天見の里山
清水峰 学文峰(学問峰)、井谷峰 叶山
2017/02/27

一山越えればそこは和歌山の橋本
そんな河内長野市天見の里山、清水ヶ峰、ジルミの頭、学文峰(学問峰)、井谷ノ峰、叶山、の山を周回し、下峠や旧下峠、上峠、を探索し
エアリアマップに載らない道を歩き読図で山を楽しんだ
コースタイム
P09:35-清水峰10:25-学文峰11:17-上峠13:00〜13:41-井谷峰14:30-叶山14:45-叶神社15:07-天見駅15:31-P16:00
総時間6時間25分
深夜の勤務明けで同行者に下調べをお願いしたのが前日の夕べ、早く言えば下調べも無くエアリアマップも見ず、山仲間のヤマレコを眺め山名を地形図に書き込んで眠い目をこすりながら二人でユックリと登山を開始した
先ず、駐車地点が見つからず、登山口にした近くの地蔵寺の取り付き道信号角に路駐した
このコースは電車利用がベターなコースだろう。千早口駅、天見駅には近い
で、地図から尾根は分かるが、取り付きが分からず地形図に載る道からエーイと取り付いたが、そこは墓地でごめんなさい
 路駐場所
路駐して国道に出て目標尾根に向かい路地から実線道を登ればそこが墓地で、墓裏から尾根に登った ゴメンなさい
調べれば、尾根北先の菅原宮から取り付けばスマートだと知った
ご神木の裏から登るらしい(仲間のヤマレコから頂いた)

目標尾根                     路地に入り                    ここを登れば墓地だった
  
とりあえず尾根に取り付くが、冬枯れで問題なく登れた
主尾根中央に出れば道が有り少ないがマークも有った
読図好きな二人は、現在地や標高地形と地理院地図と合わせながら登る為、歩行時間は標準より遅くなる
初めて登るこの山域を知るためにはやはり読図が大切だ
  
墓裏から尾根に取り付き登ればソマ道か古い生活道か分からないが道が出る。
時にはマークが有り単純尾根だ小さなアップダウンはあるが、清水ヶ峰に一発コンパスでも迷いは無いだろう
清水峰には反射板が有り清水峰の山名板が有る。エアリアマップや地形図には名は無いが、この付近の山好き達が挙げた山名板だろう
北東下に清水集落がある。
  
標高表記が地形図は370m〜380m間だが383mは??と感じ地形図の測量点379m地点に行ってみた
そこには何も無かったが、小さな双耳法で太い樫の木??が目立つピークだった
河内長野市測量が383mなのかもしれない。
今日の記事の標高は国土地理院標高で書き進めます。
379m地点の樫の木(??)
引き返し反射板から南に下る。
尾根分岐がはっきり見えない。こんな地点は現在地を信じコンパスでプッシュに突っ込んだ。と10m少し下るとマークが出て尾根がはっきりと現れ道が出た。どこかに分岐が有るだろうが見逃したようだ。途中から学文峰のピークが樹間から見えた。

マークを信じ下り小さく登り返せばジルミの頭と山名板が出た。
地図を見て、アラ標高表記がオカシイと感じ、現在地の間違いかもと科学兵器のGPS(スマホ)で現在地を確認した
地図読み地点は間違いが無く、大きく違う標高に使用地図が違うのだろうと話し合う
このピークは地形図からは340m少しと言った所だ。
  
羊歯の踏み跡道を下ればジルミ峠、そこには行政道標が有り尾根を越える道は行政推薦ハイキング道の河内長野市テクテクルートだった
下り正面に学文峰が美しい。
  
ここから正面に登り返す
これがワイルドな急傾斜、途中から巻き道ルートがあるようだが、直登する二人、ズル、オッ滑るなんて一汗流してフー面白い
  
学文峰はガクモンミネとの読みと聞いた。少し古い地図にそう書かれている聞いた。
山頂には三等三角点、唐久谷が鎮座する。
点の記を書いてみよう
等級種別、三等三角点、点名 唐久谷、標高414.44 北緯34°24′11″.2668 東経135°34′52″.5858

 

山頂の樹間から三石山や根古峰から岩湧山、旗尾岳が見張らせた。

ガクモン峰について、古文書にはカタカナでガクモン峰と書かれているそうです。
当て字は学問峰が正しい当て字ではないかとのご指摘がありました。
何時の頃からか山名板が、学文峰と書かれているようになったとか??、
ガクモン峰はガクマの峰、当て字は学問峰である事が、天見の(河内長野市)民話から読み解けました
資料提供、silverboy、西原氏です
行動食で少しロング休憩、ここまで駐車地点から約1時間40分を要した。

巻き道方向にもテープが巻かれていたが、コンパスで方向を確認して、ルンルンとくだるが、次のピークからの方向を既に合わせている
マッタケ山だろうか、テープ囲いの側を下ってテープに釣り込まれた。
踏み跡が少し薄くなりアラとコンパスを見ると方向が違う。アラ間違った。ピークからではなく巻き道状で道があり分岐する
なるほど、道がシッカリと有りテープも有った。
下りこんだコルで一休みで地図を眺めると、下峠とは谷越えの道ではなかったかと二人で相談して下峠越え道を探索することにした
ここからは一般的では無い。
先ず、頭上を通る高圧線を目視して、そこから谷に下って行き尾根に目視で登り返し鉄塔位置で現在位置を再確認して、谷に書かれた破線道に入る。

谷に入って北側の破線と流谷側からの破線が繋がっているかもとの読みだが、もう道の様子は無く昔は有ったとしても好まれる道ではなかっただろう。現在は倒木や急傾斜でもう通れる状態では無い。谷から尾根に逃げた
 
同行者の一言で、上峠の位置確認に行こうで上峠に向かう
旧下峠跡もはっきりと有り小さなピークを越えると鉄塔が有りその先の切り通しが上峠でここも河内長野市テクルートだった
  
旧下峠を下峠としている古い道標が落ちていた
私の尊敬する根来春樹氏はここに破線を記しているだけで峠の明記は下峠のみだ

上峠で13時だった
鉄塔下でユックリと昼食だが、金剛山地や葛城山、二上山が美しい見晴らしを見せた。
反対側には岩湧山が見張らせる
  
下峠まで引き返し下峠から破線道ではなく尾根を直登すれば井谷ノ峰には近いが、破線道を確認のため歩いた
 
破線分岐まで戻りここから井谷ノ峰に登ろうと道標を確認してコンパスを合わすが、余りにも急傾斜、見ると巻き道が有り地図から巻き道で登れそうだと地図を読んだ。
通られる方が少なそうだが、道跡はかすかに残り、この辺に地図に載る斜面道が有るだろう地点に道は有った
ところが、斜面道は途中で消え適当に道に上がった
  
分岐には下峠側の道標が↑          巻き道の様子

 斜面道
尾根に出れば直ぐ上が井谷ノ峰、山頂手前に反射板が有り見晴らしは有る

  
植林内を下る。
目茶急傾斜を上ればここにも鉄塔が有り見晴らせる
願いが叶う叶山だとか、孫の大学受験合格に手を合わす。これシンケン
  
ショウタンは叶神社の位置を把握していなかった。
同行者が、ショウタンこの付近だと地図を指す。
破線道が乗らず、分岐は難しそうだ。この付近だろうと目星をつけコンパスを合わせて置いた
下るとコンパスが指す方向に道標が出た。
  
叶神社までは踏み跡レベルだが、道ははっきりと有り道を掴めば問題は無い
  
下ってゆけば、お稲荷さんの叶山神社が出た。
雰囲気の良い神社で、マタマタ受験合格祈願だ。賽銭は少ないが手を合わせた。
鳥居から道成りに下る。中々ワイルドで登れば大汗だろう。
麓で聞けば、ここでも餅投げが有った時代があったそうな。神社前は広い
  
下ってゆけば天見の集落やR371が見張らせ、ダイヤモンドトレイルの紀見峠からタンボ山の尾根が美しい
途中で道が分岐する。広いほうの右手にくだり堰堤と灯篭が出て道成りにネット沿いを歩き、ネットを越えて下ると路地から出合いの信号横に出た。たこ焼きやさんの駐車場だ
  
 
出合い信号から天見駅下の河内長野テクテクルートを歩き、駐車地点に帰った
天野の小学生達の挨拶が爽やかで地区の爽やかさが見えるようだ。
地区の女性が、不便は不便だけど、駅もあり住みよい、天見とは狭い谷に天が見える
そんな地から天見が名づいたと話した。
登った清水峰が見える。天理教前の橋を渡れば路駐点は信号の向こうだ
  
余談だが登山開始前に地蔵寺を尋ねたが、予約が無ければ入れない。
秋の紅葉や鐘楼、苔などが目茶綺麗な古刹だった

  
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