干支の山

犬ヶ丈山
2018/01/04
明けましておめでとうございます。
今年の登山初めは、干支の山の犬ヶ丈山に登ってきました。
病後で完全な体調では無い中、サポートをしてくださる山仲間と二人で、地形図に載る破線道を信じて取り付きました
今回ほど破線道に悩まされた登山は珍しく、標高差400mのコースに三時間半の時間とコース取りに悩んだ登山は久々です
皆様の過去のコースを見させていただけば、車で登った。車道を登ったなどの記事が多い中、私はたった400m程度の標高差だと侮った

南み下の和歌山県日高川町大字小釜本の地形図に長子と書かれた所の神社から伸びる破線道を探索登山してみた
結果、破線道はほとんど消えその跡の探索に時間が係った。
先ず、周回下山の目的地、長子谷池西の凸地に路駐して神社に向かう。
長子谷池から、山頂の犬ヶ丈山は見え綺麗だ
 
地図に小さなトンネルが載るがこれは陸橋程度、そこから正八幡神社に向かう。
グーグルマップなどには長子八幡神社と記されている

 
初詣の親子に犬ヶ丈山の事を尋ねるが意味は知らないという
長子八幡神社(正八幡神社)は紀伊上臈杜鵑草が咲く神社として知られているが、この花はで保護されている
難しく漢字で書いたのは検索に引っかかりにくくするためです
心無い人の盗掘から守りたい植物です。
 
身内の不幸事から神社詣でを遠慮しているショウタンは手を合わさず神社を見学、左手の道に入り山頂を目指す
ここで、馬鹿な私は早合点して、アラ道が山頂まであると早合点、コンパスも取らず地図も見ず道成りに歩く馬鹿だ
 
で。広い道を歩けば道が分岐してアラどちらと、ここで地図を出す。
我が身のサポーターが、すかさずショウタンこれオカシイと地形の違いを指摘する
これはシマッタ、目的の破線道はとっくに通り過ぎ、一回目のアルバイトだが、どうやらこの分岐の上の道は私の地図Bの地点と繋がっているようだ。少しは収穫は有った。引き返しながら破線道位置をじっくり探す。
@の地点には猪罠が仕掛けられていた。
獣臭が匂う
更に引き返し、コンパスや地形から、柑橘(ハッサク)の耕作地跡道だろうとそこから取り付いた。
ここから山頂まで、テープが出るが、登山者が残した物と確信できる物は一箇所のみ、ほとんどは測量されたときの物のようだ
 
取り付きからしばらく道はシッカリと有り、取水パイプが通り、ここだと核心が持てたが、
 
谷に行き止まり谷を覗けばとても道が有りそうに無い

引き返し道を探ったり、付近を目視したりとそれらしいところは無い
谷沿いは倒木や小滝らしいものが見える所から、少し右岸上部(左手上部)に登ってみると、測量杭らしい物とその時に残しただろう赤テープと登山者が残したようなテープが有り道を感じた。
我がサポーターはキッチリとコンパスを取り、破線道に合っているとバリエーションスタイルでいるが、ショウタンは目視のみの馬鹿たれ登山だ。
 
道跡を感じるのは得意だ。ほぼ破線道を歩いているようだ。
まさかと思う傾斜に道が有ったようで信じがたい。
小さな谷を越えて行くが、動物道か?分からない状態に成り、若いサポーターさんは、目ざとく看板を見つけた
 
人の来ない所に看板は出さない、道はあそこだろうと10mばかし下に移動した。
道が感じられる。
現在地は全く分からなくなった。が付近の状態から正面は滝状だしこれは巻いて道が有っただろう。地形図を見ると斜面に道が登っている
たぶんここと決め、道を探ったが、道は完全に無くなり地形図から広斜面が有る事を読み取っていた付近まで登ろうと、今年初めての沢登りだと慎重に谷や斜面を少し登った。
マサカノマだが、耕作地跡が出た。広い斜面だ。石が段々に積まれ水が豊富な所から田の跡だろうと推測する
植林の太さから、昭和40年代後半まで耕作されていただろうと推測するがさて
 
登れるように登らなければ道などすでに無い
たぶんだが、平成23年の7年前の台風12号で完全にこの付近の道がなくなったのだろうと話し合い、心臓パクパクの私のために大休息と、状態を確認して下さる同行者、無言でもその気使いを感じ取る。
フト目をやると、小さくナイロンテープがソマ道状の道横の小枝に付けられている
ここでGPS確認をすると、現在地は道がUターンする平地付近で、読みは当たっている
兎に角道を探ってみようと耕作地縁を廻ってみたが、道は完全に破壊されているが測量杭が極僅か残っていた
 
ぐるっと廻れば、休息した所に戻り、小さな登山者テープが示す道を登って尾根Bに出た
 
尾根B地点は尾根を越え斜面と尾根上下と登った道との変則な小さな四つ辻だった。
地形図から、尾根を越えて斜面に入る道を選んだ
道跡が有り進むと、斜面傾斜が半端ではなく、私の体調や二人の登山技術からこの斜面は危険が多すぎると引き返し、尾根を登る事にした。
 
どうやらこの尾根に小道が有ったようだ。
たぶんだがテレビアンテナからのケーブル支柱が有ったようで、切り取られた支柱跡が定期的に出る
初めて矢筈岳が見張らせた。
登れば林道に出て、正面に登らず、林道を右手にとって行けば破線道と出会うだろうと思い右手に取る
 
正面は尾根 左右は林道Cの地点

注意深く破線道を探るが無い、モウ行っちゃえ行けば車道に突き当たりその付近が破線道だろうと思いながら下り気味に歩く
車道に突き当たるが、どうも車道カーブがおかしい
確認するとアララ、これはズート下の急カーブだ。破線道を完全に外しているEの地点

ここでじっくり地図を見ればよかったが、引き返すことに頭が走り、引き換えした
コース的には破線を諦め車道を歩いてF地点から尾根道に乗るのがスマートだろう
破線道を探しながらC地点までマタマタアルバイトだ。
C地点からD地点までの尾根は傾斜が有るが見晴らしが出てスローペースも景色に癒される

 
D地点から真っ直ぐに尾根を登ろうと思っていたが、林道の擁壁で登れたものじゃない
 
モウここから車道で山頂に行こうかと悩むが、今日は破線道をまともに歩いていない
F地点に向かって車道を下る。
キット斜線道付近に梯子が有るだろうと思っていたが、梯子は有るに合ったがとてもその上の斜面は、今の体力では危険すぎる
諦めF地点を目指すとG地点にやっと登れる地点が出た
後は、尾根を登る。
今は息切れが有るが、サポートさんは術後の胸骨が完全ではないから呼吸が浅いがゆえの息切れだろうと言う
成るべく腹式呼吸で深呼吸だが、ユックリ歩けば問題は無く息切れも無い
こんなスローペースに付き合ってくださり有難う
 
後少しで車道が出た、こだわり斜面を登り山頂のアンテナ建物裏に出た
 
三角点は建物横にあり、12年前の山名板や今年用に作られた物が有り干支の山の雰囲気が出る
 

三等三角点 小釜本(こかもと)点の記

点名 小釜本
北緯33°56′52″.6269 東経135°18′41″.8118 標高521.74
選点明治36年4月24日 設置平成6年8月24日 観測平成15年8月16日
所在地 和歌山県日高郡中津村大字小釜本字宮の谷604番地の1
車が登ってきた
車で山頂に来れるが、車道でも良いから登山なら麓から歩いてほしい物だが、この山はバリエーションも難しい
どの尾根も、車道に出る付近で急傾斜や擁壁に遮られるだろう
体調が完全になった地点でもう一度この山のルートを探ってみたい
手ごわい里山だ

充分の休憩を取って、下山は車道を下った
その方が景色が良いだろうとの読みだ
この先に下り
 
矢筈岳 清冷山を見晴らしながら車道を下る
たぶん三里ヶ峰だろうか

車道の擁壁も谷側も傾斜が有り車道を越えられる尾根は無いだろう
この山ほどバリエーションには車道が邪魔をする山は知らない。困った山だ

下れば、エコの名を借りゴルフ場跡にメガソーラーが出来ていた
二酸化炭素削減量が書かれているが、その面積に生える木々が浄化する二酸化炭素吸収の表示は無い

 
車道を下り、長子谷池に下った

 

今回登ったコースから、緑線で書いたコースがスマートで、ブッシュもわずかだろうと思うショウタンです

今日の軌跡データー
平面距離   8.1km
沿面距離   9.0km
記録時間    06:05:53

最高高度  528m
最低高度  90m

累計高度(+) 1553m
累計高度(-) 1415m

平均速度    1.3km/h
最高速度    8.4km/h
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