烏の塒山から竜門岳と耳我峰縦走 2014/01/18 4人 |
コースタイム 栗野08:45-烏の塒屋山10:15〜10:35-鉄塔昼食11:33〜12:23-中竜門21:39-竜門岳13:50(小休憩)-三津峠14:40- 細峠、大峠分岐点15:05-細峠16:04-竜在辻16:27-旧鹿路トンネル登山口16:54-路駐点17:08 総時間8時間23分 |
宇陀市栗野の伊勢街道から谷道で烏の塒屋山に登り、竜門岳、三津峠、細峠、竜在辻から鹿路まで縦走した 烏の塒屋山から竜門岳への尾根は、倒木やブッシュで行きにくいコースだったが、以前登った恋の谷から竜門岳の時よりは幾分かその状態は優しくなっていた。優しい名がつくベル子の優しさがそうさしたのか??今日も楽しくブッシュコースだ?? |
先ず下山側の鹿路(ろくろ)集落に路駐して、登山口の宇陀市栗野の電話塔横から谷道に取り付いた 民家横に入り直ぐの分岐は下路を通り登ると、獅子囲いが出たが、迷惑がかからないように後始末をきちんとして、道なりに谷に入る |
最初は状態も良い路だが直ぐに道が抜けたり細くなったりとその状態は悪い 今思うと、早くP482mの尾根に乗るほうが歩きよかったかも?道がなくなり、後標高差150m付近で南側の尾根に這い上がった 3人はアイゼンを付けたが、ノーアイゼンのショウタンだ。ピエアプラ(プラット)が取れる状態の斜面で滑りはさほど気にならない 雪斜面と思ってトラバースの練習をしながら登ってみた 尾根に登るとここも倒木が多く歩行に時間が懸かる。隙間をぬいながら山頂に出る 三等三角点 柳が状態よく残り、隅のほうに梵字の書かれた石柱がある 神武天皇が大和に入るときに、道案内はヤタガラス伝説からその名が付いたと言う話を聞く、烏の塒屋山だ |
水分補給をして竜門岳に向かう。下りこみは急勾配だ、これもジグをきりながら谷足と外反足の練習だ。 凍った斜面だが滑りは気にならないが硬い足首は痛みがある。汗 方向取りはコンパスで慎重にとった。マークはあるが、別尾根に誘われやすい下りだ |
ここから、途中の四等点中竜門までは、本当に倒木帯が多く出る 以前のように、潜り抜ける状態は減ったが注意の要る倒木帯だ コースにマークが有るが、現在地読みは慎重に行った 途中の鉄塔下で昼食を楽しむ。風を避ければ温かい ワイワイと仲間は楽しい マッちゃんからラインで富士山の写真が届く、天城山からの富士山だ、向こうも天気がいいのだろう |
鉄塔の上は見晴らしがいい 大和の青垣の山々が美しく見張らせた。特に額井岳は大和富士に恥じない素晴らしい山容を見せた |
四等三角点、中竜門を確定して竜門岳に向かうが、最後の倒木帯は手ごわい このコースは何処でどうと言うことは書きにくい、シッカリと地図を見て歩けば問題の無いコースだが、案外アップダウンは多い このコルが出ると後一息 最後に竜門岳に突き上げる50m程度はすごい傾斜で、慎重に登った |
竜門岳山頂は一等三角点竜門岳が鎮座する。点名と山名が同じ山頂だ 山頂の祠は水の神様が祭られ、戦国時代には松永久秀の城塁が有った 又ふもとには廃寺となったが、竜門寺が有り、そこで修行した久米の仙人が空飛ぶ術を会得するが、飛行中に若い女の洗濯する紅い襦袢を見て、呪力を失い女の前に落ちると言う面白い久米仙人の話がある 山頂で10分ばかしの小休止、行動食を下さるS子ちゃん、ブランデ−ケーキが寒さを忘れさす |
三津峠に向かって縦走を開始する。急傾斜でコチコチに凍った下りはアイゼンを付けた 三津峠まで道標はバッチリだ。途中の鉄塔や反射板からの見晴らしはいい 大和葛城から二上山まで、正面には音羽の山の熊ヶ岳がそびえる 熊ヶ岳と大峠付近 縦走の尾根が見える |
三津峠までは笹は出ても脛までだ。通行も多いのか踏み跡はバッチリで、三津峠には道標がある 三津峠から大峠と細峠分岐点の尾根までは決して歩きよい尾根ではない 地図では道はピークを越えるが、コースはトラバースや笹ブッシュ、ヤヤ注意の要るルートだが、踏み跡は分かりよい 少ないがマークも有った トラバース地点道は踏み後程度だ |
尾根分岐点には小さな道標が設置されている 細峠までも少しのブッシュはある 尾根分岐もあり地図はしっかり見よう。所々にマークが有り安心だが、間違うととんでもないところに出るだろう 四等三角点、三津の所の分岐は別尾根のほうが踏み跡は濃かった 尾根さえ間違わなければ、細峠に出る。多少は笹が生い茂る所も出る 細峠は、松尾芭蕉の歌碑や五輪塔があり行きすごす事は先ず無いだろう 細峠 |
この先で林道風古道から古道に乗る分岐は見過ごしやすいだろう 小さな道標が目印だ。 ↓ 分岐地点の写真 道はトラバース道で一部は痛みが激しい トラロープが補助されているが信頼できるものではない。少し補強したが命を預けるほどのものではない |
道なりに歩けば、自然と竜在辻に出る。変則四辻で古道の証の石票が有るが、方向はおかしい どこかからか動かされたものだろう。中央に金比羅とあるところから龍在峠から移動されたものかも知れない 東屋の中には、菅笠日記の竜在峠の事や耳我の峰の事が書かれていた 写真で乗せておこう 吉野の山を指すと思っていた耳我峰、どうやら細峠から城ヶ峰付近を指すようだ?? 本居宣長の菅笠日記抜粋があげられている ワイワイ、楽しい会話が花を咲かす。 |
四辻を旧鹿路トンネル入り口に向かって下山した 14kmと少し長めの里山縦走、今日も楽しい仲間は山を楽しんだ |
3500m上空から見た大和青垣の山々カシバード地図に軌跡を入れた。 路駐点 |
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