前鬼から小池の宿跡 2018/04/03 2人 |
前鬼橋付近から小池宿まで軌跡 |
京奈和道利用で自宅から前鬼が近くなったとは言え、早朝でも3時間半以上は必要だ 今日の相棒さんは行仙宿を知らない事から行仙宿に前泊して前鬼に向かった 不動七重の滝をはじめて見る相棒、私はヒカゲツツジやミツバツツジに癒しを感じながらゲート前駐車地点に向かう 結果は寝坊が有ってスタートは遅くなる8時30分に前鬼林道ゲート前をスタートした。 ゲート奥は、山桜、ミツバツツジにと花が咲き山肌は桜のパッチワークで綺麗だ |
ゲート奥からは30分は林道歩きだ。 途中の橋からパス道で前鬼小仲坊に行けるが、しばらく林道を歩き少し先から古い畦道を小仲坊に登った 初めてなら林道を登りつめよう 前鬼無人宿泊所の入り口が全開だ。??と感じたが通気で乾燥させているのかもと開放状態のまま、宿泊所右手から尾根に向かう 踏み跡を感じながら竹薮横に入れば直ぐに沢が出てこれを渡れば、アセビの群生地だ マークは少ないが、マークを探しながら登れば、又沢に出る。 踏み跡通りなら取水パイプに出会うが、出合わなければ枯れ沢を登ってゆけば取水パイプが出る。 パイプ横の点検道はパイプ固定の針金に注意が要る。足を引っ掛けて転べば大変だ |
古い大きな倒木の50m程度上に赤い○印がスプレーで描かれている。 ここが取り付だ |
ここからはマークに沿ってひたすら登ればいい。 何種類ものマークが有り下山にはどのマークが良いのか記憶しないと捨てテープも多く困ったことが起るかも 又、今年の春一番は大嵐となって、巨木が三箇所倒れ尾根を塞いでいる 今回、通行可能に成る部分のみ、倒れた小枝を切り取ったが、所詮自然の力には何の意味も無いだろう 巨木が倒れ直撃を受けた木が折れている。 折れた木でも直径は優に50cmは超えている すごい力で倒れてのだろう |
マダマダ冬枯れの山肌は大峰の主峰、釈迦ヶ岳を中心に孔雀岳、大日岳、ソバク岳と見晴らしが出る 途中の展望所からはそれは見事だ |
登りきった丸いピーク中央に道標が有る 登りきれば新宮山彦ぐるーぷが残した道標が出て小池の宿跡に向かう 右手、北北東に登れば石楠花岳に登れ、石楠花岳の名が有る通り尾根には石楠花が多い 私は下り側の道標指示に従い小池の宿跡に向かう 道標が谷に下るように有り、厳しい傾斜に見えるが、下ってみれば問題は無い 谷を下ってゆけば広いタオが出て、小さな沢を渡ってヒノキ植林の中の道跡を歩けば良い |
マークが小池宿跡に誘導してくれるだろうが、方向はシッカリ取っておこう。 迷えばここは大峰の最深部で携帯や無線は先ず届かないだろう 小さな枯れ沢を渡りマークを追えば小池宿が有ったであろう宿跡が今も感じられるお堂跡がある 新宮山彦ぐるーぷが残した宿跡道標は広いタオでは其の存在は小さい |
古いエアリアマップに記された位置とは大きく違う位置にある そのためモット明らかな物がないか調査してみたが所詮小さな力では何も探せない 沢水を飲んで俗世間を忘れユックリと過ごした 鷲か鷹か分からないが鳥が私達を見つめていたがカメラを向けると飛び立った (鳥に詳しい方に聞くとミサゴではないかと言う事でした) |
3時20分ユックリと過ごし帰路に付く 丸いピークからの下りは二度目で、単純尾根で簡単だろうと思っていたが、今日の相棒も古いマークに釣られかかった コンパスで方向を探り確認するとやはり方向が違った 再確認でGPSで現在地を探った 行者がつけたと思われる赤い丸印が多くあった 下りで最後に出る左矢印マークが有る所から少し○危だ ピストンなら登りにそれが分かるが、下降なら少し??方向がと感じるだろう |
下りきり取水パイプに沿ってアセビ帯の上に出て、アセビの中を通らず古道の方向に出てみた 沢越え地点にマークが有るが、ハッキリせずアセビを切って沢に出たが、石下を通る 面白いが難路だ 古道は木橋と祠がある所に出る 最初のころはこの地点から小池の宿に向かった物だ 木橋と祠 |
大峰古道を下れば、前鬼、後鬼の子孫達が住んでいた宿坊跡がある 現在の宿坊は五鬼助家の小仲坊のみだ |
あけられていた宿泊所が閉められていない 動物進入の恐れもある。戸を閉めて帰路に着いた 駐車場からの総時間は8時30分から18時と自然の霊気を取り込んだ 心臓手術から4ヶ月、血液さらさらにする薬ワーファリンの服用も無くなり 過信しないで登山はOKと主治医に許可をもらった。 不安は無くなり山の自然は最高に楽しめたが、 悲しいかな体力低下は困った物だ |
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