御杖村
秋葉山神末城跡と釜谷山、浅尾山終回
2016/06/18
3人

コースタイム
秋葉山周回 08:43〜09:51

浅尾山
 牛峠09:58-釜谷山11:12-ウツイ峠11:30-昼食12:30〜13:00-浅尾山13:36
浅尾山14:00-別荘地14:52-御杖神社15:28-15:45-牛峠16:03
総時間7時間30分
今日は地図読みに興味が有る三人が、続図とマイナーな山を楽しむために、昭文社エアリアマップ、赤目、倶留尊高原、昭和61年版を参考にルートを取った。
地形図は、カシミール3D、国土地理院新マップから切り取り、1/15000のとし、地形を読みやすく広げた
欠点は、傾斜角が一目でわかりにくいが、これは慣れれば問題は無い
先ず、牛峠で地形図を眺め秋葉山へのルートから検討する。予習は無い状態でのスタートだ
尾根から登ろう。いや谷からだ。リーダーはショウタンで手厳しい
地図には書いていないが磁北線は七本、先ず管野川方面に下り、林道の有る谷から秋葉山を目指す
こんな小さな山は登りより下りに続図困難を演出するほうが良い。
此処からが良い、あそこからがよい。三人は地形を見て登り地点は優しいルートを選んだ。
軌跡を見ればモット簡単に登れるでしょうが、これは登り良いルートを目視して、登った結果だ
  
路駐点

林道に入り林道終点付近から谷に入り東側から山頂三角点に向かう
  
山頂は平らな城跡で神末城跡については他ページを参照にしてください
三角点点名は城山Wです。山頂には点名板が挙げられている
今日はデーターは省略だ。
テレビ塔が立つモウ一つのピークには行かなかった。
下山は、牛峠の歌碑の裏と決めていた。
コンパスで下る方向を探り下る。小さな山も登りより下りの方向取りが重要だ
  
急傾斜を下り細い尾根を歩く。
登りの地点が尾根から見え、その地点を地図で示す。小さな山も地図を見る楽しさが見えてくる
村人との会話から、ササユリが盗掘に合いその姿がめっきり減った。
私達すらその姿を滅多に見ないとおっしゃっていたと、同行の宝来の鈴さん。
一輪のササユリに癒しを感じると、感動していた。
村人の話を借りれば、盗人が自分の家で盗品を眺めるような行為だと悲しむ
今は、絶滅危惧種が増えるはずだ。
小さな山でまずは予行練習だ
 
簡単に登ってしまえる秋葉山、神末城跡の山だ
この付近は、道路の改修が進み、地形図に反映されない道路が出来ている
次の釜谷山への取り付きに??と頭を悩ましたショウタンだ。
先ずその付近地図をグーグルアースと見比べて下さい


ピークハントなら態々、牛峠なんて遠くから歩かなくても車道からピストンすれば極簡単だが、山を歩く、地図を見る、景色を見る。
そんな事ができないだろう
牛峠で、取り付き地点を目視するが、旨く取り付き点が見つからず、休憩所の前の谷から入った。
フェンスにゲートがあったが、いきなりの薄ブッシュだが、猛然と突っ込む宝来の鈴女。距離30m、わークモの巣がと綺麗な顔がSpider女だ
  
直ぐ奥に林道が出て、これを登ろうと進む、川に朽ちた橋が、ショウタンでは木が折れそうで、ショウタン此処此処と渡渉点を教えるスパイダー
ドッコイショ
  
直ぐ横に堰堤があり、付近は古い田の跡だ
どの尾根を登るにも急傾斜、登り良さそうな尾根に取り付いて、その尾根がどれか地図から判断する
ショウタンは、此処だと判断したが少し迷いがあり、地形が地図と大きく違う用に見え、現場で判断を誤っていた
最初に、此処だと判断した尾根が正しかったが、取り付きは三人ともブーの大間違いだった
軌跡から今判断している。
マア、登りについては少し尾根が違っても、尾根が続いていれば問題は無い。しかし間違った
間違ったお陰で一輪の花を楽しめた。 笑い
inamorisou
尾根が分岐する地点で、尾根角度、支尾根角度等で現在地を探る。
少しはブッシュも覚悟していたが、風が涼しく、日陰で最高の尾根歩きだった
尾根の特徴は
書き表せないが、全体に尾根が細く小さなピークへの登りは急傾斜でふー
小ピークでは全て角度が変わるルート、クネクネ曲がるほど現在地特定が優しいが、慎重に角度を合わす
女性二人は、互いに地図を読む話をして、いつものお喋りは登山用語が多かったようだ
  
兎に角尾根はハッキリしている。
地図を見るには最適のルートだ。
所が、釜谷山に三人の山名板が倒れ朽ちていたが、此処では無いと少し行きすごし、アララ、やっぱりあそこだと50mばかしアルバイトをしたショウタンだが、女性二人は山頂で動かない。
ハーイ、すみません間違いましたとペコリとショウタンだ
 
倒れた木に良く見かけるアルミ板の山名板
次は、ウツイ峠は何処かと言うことで検討した。
常識的には、破線道が越える地点だが、標高を書いたページがありその高さとは違うと??同行者、??
帰路、御杖神社で村人に尋ねれば、宝来の鈴さんが此処だろうと言った地点が正しかった。
破線道跡は残るが、田が有ったと証言した村人だが、その跡は見えなかった
ウツイ峠から車道に出るのが一番簡単だが、いや尾根通しと、急斜面を這い登る
古いフェンスが出て、ドッコイショ
車道に下る地点が下れるかと少し心配したが、私向きとにこっと笑う鈴さんだ。
 
お昼の場所が見つからず何処にしようと日陰を探すが無い。
地図から、直ぐに尾根に取り付こうとしたが、尾根は削られ登れなく、少し南西に下って取り付を探した
小さな谷から取り付いた。なかなかの急傾斜でふー、兎に角登った
  
支尾根上でお喋り、昼食中に、突然、オーイ、主尾根を快適に下る男性。
浅尾山に登ったのだろうが、三峯山からの周回か、時には登山者が通るのだろう
2〜3小さなマークが有ったが、にぎやかさは無い
山頂に一汗流せば出る
  
浅尾山には山名板は有るが、点名を記するものが無い

点名を記す宝来の鈴さんだが、小さく山名を記していた
  点名と 山名
少し書き加えよう

点名 神末山(コウズエヤマ)山名 浅尾山

標高、908.99 北緯34°28′29″.9777 東経136°10′56″.8586
所在地 奈良県宇陀郡御杖村大字土屋原字大野1018番地
選点、明治22年4月
埋標 明治22年5月
最新測量、昭和60年6月2日
国土地理院点の記閲覧から
下山は、途中で見た林道を下ろうと主張するショウタンだ。
疲れがピークで、モウダメで、下りは優しいルートを主張する。
所が、下り少しの間は良かった
  
大洞山や、倶留尊の山が見えルンルン、オマケに舗装がされ楽々下山と思ったのがつかの間
アララ、林道は崩れ、痛み、落石が モー 楽して徳は無い、失敗ダー
では、出口は何処だろうと地図で言い当てあいをしたが、これも間違ったショウタン、ふー年か
  
道が流された地点が出てその向こうから快適な林道に成った
  
別荘地の前に出て地図どおり下るが、野いちごがすごい
久々に美味しい野いちごをパクリ、山姥も野いちごが好きそうだ
 
道を下り、村人とお喋りをして、ウツイ峠の位置を訪ねた
奥様は知らないが、主人が御杖神社にいるから主人なら知っていると話したので御杖神社に向かう
  
岳の洞や大洞山が美しく見える
地形図がオカシイ、この道は?と尋ねるショウタンに、これは新道が出来たのと一括する鈴さん。ハイ、素直なショウタンだ
御杖神社では、樹齢650年の杉に、縦のクラックが走り、樹木医がその手当てをしている真っ最中だった
村人や作業者が10数人、
お茶を飲め、お菓子を食べろ、村人は優しい。
神社に手を合わせているうちに、二人はウツイ峠の位置を聞き、付近の昔を聞き、登ったルートから、村人に感心され、浅尾山に登った事に感謝されていた。
モウ村人も登らない、釜谷山と浅尾山、マイナーな山だ

先日、登った杣谷山の話をすれば、あそこは義経が逃げた山や、最近まで伽藍と祠が有ったが今は無い
馬返しが有って、義経を追った武将が馬で進めず諦め引き換えしたという話だ

聞けば本当に歴史の地域、神末はアマテラスオオミカミが都を開こうとしたが、平地が狭く奈良に向かったと言う伝説や、御杖神社の謂れを聞いた。

日の当たる新道を牛峠に向かう
 
三峰山の尾根や村の景色、野草は減ったが、外来種の園芸花が道筋に咲き、山菜が豊富な村、マタマタ登るであろう御杖や付近の山々、
今日も山は楽しいと、満足な三人登山だった
御杖神社資料
御杖神社で頂いた資料を載せました。
村人の親切に感謝したショウタンの気持ちをページに載せました
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