杖ケ薮から護摩の壇と摩尼山、姑射山(コヤサン) 2013/12/25 ショウタン |
大きな地図にリンク コースタイム 杖ケ薮、09:40:-石仏10:30-尾根取り付き11:40-護摩の壇12:30 護摩の壇13:00-倉の尾峠13:30-黒河峠出合14:03-黒河峠14:20-摩尼山15:00-姑射山15:30〜40-中の橋16:03 休憩含む総時間6時間23分 |
12月11日に豆街道から杖ケ薮に登り倉の尾から護摩の壇に下山を六尺道から下った 天空の村、杖ケ薮は廃村寸前で住民は7人しか居ないとか、それでも村は栄えているようだ 今回炉端山友会のオフ会下見を兼ね高野山内まで歩いた。 雪は多くはないが誰も通らない小道は美しく今日は独り占めだ。 |
高野山奥の院中の橋駐車場から杖ケ薮の小さな寺までタクシーで下りそこから高野山を目指した 道路がドライなときはタクシーは杖ケ薮まで入ってくれるが、積雪時は行けない時があるとタクシーの運転手さんの話だ 国道だが道は細くクネクネと曲がり、国道から杖ケ薮までの町道は細く普通車がやっと通れる程度だ 国道から杖ケ薮に入ると道が二段に分かれるが下側を通れば小さな寺前に出る 住民の方が言うには此処に駐車が可能だと言った。自家用車でゆくなら此処に駐めさせていただける 小さな車なら、上道を通り神社まで乗り入れられる。此処にも駐めさせていただけるという タクシー代は国道入り口まで2000円で村中の寺まで2500円だった。 |
道は文章で言い表しにくい 小さな寺横から細い道を上に向かえばカーブミラーの有る車道に出る 車道を上に向かえば、お宮さんで車道は終わる。 とにかく住民は7人だ、道を尋ねたいが人が居ない。 とにかく宮までゆけば登山口は簡単にわかる。 天空の村は明るく大きな家が多いがモウほとんどが廃屋のようだ 宮の広場から振り返れば写真の道が山肌に登る 取り付き 古道 お大師さんの石仏 斜面は石垣が有り、一昔前は畑だったそうで、コンニャク玉や麦、野菜などが作られたそうだ 道は測量がされている。測量杭を頼りに登った。 お大師さん石仏付近までは道は良い、今は秋のキノコ収穫の道だそうで状態は良い 少し斜面で道の状態が悪い所もあるが大した問題では無いだろう ゆっくりと歩くショウタンだ 和歌山森林と緑の公社なんて看板が出た。この付近は杖ケ薮トチヤなんて書かれていた |
小さく道が抜けたり傷んだりした部分があるが通行には問題はないが、雪の部分は慎重に歩いた アイゼンは付けなかった。 道なりに歩けば倉の尾峠に出るが、少し遠回りだ。 途中の尾根で一番緩やかそうな尾根を選んでパス道で登った。 尾根先に橋本市、木下と書かれたコンクリ杭が境界を示している ここから尾根に登る 尾根は綺麗だ。この尾根以外はマッタケ山だし傾斜も有る。もちろん植林も多い 50mばかしは少し傾斜があるが、だんだんと緩やかで歩きよい 尾根を登り切ると同じ橋本市、木下と書かれたコンクリ柱が有る。 此処で倉の尾峠からの道に出会うが少し右手に歩こう この出合に見晴らしポイントが有り、弥山、八経ケ岳の見晴らしは最高だった |
後は道成だが広い多和に出る。此処は蛇の窪と言うがここからピークに向かう。テープに引き込まれないようにしよう 雪がなければ古い階段が有るのだが、モウ朽ちる寸前だ 木下道標から右上ピークに登ろう |
左手に樹間から橋本の街や金剛山や葛城山、奈良方面がウッスラと美しい 一登りで護摩の壇、山頂だ。 三角点が雪をかぶって鎮座している 三角点の記 三等三角点 点名 長尾 北緯 34°14′49″.3798 東経135°37′52″.4112 標高894.30 所在地 和歌山県伊都郡九度山町北又594番7 風もなく温かい、ゆっくりと食事を楽しんだ |
倉の尾峠から高野山に向かう。 道なりに下ればいいが倉の尾峠は道間違いを起こしやすい。ハッキリしないが五叉路で、一番踏み跡が濃いのが西ヶ峯に向かう道だ 尾根に沿って230度の方向に向かう。直ぐに小さく登り小さな掘割を越えてゆく |
倉の尾峠から道は良いが、境界尾根下に朽ちた道標が有る ここから黒河道に出会うまでトラバース道だ。 少し手が加えられ通るに問題のない道だ。途中で雪池山がみはらせた。 雪で小枝を隠す。足元注意のぼちぼち歩きだ 黒河道出会いからも同じような小道だ ひたすら歩いた 出会いの道標、 黒河峠 古いエアリアマップには黒河道との出会いが桜峠とあるが、現在の黒河峠が桜峠ではないかという説もある 黒河峠の地蔵は桜地蔵という。桜峠はとにかく沢山有りすぎる 桜地蔵 |
黒河峠から摩尼山に向かった 先日来の雪が少し積もり美しいが、気温が高いと雪解けが進む 摩尼山 摩尼山まで少し長く感じた 摩尼山から摩尼峠に下るが雪注意の傾斜だがノーアイゼンでボチボチ下った。 摩尼峠 摩尼峠から奥の院に下るも良いが少し時間が有る。ここから大峰道に入り姑射山(コヤサン)に向かった 今、大峰道は女人道として整備されているが、元来は天川村の大峰山に向かう行者道だった 弘法大師もこのコースで高野山に入ったという。 |
姑射山は訪れる人は少ない、古いマップ以外はその名が記されていない ここから尾根に コヤサンは何も無いピークだ 姑射山から引き返しトンネル上の峠には地蔵が祀られている 右手に下れば、R371の桜峠下バス停横に出る 後は車道を中の橋駐車場に向かえばいいが、道はドライでも時々凍ったところがある 慎重に歩かなければ転んでしまうだろう 女人道取り付きに出る |
今日のコースは登山者は少ないだろう 状態良く残った古道を歩き、忘れ去られたような護摩の壇に登れば昔の旅人の姿が見えてくる 護摩の壇とは、旅人や村人が此処で焚き火をして村人や旅人達が待ち合わせた場所だという 宿りや杖ケ薮、西ケ峯 当時の摩尼村の人々が野菜や大豆を背負って高野に向かった姿が目に浮かぶ ショウタンはこんな古道を尋ねるのが大好きだ マタマタコースを変えて此処に登ってみたいものだ |
戻る |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |