カントとスラック

電車のレールはすべて真っ直ぐではない、カーブがある。デフギヤーのない電車は車輪のテーパーで内径と外形の回転差を補正するが、これだけではスムーズに曲がれない、このため車輪の幅をカーブでは少し広げ、カーブを曲がりよくしている。これがスラックと呼ばれている
又カーブでは外側のレールの高さを高くしている。これがカントです。専門的な計算は、保線が計算で割り出しているが、運転手は、カーブでの速度は覚えなくてはイケナイ、各社電車の性能やレール幅によって、規定スピードは違うが、元弊社では、以下の写真のように決められていた
又、元弊社ではカーブの始まりと終わりに制限標識が有り、運転手により安全を促していました。



速度制限標識、この標識はポイントなどで右に分岐する線路にたいしてです。普通のカーブでは黒三角に塗りつぶした部分はない




制限解除標識 電車の最後部が通過し終わるのを待って速度を上げる



戻る