学能堂山 2017/06/15 8人イナモリソウ |
少し前は奈良県最東の三角点としての人気も有ったが、現在の住所は三重県一志郡美杉村大字川上字黒田2480と成っている 明治22年1月の所在地は宇陀郡御杖村神末字西谷3059と所在地が重なっていた。 そんな二等三角点、石名原岳が乗る学能堂山にベニバナヤマシャクヤクを尋ねた エアリアマップは学能堂山と学の洞と紹介され、大和青垣の山々では、学能堂山、楽能堂山と紹介されている 一番古い明治22年の点の記の石名原岳がもっとも古い山名だ。 多くの名を持つ学能堂山は、360度の大パノラマと入梅早々に咲くベニバナヤマシャクヤクの咲く山としての人気も高い この絶滅危惧種の保存は花好きな登山家達に守られかろうじて絶滅を逃れている 盗掘者を見つければ勇気を出して注意しよう。 家で咲いてもたった三日の命、山に訪ねてこそベニバナヤマシャクヤクは淡い乙女のように可愛く美しい姿で微笑みかけてくれるだろう |
コースはバリエーションでT女が経験したコースを読図を楽しみながら登った 先ず、宮の本の凸地に一台をデポして、坂本川沿いを比丘尼橋手前の凸地に移動する 道はダートになり、普通車ではチョット苦しいが、小石を取り除きながら入った 登り始めて気がつくが比丘尼橋を渡った所の登山口にも駐車は可能で、そちらの方が状態は良い 使われなくなった林道をクネクネ登る ショウタンは花には弱いが、今日は花の詳しい方たちばかり、このコースの取り付き自信、inamorisouの群落が有ると言うことで選んだと言うリーダー inamorisou 外来種も多く、日本の花に同化する。 oorurisouにkikyousou 名前を聞いても直ぐに忘れるショウタンだが、花は心の浄化作用があるようだ |
見た目より傾斜が有る林道だが、その荒れようはひどい物が有る 兎に角inamorisouの群落を見て、三峰山縦走路にトラバースだ 体力があれば直登も良いだろうが、私は病み上がりの虚弱人、楽々コースに徹する 縦走路を登れば、来仏山にでる ここで縦走路に入るには、少し引き返し測量点848から縦走路に乗ろう うっかりすれば、尾根を西に引き込まれやすい |
踏み跡は濃い、コンパスは取るが難しいコースでもなく、開けた所で山座同定を楽しみながらコスマ山を目指す コスマ山は植林の中、山名が無ければ立ち止まることも無いピークだ。 コスマ峠に下り、白戸山に登り帰せば、ここも見晴らしが無い山頂だ 白戸山 |
途中に東俣山があり地形図ではここに破線道が登る 東又山からダラダラ登り、小さなタオから岳の洞に登り返せば、それは胸突きの急坂だ 登りきったところにベニバナヤマシャクヤクが咲くが、雨が少なく花は焼け、少し見頃が過ぎ、花の勢いは無い |
一つ残念なことが、 鹿だろう。食害があり花も葉も食べられ軸だけが残ったベニバナヤマシャクヤク。 生き残ってくれるだろうか? 鹿だろうが、鹿も食べ物が無くむさぼったのだろうが、美味しくないのか毒があるのか、食害は一部で済んでいた |
山頂では360度の大パノラマ、アレがお局岳、アレが修験道山、アレが三峰山、向こうに音羽山、高見山に台高北縦走路、クロソ山に鎧、兜、風車が廻る青山高原、見晴らしは最高だ 二等三角点石名原岳 北緯34°29′31″.0287 東経136°13′47″.3141 標高1021.42 |
下山は読図だ たら女は経験は有るが六年前の一度きり 見晴らしも無く植林内をひたすら進むが、急傾斜やフラットな尾根、コンパスを取りながら進む 咽が渇けば紫蘇ジュース、お腹がすけばお菓子にクッキー、女性の気遣いに感謝感謝 三角点、川上を確定して 三等三角点 点名 川上 北緯34°29′13″.4506 東経136°15′35″.9106 標高690.35 山名は丸山 点の記は保存されていない |
最後の下りは本当に急傾斜、230mを一気に下る ピンポイントでデポ車に下ると約束していたが、すっかり忘れ、少しでも緩い傾斜と、デポ車から125m東にずれた 下山目標は川上橋だ。 修験行山の登山口の有る若宮八幡へ向かう道だ。 今日も読図や花々を楽しみ、一日はあっと言う間の八時間、距離は約10kmとユックリと山を楽しんだが 今日も笑顔と楽しい会話は疲れも吹き飛ばす |
今日見た花々 キキョウソウ イナモリソウ コナスビ ヒメハギ オオルリソウ オカタツナミソウ ベニイロヤマシャクヤク 鹿?に葉を食べられ丸裸のベニバナヤマシャクヤク ヤマウコギかオカウコギ?? 大きな写真にリンクしています |
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