吉野山
背山、城山、船岡山と太閤花見塚
2018/01/21

1/50000カシミール地図
吉野通りの東尾根に城跡の城山と船岡山が有る
この山の周回をやってみようと三人でユックリ歩きのバリエーションを組んでみた
二山だけなら少し頼りない登山となるからと、もう一山加え背山も入れて周回してみた
体力があれば、象山も入れればバリエーションの大周回となるが今回は体力の問題で取りやめた
代わりに、太閤花見塚を取り入れて吉野の景色を堪能した
 
吉野川を挟んで吉野の妹背山があるが、妹山は妹山樹叢{(イモヤマジュソウ) 自生した樹木が密生している林地}で立ち入りが禁止されている。背山は小さな山だが登るに険しい急坂で面白い
そんな背山から取り付いた。
車は適当な凸地に止めたが、この付近には駐車場は無い
製材所の取り付き道を入り擁壁(ようへき)の横から入ればコンクリの道が出てすぐに斜面を登る
 
取り付き↑
斜面は歩き良いが一汗流す急斜面でなにやらモノレールが山裾に有り??これを無視して直登だ
山頂はすぐだが、大汗を流す斜面だ
二度目だが、以前は無かった山名板が二枚も係り、好き者もいるとフフ微笑む三人だ
 
以前は山越えで車道に下ったが、今回は尾根を縦走して藤田に下ろうとの計画だ

尾根上は倒木と羊歯も多いが、倒木や羊歯は上手く避けながら歩くことができ、バリエーション歩きの基本練習などに良いだろう
藤田に下るにお喋りが過ぎもう少しで行き過ごすくらいの山頂で、私は道跡を見つけて下ったが、同行の山姥は斜面をズズッと下ってショウタンが遅いと心配をしたようだ。
 

 藤田
藤田から一段下がって車道に下り、公民館の上の橋横から上の黒実線道に向かう
車道から黒実線に入り歩くも同じだが、途中に出る民家のマークは毘沙門天を祭る宗教の教祖様の生家とか
それを見るのが一つの目的だ
 
藤田公民館↑の橋を渡り西に取り付き道成りに耕作地跡を登れば

写真の民家跡が出ます。手入れが無い分少し不気味だが宗教も色々と眺めた↓
 
取り付き道↑
教祖様実家上に舗装林道が有り道成りに登って尾根道へと林道を上る
 
林道は快適ですが見晴らしは無い
読図で342地点を確認して少し休憩だ
リュックから出るのは山姥らしから保存ケーキの非常食、低山でも山は侮らない

休憩して登り、林道で城山に向かうもいいが、直登だと好き者だねー
倒木と雑木で低山の最悪な状態だが、案外隙間がありルンルン
山頂には背山の山名板と同じ物がかかって日にちも同じ、このグループも同じ周回だろうと巻かれたテープ色などから想像も楽しい
 
雑木ブッシュと倒木の尾根↑、標高差は約50m、林道どおり登ればこれは少し避けられるだろう
山頂には古い林道??跡が有り、倒木も多いがルンルン
 
尾根先で林道は曲がり西下道に下るが、ブッシュも楽しい近道だとそのまま船岡山方面に下る
下ればやはり林道風の古い道が有り、足下注意で登ってゆく
 見晴
途中に一箇所見晴らしが出る
縦走中の見晴らしはここだけだ
 
船岡山取り付きで↑道は曲がるが、我々は直登だ
倒木と雑木、歩きにくいがそれなりにルートを読む
一巻きのテープ、これを信じて山頂を目指した。このルートは登りよかったと山姥の一言のお褒めだ
 
船岡山は二等三角点吉野山が鎮座する。
吉野山は何処と聞かれれば、船岡山を言えば良いだろう 笑い

点の記
等級種別 二等三角点
点名  吉野山
北緯34°22′12″.9310 東経135°52′14″.7316 標高454.99

設置 明治34年10月17日
観測 平成20年10月10日
観測精度の違いも有るだろうが上田先生のデーター2001年との違いから山は生き物、ドンドンと動いていることが点の記から証明できるだろう。
引き返し破線を下るもブッシュ
尾根を南に下りこめばソマ道に出る
これを道成りに下れば一番歩き良いだろうと再訪の山姥、降り口は写真の吉野山 仏舎利塔、日本山妙法寺と書かれた石塔の有るところだ。取り付きは間伐材がゴロゴロだが、少し登れば快適なソマ道だ
  
時間が有れば高城山や青根が峰、マタマタ象山(さきやま)などを取り入れるのも良いだろう
私達は。太閤秀吉が5000人の家来と共に花見を楽しんだ太閤花見塚に向かった
想像だが、船岡山も見晴らしを作れば吉野の花見は最高だろう
この付近一帯が秀吉の花見所だったのだろう
 
太閤花見塚↑

整備された巻き道を登れば、
吉野の町は最高の見晴らしで、花がなくても素晴らしいのに花見なら最高だろう
ただ、駐車場は無い。歩いて来る事が条件だが、その見かえりは最高だろう
 
花見塚で少し遅い昼食を楽しんだ
暖かい整備された太閤花見塚、秀吉の事だ。付近の峰は伐採され5000人もの家来にその力を見せしめたことだろう
それにしても景色は良い

帰路の車道横には、花見のお茶たての水を取ったという小判井戸が有るが、今は飲む気もしない放棄の湧き水だ
 
車道を引き返し、後醍醐天皇陵の如意輪寺駐車場から細い車道をテクテクと背山の取り付きに向かう
ショウタンは地図も見ず、下りだ下りだとルンルンと下るが、山姥は地図を出しここはここ、アレはここと地図を見ながら下る
 
長い車道も歩けば楽しい
今日も一日楽しいバリエーション、吉野に雪でも積もれば花見塚から写真でも取りたいと思う気がする
今日の山行だった
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