大和葛城山 クラハラ道と長尾道 2016/12/23 炉端山友会にて |
登り 9時から12時55分 下山 13時30分から14時55分 |
クラハラ道、エアリアマップにも表記が無く、昭和60年の仲西政一郎氏編集のエアリアマップに、古道ではなくバリエーションで尾根に破線道が記されている。 クラハラ道とは、炉端山友会の前身、炉端の会が地元の方や歴史家等多くの方たちの力と共に、生活道であったクラハラ道を辿り、地形図に表されるまでになった道で、クラハラ道その物の名前すら消えていたようだ。 そんなクラハラ道を登り下山を長尾道を下り周回した |
天気予報でも晴れは望めない物だったが、九品寺駐車場に集合、集合時間の8時半はマダマダ雨が降るが、仲間がスマホで雨レーダーを見れば、後少しで雨雲が抜けると言う。便利な世の中だ。 雨も上がり9時に地形図から吐田平に向かう 吐田平までは車も入る舗装路で、民家が正面出でれば手前の直線路を登って行く 耕作地が放棄されればブッシュ化が進みこのコースも歩きにくくなるだろう 吐田平から植林内に入る入り口は、背丈を越える笹でブッシュだ 写真の木の横を通り植林に入れば、古道跡がはっきりと出る |
古道跡は地形図から探ろうとしか言いようが無いが、古道そのもののほとんどは倒木が倒れ歩くに不向きだ 古道に沿って登って行く マークが打たれているが、地形図から古道に忠実に上ろうとしたが、途中で諦めざるを得ない状態が出るが、それでも極力古道に拘った。 P539m下付近までは何とか古道横を登れたが、雨裂のようになった道は、倒木や笹が生えこみとうとう通行が不可となった 戻ればいいが、ソコは炉端の会、P539mを目指してぬかるんだ斜面を這い登る。 真新しい笹を切り取った跡が有り、数日前に誰かが登った様だ 兎に角ブッシュを少しでも避けようと思えばマークを信じて登る事をだろう そんなブッシュの中でポーズを決められる炉端の女子達、無許可で モロダシの笑顔だ 雨が降ったりやんだり、条件は悪い |
兎に角マークで登るか地図を見るかとしか言い表せない 道は斜面となり谷は抜ける処もでるが、山慣れしたメンバーは安心だ |
一応古道に準じているが、誰も通らなくなった道は傷みが激しい 人が通れば道は残る物で、世界遺産となった大峰奥駈道も、廃仏毀釈後も山伏達は細々と祈りの道を歩いていたからこそ廃道にはならず、 世界遺産になった。道は歩く者だ ダイトレに出て、長い階段を登り、ハングライダー飛び出し地点で昼食だ コース的にはブッシュで快適ではない それでも破線道は道だ。歩いていればそれは世界遺産に成るかも 金剛山地の道は大峰奥駈道や小辺路や大辺路、中辺路より古いはずだ 取り付いた九品寺にも聖武天皇伝説がある。 |
下山の長尾道は傾斜はあるが快適な道だ。 下り始めは綺麗な笹で歩くに楽しい。踏み荒らさないように道を忠実に下ろう 笑顔が大好きなショウタンだ。 悪条件の中の笑顔は山の魅力を増す。 落ち葉フカフカ道 |
道ははっきりとしている。追分分岐は、字の消えかかった道標があるが、地図からソコを確定してみよう 間違えれば北山道下りと成るが、九品寺には遠回りだが帰る事ができる 植林の中の薄暗い追分地点 追分から自然林に入り下ってゆく、落ち葉が快適だった |
少しゴロ石が出だすと南川が近い 鉄の橋を渡り傷んだ林道に出る そこに古い道標が有る 林道を下れば往路に出て、九品寺の裏から千体石仏を見てPまで下った。 往路出合い コース表記は難しい 地図と写真を精査して下さい 登りはテープが、下山は道がハッキリしている ブッシュが嫌でなければ面白い道だ ただクラハラ道は夏に登るには相当勇気のいるブッシュだ |
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