岬町孝子からみさき公園駅縦走

高野山、泉南飯盛山、大曲山、提灯講山
二人
連続台風24号後、紀泉アルプスの各コースを点検整備をするべく、今回のコースを歩いた
上孝子の高仙寺から泉南飯盛山までは、通行に支障が無い事を確かめ、今回は再整備と確認のため再度登った
素人が取り除ける倒木は略撤去、すでに沢山の方が登られた踏み跡を確認した。
コース的に何も書くことは無い
高仙寺について
今回は車利用で、上孝子の新道の凸地に路駐して、引き返す格好で高仙寺西側階段から取り付いた
上孝子の村中からも登れるが、私は西側階段が好きだ
  
P地点から駅に向かい山裾ダート道を行けば写真の石標の登階段が出るが、途中に猪避けが有る。開けて通ることが出来た。
今回は写真のテンダイウヤクの看板から、テンダイウヤクの木を勉強してきた
近くに無いかと探したがわからずだ
 
痛みが出た階段を登り、禁殺生などと書かれた名石など見ながら、仁王門を目指し登る
  
孝子観音と親しまれる天台宗の高仙寺は無住で、孝子内に檀家は4軒しかなく、今回の台風で被害も大きく檀家さんは整備は大変だと近隣の奥様

立派なお寺だが、痛みが目立ちだしている。天台宗のお寺だ
役の行者の母のお墓も有ると言う看板が落ちていた。
場所は知らない
お堂裏から取り付き、道成りに上れば良いが、急傾斜だ
  
はっきりと道が有り、一汗流す頃、テレビアンテナが有り見晴らしは良い
目指す泉南飯盛山や和歌山の町まで見渡せる
道成りに登れば、高野山が出る
  
高野山285mは9月23日秋分の頃、夕日が美しいために夕日を拝むために沢山の人が登ったとか
今は西側の見晴らしは無い。
下りこみ登れば反射板と鉄塔が出て、後は林道と成ってゆくが整備は無い
コースはマークや案内があるが注意して歩こう
  
マダマダ倒木も有るが、通行には問題は無い
見晴らせれば飯盛山の鉄塔が見える。途中の312mピークなど踏んでみたが何も無いピークだった
谷道登山道分岐にはテープが巻かれているが、道標は無い。
写真の鉄塔案内が有る所から下れば林道の谷道登山道に下る
 
道成りに登ろう
大きな倒木下は通れるようにあざけている
道は良い
登れば札立山分岐が出て、ここからは近畿自然歩道だ
国が管理するコースと成る
其の先を下りこみ分岐が出れば、信浄院寺への分岐で、淡輪に下るルートだ
登れば又大木の倒木が有るが、通行できるように撤去したが完全では無い
倒木を抜ければ千間寺跡が出る

千間寺は信長や秀吉の紀州攻めで戦火に消えたとか
井戸が残り祠が再現されている
僧兵の命の水だったのだろう。
  
山頂手前から信浄院に下る道が破線で書かれている
最短と鉄塔管理道の破線を下ったが、急傾斜の階段は猪の大暴れが有り、道は大荒れだ
慎重に下れば、石積みと大きな建物が出た
小さな祠だろうと思っていたが、先ずびっくりだ
  
      
神仏合体の信浄院、今も信徒は多そうだ。
兎に角大きな信浄院だ。多くの祠や仏が祭られている
来た道を登り返す気はしない荒れようだ。
淡輪からの道を登る周回になった。
  
山頂の石の祠は、金剛童子が祀られていたとか
古い写真から其の謂れが読み取れる
 
宝照院鉄山氏によれば
役の行者は葛城霊場を不動堅固にするために葛城の八方位に金剛童子を配して結界しました
此処飯盛山(般若ヶ岳)には、その葛城八大金剛童子の一尊禅前童子を配し葛城の北西位を結界しています
尚この山頂には昔修験の飯盛寺が有りましたが、天正の兵災で灰塵と帰し、難を逃れた本尊釈迦牟尼佛は孝子の近輪寺に安置されています

伝伝と書かれた立て札が有りましたが、今は朽ちている。
山頂でお昼を楽しんでいると、行政の方が登られ、国が定めた近畿自然歩道の状態を確認に来た
余りにも広範囲で各所の道が痛み整備には時間が係るとの事で、
実は、今日もリュックにチェンソーを入れ勝手に倒木処理をしている
よろしいですかと、
事後承諾、それは嬉しいですが、倒木処理の跳ね返り事故には注意して下してとの事で、慶ばれた
山頂からみさき公園に下る
モウ10年ぶりくらいか?
  
寒くって動けないカマキリさんに見送られ下りこむ
最初はなかなか険路な下りだ

大曲山の確定だが、何処をドウ曲がるとは言い表せないが、現場では位置違いに表記の物が有った
白いテープの主が正しい
地形図的には小さな双耳峰の西側だ


大曲山は下りこんで登り返す。小さなピークだ。下り尾根が大きく曲がりこんでいることから付いた名前だろうか??
コンパスを合わさずに目視で行こうとして、尾根間違いを起こしかけた
方向は注意が要るだろう 
  
縦走路に戻る
険路な下りもあるが、コースはわかりよい整備道だ
途中でマッタケ取るなの看板が多い
小さなアップダウン、大きな倒木は撤去したが、小枝はすでに整備されていた
  
振り返れば、飯盛山は大きくそびえる
たった384mの山頂も大きくそびえる。
よくよく考えれば、大峰のたがが1700mといえども其の高さはどれだけ高いかと考え直す
エアリアマップに載る提灯講山を特定するが、山名板や表記するものは何も無い198mピークで、地形的には尾根が三峰に分かれることから山の定義が成り立つ、平らなピークだ。
倒木がある提灯講山
見晴らしもない雑木の道を、此処だあそこだと読図で楽しみ時には出る見晴らしを楽しむ
 
サア後少しと下って行けば、アララこんなルートが有ったのかとナガーイ整備階段、途中から手すりがあるほどの下りだ
  
下りこみR26下を潜って、少し登り返す階段にブツブツ
下りこめば、団地端に出て、其の先を真っ直ぐに下れば、町中階段を下って国道26号に出る
国道手前に、由緒ある伝説の池がある。
天皇の舟遊びの池とか言う夕野池、淡輪には大きな古墳などがある。古い村なのだろう
岬町に残された伝承によれば、その昔、この池のそばに大きな二股杉が生えていた
人皇第十一代垂仁天皇は、この杉で舟を作らせ、御子印色入日子命(イニシキノイリヒコノミコト)大帯日子淤斯呂和気命(オオタラシヒコオシロワケノスメラミコト)( 後の第12代天皇、景行天皇 けいこうてんのう)と三人で舟遊びを楽しまれたという。
看板が出た。

駅前には平日なら
200〜300円で駐車できるコイン駐車場がある。
駐車場利用でも色々と周回が楽しめるだろう
 孝子駅

みさき公園駅から孝子駅まで電車を利用したが、普通車しか停まらない孝子駅は電車数は少ない
懐かしい南海電車、相棒にこれ何キロで走っているのと、スピードを出す電車に、このカーブは65km/hだと、記憶を呼び戻す
孝子駅から、上孝子まで歩き、新しく出来た道から、帰路についた。
総時間7:20から15:35分と距離約11.5kmを楽しんだ
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