犬鳴山
天狗岳、経塚権現山(燈明ヶ岳)、不動明王 地蔵岳
2018/09/19

距離4.5km
総時間4時間15分
台風21号で倒木が気になる山の一つに犬鳴山がる
高城山や高鍋山は人気度も高いが、天狗ヶ岳や経塚権現山への裏行場は一般登山者には厳しい
そんなコースの倒木調査に、犬鳴温泉西端の尾根先から取り付いた
七宝滝寺の駐車場には林道から下るが、道は初心者運転には厳しいだろう
私のカーナビには駐車場までルートが乗っていた。

犬鳴川沿いの参道を下る

 取り付き
取り付きは犬鳴温泉入り口の尾根先の駐車場から取り付くが、少し登れば急傾斜の険路だ
此処のルートに有ったマーク類は全て取り払われ、下りなら??とコースを読み解くことが難しいだろう
兎に角登った
標高差200m程度は厳しい登りの表現がピッタリで初心者向きでは無い
ルート踏み跡は有るがマークが消えていた
現在地読みは地形図のCo表記から読んで登った
 
標高300m付近までは本当に厳しいが、倒木は無かった
 
小さな道標に安心感を覚えながらフー登った
登るほどに巨木が倒れているが、尾根中央を塞ぐ事は無く小枝を切り取りながら登った
 
天狗ヶ岳の天狗さんは無事ですが、尾根は倒木が多い
小枝は切り取りながら登ったが、巨木は特別に通行の邪魔はしない
むしろ枯れ枝が落ちそれが通行を妨げたが、取り除けるものは取り除きながら登った
天狗岳からは倒木が多いがこれも通行は出来る
一人一枝を取り除けば直ぐにコースが復活するだろう
 
経塚権現山に向かうが、駐車場の案内からすれば、経塚権現山は葛城経塚第八番で、山名は燈明岳と言うことに成る
経塚権現山の西ピークが小天井山と言う事だが、此処は道がピークを巻いているから、登られる方は少ないようだ
駐車場にあった案内図を載せておきますが、ピンボケだ
経塚権現山からの下りこみは険路だ
兎に角厳しい下りで途中の小岩の下に白龍大神?なんて祭られている
 
なにやら石仏が多く覚えきれないで記憶から消えていることが多い
ドンドン下れば鳥居が出て、倶利伽羅不動明王が祭られている。
この鳥居前で昼食を頂いた
此処から一般登山道で下山するか、裏行場から下るかの選択だが、行場道を選んだ
不動明王祠裏手から下るが、険路と言うよりクライムダウン的要素が入る道だ
ほとんどの方は登られるだろう
ストックをしまい、両手を使えるようにして下った
切り立った尾根は岩ならナイフリッチだろう
 
安全優先でユックリと下る
と、地蔵と福槌権現とが出る
地蔵前には葛城修験犬鳴山内第28宿とかかれ、山名は地蔵ヶ岳と有る
 
地蔵ヶ岳でコースが??、此処から尾根だと懸垂下降だ
頭を捻っていると、蛇腹方面に白いロープが見えた
斜面を下るのだろうと覗くと、マークが見つかり踏み跡道を下るが厳しい
真新しいロープが補助されていた。
 
蛇腹にでれば後は登山道だ

蛇腹は、犬鳴山伝説の蛇が猟師を襲う所を、犬が吠え獲物を逃がした
猟師が腹を立て犬の首をはねた所、今にも大蛇が猟師を襲おうとしていた大蛇にはねた首が噛み付き、猟師は事なきを得た
犬に感謝した猟師は、庵を結んで犬を供養した。
などと成っている
 
鳥居前で登山道と出合い道成りに下る
兎に角石仏が多く??と覚えきれない
登山道も厳しいがユックリ下れば安全だ
不動明王前から参道を下れば、駐車場は直ぐだ
 
参道際には仏像や石仏や謂れが多く、書ききれない

犬鳴山は大峰修験や葛城修験の縮小版で、興味が出る
今回、駐車場の横に有った絵地図から、地形図に無い山名が読み取れた
修験道行者、鉄山氏が書かれた物で信頼度は高い
機会を見て、美しい写真を載せて見ます
また、地形図にあわせて其の位置を表してみたいと思った

ほんの4時間少しの歩きだが、今回のコースは厳しさでは大峰よりはるかに上だろう
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