2月厳冬の山上ケ岳


奈良県天川村    1719m

2004年 2月7日   曇り時々雪
ショウタン(単独
大峰大橋ー洞辻茶屋ー山上ケ岳ーレンゲ辻ー林道ー大峰大橋

いつもはシマヤンとノブヤンとで山に出かけますがみなさんお年のため、父や母の用事が重なり私一人出かけることになりました。洞川はすでにマイナス5度、山上ケ岳は何度か?怖くなりましたが登る事に決定しました。
コースは記憶のかぎり報告します。
大峰大橋駐車場は積雪50センチ、わがランクルも四苦八苦、なんとか駐車場に止めることができました。
二少年遭難の碑あたりで積雪1.5m洞辻茶屋にて急に雪が深くなり積雪3mを越えるが胸まで雪に埋もれながら茶屋にたどりつくがすでに気温はマイナス9度。
洞辻茶屋のお不動さん


              
              2004年2月07日            2002円2月14日

                   宿坊付近                     おかめ石上山門

休むまもなく、先をいそぐが5mの吹きだまりに出会う。これは少し無理と判断、尾根を直登、無事次の茶屋に出るが風が強く吹雪きになり、5mくらいの視界、少し小屋で休むが風おさまらず、かって知り尽くした山、少し無理して出発。
このへんからは雪が堅く、膝または太股くらいのへこみになる。
鐘掛岩までの階段は雪が少なく安心して歩く。鐘掛岩附近のキレットは雪がなくアイスバーン、8本爪では食い込まずピッケルで確保して無事通過。
お亀岩附近では、目標物が雪に埋まりはじめてコンパスを出す。
はじめての宿坊は雪に埋もれ積雪は5mくらい。電話線をまたぎ歩き出すと前方から登山者、山上のレポートを聞くこの方は、駐車場で出会った方だ、レンゲ辻からとのこと、時間は同じくらいか。山上は積雪少なく1.5mか。
ここで不動真言をとなえレンゲ辻に向かう。

2002年12月14日のお花畑



小屋内の雪



お花畑は猛吹雪、寒さはピークと感じるが気温はマイナス7度だ。
ここは雪が柔らかく膝まで埋もれるがパワーでなんとか歩く。下りは雪が多いがセッピにのみ注意が必要だ。簡単にレンゲ辻に出る。ここからは尻制動やグリセイドウ風でどんどん下る。途中のキレットは少し注意が必要だ。
やっと林道に出るが周囲が暗くなる。実は時計を忘れ時間は感のみが頼りだ。気付くと休憩と食事をとらずに歩いていた。
ここで休むが足がガクガクとなりだす。疲労か寒さか不明だ。
やっと車にたどり着くが10時間かかっていた。少し無理な山行だが楽しさは100倍だ。
最後におまけがあった。我がランクルが雪にに閉じこめられ救助車を求めるがこれ又脱出不能になり、またまた救助車が出るも脱出不能3台が雪の中でもがき、私が雪をかきわけ車にチェーンを取り付けて脱出、次々と車を引き出し無事帰りました。
スタットレスタイヤの過信が災いのもとでした。参考までに、3台の車はプラド100、ビックホーン、我がプラド90でした。反省しきり、絶対私の真似はしないように。次回は山歩隊の皆さんと登山を行います。