紀美野町総合福祉センター横から黒沢山周回 2021/10/26 単独 |
ヤマレコ地図にリンク 距離6.9km 時間5時間11分 |
小さな山の黒沢山は多くの登山口を持つが登山者の数は少ない 只、植物学的には珍しく又地質的にも珍しい蛇紋岩で出来ている 蛇紋岩は植物にとっては好ましい地質で無く、山に生える植物は特徴的で大きく育たない 又、和歌山県で唯一の自然池が有る。 特徴的な黒沢山は県立自然公園です 山の植物の採取や昆虫の採取は禁止されている 子供のころからこの山に登ったショウタンは、愛着が有り今回もふと思い立ち、よく見かけたムラサキセンブリを見たく登った 所が、蛇紋岩地帯にも生えていたセンブリが姿を消していた 花先生が言う、二年草の特徴がそうしているのか? また、奥地の山々のテリトリーを失った鹿が黒沢山に来て急激に増え、その食害から姿を隠したのか 別ルートではまだ花は残っているが、蛇紋岩のセンブリが姿を消したことは何やらさみしい |
今回の登山口は、15年ほど前に知り合った方に聞いてはいたが取付くのは初めてだ 入り口はコンクリ舗装で幅も広く民家でもあったのだろうか 100m程度で 耕作地跡に成り、左手に舗装跡の有る道が見えたが、小枝が多く落ち通りにくい 適当に登り、途中から左手によれば道跡が残る 谷終点に成り右手を見れば、右手尾根に道跡が登っていた 尾根に乗れば幅1.5m程度の道跡が二本杭で示され上に登る 途中で畑跡も感じるが常態良く残り測量されている 道に沿って登った。倒竹が少し有ったが問題はない 谷の畑跡か、少し道は分かりつらいがここからは測量は有るが、道の幅を記さない一本くいだ 又尾根に向かって登る。 道跡が残るが、後50m程度は急傾斜で尾根芯を外して道が有ったのだろうが、それは見えない 尾根を登り、適当に斜面から主尾根とでもいおうか、福井峠からの尾根に乗った 主尾根に出る |
福井峠からの尾根は適当にマークが有り、ここも道が通っていたのか、二本杭で道幅を示す所も目立つ 自然林の美しい尾根だ 何度か通ったが踏み跡らしい物も出来てきている 下の方は堆積岩だったが、尾根には花崗岩が見られる 又シカの食害が見えるようになった 何年か前には無かったものだ 道通り登る 尾根芯下に道の測量杭が見える 古くは尾根や尾根越えの道が多くあったのだろう 有田に徒歩で行くには黒沢越えが早いだろう 長峰山脈が見えだした 生石高原や堂鳴海山や大峰山、飯盛山と眺めは美しい 久々に座り込み昼を楽しんだ |
510mピークを巻き沼池向かう 小川の宮に下る道に踏み跡が出来ていた 登山者が増えているのだろうか 大巻きして沼池に向かった 蛇紋岩は美しい色を見せる 沼池は植生も豊か昆虫も多いと聞くが、踏み込めば地獄沼、猪や鹿も入り込まない 季節外れのカキツバタがボツボツ咲いていた |
510ⅿピーク東下を巻ながら三角点の乗る黒沢山に向かう 途中で小道は無くなるが、古くはゴルフ場内を通っていたのかも 見晴らし広場をすたこら通り、三角点の山頂に登る 三角点の乗るピーク 黒沢山は510ⅿピークと三角点の乗るピークの双耳峰だ |
三角点から北に尾根を下る 測量がされたのだろう小枝が切られ切り口が恐く、転ばないように慎重に下る 北の展望広場は美しい 育ちにくい地質と言えど草は生えないがツゲの木は背を高くしていた 更に下る いつもなら馬酔木林道に出るが、今日はそのまま尾根を下りきる 途中に多分テレビ受信でもしていたのかアンテナ跡が有り、そこから林道風に道が下る 測量真新しいテープが出た 元気ならそのまま尾根や斜面を下るのが早いが、無理は禁物だ ほんの少し前まで住民がいたが、今は無住の集落が出る |
歩けば踏みつけそうなほど沢蟹が多い 元住民が植えたのか、野生化した綺麗な花が咲いている 砂糖柿か渋柿か 昔、隣の経塚山の話を聞いた民家はお住まいのようだ 分岐道からクロスビーが降りてきた それにしても、交通事故の蟹の多い事、人が踏むのか車なのか 舗装路歩きで、少し足が痛みだしたが、気ままに登れば見えない景色も見えてきた 又、真冬にでも黒沢山に登ってみたい気がしている 登山口 入り口にある紀美野町総合福祉センター |
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