳↑ 林道に戻れば高鍋山取り付きを行き過ごしそうだ。 林道手前の上写真の看板の所から尾根にとりつき高鍋山を特定した。 途中で出会った方は高鍋山を特定できなく行き過ごし、目印はないかと尋ねられた。 右写真のクヌギが井桁に組まれた上の山頂と答えた。ちーさなマークが有ったが、西側の尾根からはやや踏み跡は薄い。 |
林道を急いだ。 途中に雑木が伐採され、椎茸のホゾ木を出したのか見晴が有った 正面に高城山が見える。後ひと頑張りだ その付近から道標は古道に入ったり出たり。私は古道を選んで汗を流した 高城山は見晴もなく点も無い、ゆく度に新しい山名版が出来上がる山頂だ。 行動食をかき込んで、カアチャンシチュウを溶かしてすすった。 |
コルに下り、表行場に下る。 杉の木に表行者登山道、疲れた足には表行場でも厳しい、・・・・??と書かれている 久々に通るが、そんなことは意にしないでスタコラ下った。 思ったより急傾斜が出た。ロープが補助されている。大層なハハッと下るが、疲れた足は踏ん張りが効かない。老いたかロープを持った 落石注意で急坂を下る。ロープが補助されているが6mm程度のトラロープ、補助的に持った。 こんなに傾斜があったのかな、?? 下った 見慣れた祠が出た。 祠の下に、表行場の蟻の戸渡りと、西の覗きが有る。高所恐怖症のショウタンだ 恐る恐る覗き、蟻の戸渡りをクライムダウン ブル、怖いが下った。 見事に鎖とトラロープが補助されているが、まるで信頼度は薄い。足が震える高所恐怖症が頭を持ち上げた そのまま下っていけると古いロープを目印に下ったが、アララ、これじゃ懸垂下降が必要だ、のところに出てしまった こんな所でコースがわからないとは、トホホ、とにかく登り返した。 お堂横にテープが見つかり、コースが分かったが、油断大敵、小雨もポロポロ、後少し降らないで とにかく時間を食ってしまった。 不動谷に下り、不動滝上から裏行場に登り返す。 通常なら不動谷で一休みだろうが、え〜い、登っちゃえ 蜘蛛の巣のように張られたトラロープの隙間をぬって登る裏行場だが、イキナリの崩落、新しいロープだったが登りにくい 水は100CCを切ってしまった。不動谷の水を汲もうと思ったが、チョットその勇気はなかった。 谷上には車道が走る。 喉がカラカラだ。途中の大天井不動の横で最後の水を飲んだが足りない。 修験道の道だ。修行修行、 山頂は丸いピークだ。流石に疲れた。久々の休憩だ。フー、黒砂糖飴を取り出し舐めた。少し元気が出た ここから天狗岳までは踏み跡やマークが有るが、急傾斜は二箇所、イノシシが道を掘り荒れていた。 |
経塚権現山はすぐそこだが、ショウタン今日は行かないでと甘い声が聞こえた。 ハイハイ行きません。行けません。フー 天狗岳の天狗さんが呼んでいたようだ。 地理院地図ではこのピークを燈明岳と表している。 経塚権現山や、天狗岳は燈明岳の一ピークと言うことか?? 何とか雨が持ちこたえている。 |
駐車場に下る尾根先は急傾斜の丸危だ。少し薄暗くなりコンパスを取るが、テープを頼った。急ぎ足だ 少し大きな棚が左手下に出る所でコース注意だ。 細いヤセ尾根が出ると、その先は○危の下り、テープが打たれていないとコース探しに時間が係るだろう ロープが有れば安心して下れるが、今日に限って持ってこなかった。 慎重に下った。 ここで去年(1914年)単独登山者が滑落して命をなくした。 後100m少しだろう。雨がふりだした。 この尾根先はヤハリ登るにイイが、下りは不向きなコースだ 川の音とともに車が見えた。 下山した所 |
カバンから財布を出し、オバアサンがいないかと小屋を覗くがいない。 コイン入れにコトンと500円玉を入れた。軽トラが横に止まり、まいどおおきにありがとうと地主の奥様 オバアサンの娘さんだという。オバアサンも止める度に話し込んだが、奥様も話し好きで、オバアサンの話、 絵を書くのが好きなオバアサンだが、今は施設に入って書いているとか、奥様も小屋に入り、飴玉とみ奈美亭の入浴割引券を下さった 飴玉や割引券を下さったから言うのではないが、母娘は気前が良く明るい 話がつき、車で靴を履き替えていると、今日は良いよと500円玉を返してくださった。 その返し方が爽やかで気持ちがいい、 修験道の山、最後はありがとうで締めくくった 注 下山口の山は、駐車場の主と同じだ、観光協会の依頼でここに駐車場を切り開いた。 又、山内の通行は構わないが、急傾斜のコースだ。去年は死者が出た。十分注意して通ってくれとのこと 登山道ではない杣道、感謝して通らしていただこう。 |
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