下多古川沢
枇杷の滝上流部
下山はバリエーション
2016/08/26
二人


コースタイム
8:45登山口-枇杷の滝09:41-滝上10:15-中の滝10:45-二段の滝12:51-P1401、14:35-蛇腹16:13-P18:04
各所休憩時間含む
8月16日に突然お腹が激痛に襲われて、持病の尿管結石が暴れだした
何時もは座薬程度で痛みは治まり、知らない内に石が排出されるが、今回はしつこい
やっとの思いで24日に石が出た。
こうなると体力テストがしたいと、ご近所さんと涼しいであろう簡単なコースを歩こうと、下多古川、枇杷の滝上流部を軽微な沢装備で登ることにした。
スタート時間は遅く、大所山登山口の有る枇杷の滝道を8時45分に登り始める
下界は35度と猛烈な暑さだが、下多古川上流部は秋のにおいが漂っている
  
もう少し早いスタートなら、登山口横の橋から入渓すれば少しは沢登りを楽しめるが、時間的な事から、途中から入渓して枇杷の滝下部に直接行く、ほんの少し沢を楽しむ
  
あと少しは巨石のゴーロー帯で少し難易度は上がる
枇杷の滝が顔を出せば、その美しさに感嘆の声を上げる
枇杷の滝展望台から見る景色とは一味違う景色だ
  
意味は分からないが、事故が有ったのだろう滝下に花が添えられていた
私達は沢靴で一応すべりを最小限にしていた
枇杷の滝銚子口に右岸から巻き登る
  
朽ちた梯子を登りトラバース道に出るが、なかなかワイルドでテープが無ければコース取りに時間がかかりそうだ

踏み跡を見つければ踏み跡を登ると枇杷の滝銚子口に出る
途中に祠が有る所を見れば、踏み跡だけではなく山林作業の道だろう

大雨で困っている所も有るが、下多古川は水が少ない、銚子口も飛瀑は無い
ここからは沢登り一級の沢、ゴーローや小滝を登ってゆくが、綺麗さも一級だ
過去3回この付近を楽しんでいるが、真夏は初めてだ
コケは美しく水は美しい
 
中の滝を目指して登る。左岸の斜面を高巻くが、マークやふみ後が少なくコース取に時間がかかった
又、滝下に降りるルートが見つからず、懸垂でもと思っていると、旨く降りるルートが見つかった
中の滝は斜漠で美しい
  
右岸を高巻くが、マークが打たれていた
マークが無いとコース取りに時間がかかってしまうだろう
トラバースで取り付き、マーク通り登った。
踏み跡も有るが、マークが助かった
時間計算から、少し時間が足りなさそうだ。
トラバースになって、中の滝上に出た
水量は無い
  
中の滝少し上で昼食を楽しむ

過去3回は全て登山靴で登ったが、今日は沢靴をはいた
記憶から、今回は沢靴が正解のように感じた。
難なく巻けたりヘツッタところは、淵などができヘツレない部分もあった
エアリアマップに書かれている。角千本渕やハナカスベ、木の葉イラズの渕を特定しようと思ったが、角千本渕以外は、その特定は難しかった
  
角千本渕
角千本渕の斜獏を登ろうと試みたが、滑りがすごい
完全防水をしていないリュックのドボンが怖い。
手前の残置ロープを登った
  
苔がますます綺麗になってくる
沢の状況は変わりやすい
ショウタン、ここを本当に登山靴だったのと聞く相棒
   

倒木の滝が出る
巨大な木が谷を防ぎ倒木が重なる

 
足が上がらず相棒に足を上げてもらうショウタンだ
柔軟性がますます乏しい
綺麗なふちを持つ小滝が出る
どれがハナカスベでどれが木の葉イラズの渕か特定は出来なかった
多分、一番綺麗なのが木の葉イラズの渕だろうと思ったが??分からない
  
 
ハナカスベと木の葉イラズの渕か???
木の葉イラズの渕??は左岸を大きく高巻いた
又倒木を乗り越え渕をヘツルが、ショウタンは滝をシャワーで登った
 
これを越えると、正面が岩で囲まれた四メートル位の滝が出る。
この滝はよくよく見ると二段の連滝だ

過去三回はここでコース取りに悩んだ。
左岸に上ったり右岸に高巻いたりと苦労したが、シマヤンが所属するクラブの友人が、ショウタン右手にチムニーがありそこを登ると言った事を思い出した
  
滝の横にチムニーらしい物が読み取れる。踏み跡らしいものも見えた
見に行くとそこはチムニーでこれを補助するロープが残置されていた。
これだ
  
小休憩でハイキングシューズに履き替えてチムニーに取り付いた
 
チョット試運転登山のつもりだったが、相棒もすき者だ
ついついオーバーヒートに高回転のエンジンは止らない

これが高巻きルートらしく左手下に沢が見えた。
ササゴウリを探したかったが、右手尾根を1401ピークに登っていった
地図から、傾斜の無い尾根だがふー、たった少し休んでいただけでエンジンが錆び付き、ふー、大汗を流す
 
自然林だが、比較的歩き良い、多分二次林だろうが美しい奇形な木が多い
1401ピークに登り、ここで服装を登山スタイルに切り替えた
1401ピークから比較的石楠花が多い
この尾根をシマヤンと五番関からピストンしたのが最初だ
モウ随分昔の事だったような記憶だ
その後何度か通ったが記憶は薄い
 
踏み跡とマークが助かった。
コースを見極めながらなら相当時間がかかっただろう。
フル回転になったエンジンでも、やはり馬力は落ちている
ショウタン、ユックリでと相棒のエールが嬉しい
小さな双耳峰は尾根上は倒木ブッシュだ。尾根下を巻く
 
足とお尻を押し上げてもらうショウタンだ ふー 相棒は快調だ
何も無い所にマークは打たない私だ。
古いマークが何方かの手で修復されていた。嬉しいが何でマークを打ったか思い出せない
景色が綺麗な小ピークだ

踏み跡らしい所を石楠花をかき分け下った。
土の斜面が滑り、最後まで下れそうに無い。
登り返す事をあまりしない私だ。トラバースで左手の痩せ尾根に向かった
危険な浮石、倒木が多い。
細尾根に出た。
そうだ、ここが岩場の難所だと思い出した
こんなルートは相棒はコース取りが上手だ。ショウタン、アノ木を持って向こうにわたれば下れるのではと、開かない足を思い切り開き、石楠花が私の体重を持ちこたえてくれる事を祈りつつ、エィと跨いだ
ふーこれで下れる。懸垂下降が一番安全だろう

後は尾根歩きだ。細い尾根もあるがブナは美しい
コースは踏み跡か動物道か分からないが上手く小ピークを巻いている

広いタオに出た。
正面が目的の下り尾根だ。
大所山はパスをすることにしていた
ここが蛇腹だろう
トラバースで尾根を目指す
 
蛇腹で行動食と休憩だ。
後500mの下山だ。1時間少しで下れるだろう
このコースは初めてだが、相棒は経験済みだ
踏み跡が濃くルンルンと下ったという相棒、モウ地図は見ないで下れるほどに賑やかさだ
女郎ヶ岩が出た。問題なく下れるが、ショウタンは体力切れが激しい
膝がガクガクと成ってきた。足は笑うが顔は引きつる ふー
 女郎ヶ岩
相棒は前回何も思わず下ったという。
どの尾根だったか??との事だ
地図ロイドをカンニングした。思った尾根ではなかったが下るに問題は無い。
兎に角、足が諤々だ。力が入らない。
少し寝ているだけだったが、高齢に成ると力の衰えは早いのだろう
  
枇杷の滝ルートに出た
あと少しだ

6時4分と少し下山は遅くなってしまった
過去の行動時間と比べれば、相当遅くなっている
年は嘘つかないが面白さは何時も100点だ。
山は楽しい
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