バリゴヤの頭 大川口からモジキ谷周回 炉端山友会にて |
久々に大川口から仲間6人とバリゴヤの頭に向かった 下山は、モジキ谷口でこの尾根も何度か上り下りをした経験がある 今回は、梅雨入りの最中、大川口からバリ小屋の頭、下山をモジキ谷口とした 天気予報は雨マークが消えたが、これがまるで外れ、山頂で大粒の雨が歓迎した |
7時20分に大川口から登山口に270m程R309を下る。 登山口にはひと巻きのテープが有るのみで、旧鉄塔管理道を尾根に準じながら登る 途中で行者環岳や七曜岳が美しく見晴らせるポイントが一箇所有るのみで、現在地を知るには等高線と標高からしか現在地を読むことはできにくい尾根だ。地形図も小さな岩や棚、小さな尾根はその姿を書ききれない複雑な尾根だ 最初にやや広い垰横に、大きく枝木を谷に伸ばしたブナが出る。この木をを張り出しブナなんて名前をつけてみた 張り出しブナの木 現在地を私の地図から国土地理院地図に転記できるだろう |
小さな岩は巻くが、登れそうな岩は乗り越える 今日はリーダーは、クライマーで、そのクライマーの先生のLeoさんがいる ショウタンは極力現場講習をお願いして無理を言って巻ける岩も登った 何処でどんな岩が出るなんてことは表記しにくいルートだ。 殆どは巻登れるが、地図、棚登りの岩、と表記した所と、ルート取りに時間がかかったと表記した小ピーク以外は難しいルートではない 今日のメンバーは、登山歴10年以上、沢やクライミング経験者だが、年齢差が大きく、21歳以上離れていた 最高齢のショウタンは、大汗を流しながら、フー 1368mピークで少休憩だ。行動食をホウバル。持ち寄りを分け合う。美味しい ヤハリ、雨期は岩が湿り苔が滑りやすい。小さなホールドは登山靴では滑りがある |
チョット写真はブレてしまったが、石楠花が歓迎してくれた。大きなバンドを進むと土の斜面を這い上がり、小さな棚が出る この上に5m程度の岩場が出る。バンドに直接懸垂下降したのだろうか?残置ロープがぶら下がっていた 8.5mmのクライミングロープだった。下りのコース取りが難しいことが伺える。(下りルートの読みは本当に難しい、この後私達も一汗流す) 私が表記した棚登りの岩は優しいといえば優しいが、クライマーのリーダーも一汗流す難易度だ 初期の頃は、小さなホールドや木や草が足場を確保したが、それが無くなり、おまけに今日は滑る 先ず中程の木に支点をアルパインヌンチャックで作る。ここまでは超簡単、そこに立って、あと2m少しが何の手がかりもない 右手上に小さな根が張り出すが手が届かない、普通ならシュリンゲを棚際に生えている木に投げ支点を作るか、又はアブミだろう 所が、上級者とはいかに知識が深いか、ゲレンデなどでは使われることのないだろう方法で、トップを確保した。 その方法を、下から指示するLeoさん。ロープワークは写真を参考にして下さい 椅子を立木として考えて下さい どうでしょうか、ビレー者は力が3分の1でトップを確保でき、引き上げ力も3分の1で済む(理論上) トップ者もそれなりの技量がいるが、二度ほどロープを投げただけで、木にロープを巻き超えた 確保と引き上げが同時に出来る。さすがだ |
トップが棚に登り、順次トップロープで引き上げる 全員が登り一休み、その休み中にLeoさんは役に立たない残置ロープを回収して、棚登りの岩にゴボウ用にと設置した ソノ残置ロープの結び目が舫い結びだが、舫い結びの解けやすい欠点を無くす一工夫が有った 目を見張ってその結びを見おぼえた |
小さなチムニー状の割れ目を登りそのままトラバースで巻いたことも有るが、今回は左手に登り次の小ピークに登る 左手から小ピークに登る 石楠花がきれいな小ピークだ 此処で、みんなの記憶が消えた。何処を下ったか、また登ったか、石楠花が生い茂る小ピークは下山ルートが見えない ワイワイガヤガヤ、1時間近くも下りルートを探した。 此処で読図すればいいものを、記憶に頼った。馬鹿なショウタンだ 小さなピークの北北西側に小さなバンドを見つけてその下の棚に懸垂下降して、そこからマタマタ草の生えたバンドをコルに下った 空中懸垂も真下の懸垂下降なら簡単だが、少し曲がり岩にそって下る懸垂だ。 ショウタンはド下手で、まっすぐ下ってしまう 引っ張ってー。汗汗 |
コルに降り、下から見上げるとアララ、アソコを降りた。アソコを登った。簡単なコースが見える 一番難しい所を降りたことに成る。 コルで行動食で一休みだ モウ虫がすごい、 写真など撮っていられない 小さなマークや踏跡でバリゴヤの頭を目指したが写真はない バリ小屋の頭に着くなり大粒の雨がふりだした 山頂での記念撮影も、昼食もそこそこにそそくさと下山にかかる 雨は、木の根や、岩、斜面が滑る。一歩一歩の下山だ |
強力の頭までは石楠花ブッシュだが、随分と歩き良く成っていたが、マークはほとんど無くなっている コンパスなど取る気がしない雨、沢より濡れる それでも、面白いと仲間たち |
強力の頭からまだ少し浮根や倒木、石楠花と歩きにくい尾根を下る 小さな岩穴を超え、岩にそって斜面を下るが、ベチャ雪のように滑る。慎重に下った ゴロ石帯は案外落石はないが、オッ おしりで降りる尻制動の女性、汗、滑ったのだ なんやかんや、ユックリと下った。 |
植林に成り、馬酔木の中を下ると、モウどうにでもなれと感じる。ビショビショに濡れる それでも楽しくモジキ谷に下った 熊さんもびっくりなショウタン下山の写真です |
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