大峰の支尾根
迷ヶ岳から鉄山周回
2019/08/04
2人


同行のpapi-leoさんのヤマレコ

総時間 08:10〜18:27 10時間17分

距離9.4km 平均速度 0.8km
地形標高+1196m−1183mガーミン計測
休憩含む
R309〜迷い岳3時間40分、 迷ヶ岳〜鉄山2時間36分、 鉄山〜大川口2時間38分、 国道歩き33分
急遽ライン仲間に迷ヶ岳から鉄山周回を呼びかけた所一人が手上げた。
連日35度を越える気温だが、川迫川沿いから森林の中を登るコースは外気温は低いはずと読み、登山開始は22度、迷ヶ岳も22度、下山のR309号で25度と通常の夏山歩き気温だった。
ただ、台風発生の影響か蒸し暑さが有り汗は多く流した。
水は2.5L と3Lとやや少ない目だが、下山時で二人とも500ccの水が余ったが、もしビバーグが発生していれば反省する量だった
バリエーションは必要量プラス800ccは最低量と記憶する。

天川村川合からR309 を南に川迫ダム上流1.4kmに有る吊り橋R309、108、マークから迷ヶ岳を目指す。
地形図ではこの位置だ
川迫川左岸に渡れる橋は取り付いたつり橋が一ヶ所有るだけです
車は少し手前の凸地に路駐だが、通行の邪魔をしない地点にしよう
 

吊橋を渡り塩壷谷を渡渉すると岩が良く滑るため、釣り橋下に降り河原を歩き尾根に取り付く


梅雨明け後で谷の水が多く河原も少しはチャブチャブと歩くがまるで問題は無い
この尾根の利用は上り下り合わせて4度目で登は二回目だ
記憶ではそお多く汗を流した記憶は無いが、大汗と足が重く何だこの傾斜はとブツブツ、今日の相棒は年齢差は20歳近い
ストックも無く普通の会話で登るパワーだ。フー、単独なら迷ヶ岳まで登り付かなかったかも、若いパワーを頂ヨタヨタと登る
よくよく考えれば傷めた足の痛み止めが踏ん張りや平均間隔を犯しているようだ
 
コースは単純のぼりで上に上にと登れば良いが、トサカ尾手前300メートル位から岩が出始める
その途中に開けたところが有り、小岩に乗れば何処よりも厳しい大峰の山々が切り立つ姿で見える
この景色が今日の第一ポイントだ
 
 
ここから雑木帯で実生の木やシャクナゲの中にルートを探しながら登る
小岩は多く出るが乗り越えることは無い。古いテープが時には残っているが無いに等しい
それでも上に上に登ろう
突然緑の尾根に出ればそこがトサカ尾だ
 
トサカ尾からはコンパスで山頂を狙って歩こう
何処を見ても同じ景色で、ガスなどが出れば現在地は絶対につかめない
GPSが有れば活用が望ましい所だが、私は迷い岳の迷いが嬉しい変態だ。
今日の相棒を先に山頂に立たそうと先行してもらった
やや不安がありそうだったが、地形図から山頂を目指していた。
 
山頂に来るたびに山名板がコロコロと変わるところだが、この板は比較的長く有る
緑と苔、今はトウヒの実生がひきつめたように生え、緑一面の丸い山頂に多くの人工物は似合わない
テープやマークは必要以上付けることは無いだろう
それほど綺麗な緑だ
森の妖精かもののけ姫か、わが相棒はポーズを取って一枚パチリ
私にとっては、今日の介護者なのだが、汗
此処からは必ずコンパスで方向を取ろう
どこも同じ景色で踏み跡やテープは無い、有っても迷いテープや捨てテープが有る
私は、修覆山からはせる尾根先にコンパスを取った。
尾根先は植林だが、自然林に近い状態で歩きにくいったらたまらない
小岩を越え登り目標の見晴らしポイントを目指す。
そのまま登れば修復山に着く。鉄山からのコースに出合い踏み跡も有る
見晴らしポイントから景色を楽しむ
 
見晴らしポイントから修復山に向かって、踏み跡から鉄山に向かうのが迷いを少なくするのだが、体力の無い私は尾根下から最短で鉄山尾根に向かった。
どこも同じ景色の緑の木々や山肌、現在地はほとんどつかめない
GPSを使えば良いが、最後まで見ないでと頑張った

ところが、斜面をトラバースで歩けば、ついつい下り方向に向かってしまう
口ではその事を話しているが、下り方向に下っていた。
正面に鉄山尾根が見えたが、アララ、小さな雨裂のような谷が出て、30m程度上り返した
谷を見て同じ事をしてしまったのが二度目だ
30m登り返した地点が鉄山からの尾根の踏み跡地点だった
見晴らしポイントから修復山に向かって登り、鉄山尾根をつかんでから尾根を下る事をお勧めする

 

予想より時間が係っている
此処からはコンパスよりもテープを頼った
ヘッデンで下ったことも有るコースだが、少しの方向違いが時間を要する下りになってしまう
小屋の管理人が現在の人に成ってから、テープが安定して有り、又過剰につける人たちが減っている
目標としては最適状態だった。

鉄山平には直ぐについた
風も有り涼しく、ロング休憩だ
見晴らしも素晴らしい


 

香精山手前でピークを越えれば良いものを、巻いてオヨヨと緊張するバカタレショウタンに、上から全く普通に道が有ると言う相棒
香精山山頂で、あれ、山名板が無いと言うショウタンに、此処は香精山と言う相棒
介護が必要な私だ トホホ
ブツブツと登り返して鉄山に着いた
 

少し休憩して下りにかかる

鎖場は下りよいが、だんだんと痛みが目立ちだした
 

足の事も有りし体力のことも有りユックリと慎重に下る
若い相棒さんはスッと下りたいだろうが、私に歩調を合わせてくれる
嬉しいね

鉄山ルートは登りは体力で登れるだろうが、降りはコースと足や手と慎重に選ぶ必要が有る
登り以上に時間が係った
見晴らしポイントでマタマタ休憩だ
 
以前は無造作にマークが有ったが、綺麗に適宜に打たれたマークはついつい地形図を見ないで下った
雨後の為かやや踏み跡が薄いがマークがこれを助けた
疲れと足の状態が悪くなり、よく転びだした
険路では慌てず、三点か確保は確実に、お尻りズルズルや対面下りを多く取った
ゆえに時間は係る
水音とパトカーのサイレン音が聞こえ、今日も事故だろうか
私達もユックと慎重に下った

大川口が見えた、着いたーと叫びたいほどの達成感が出た

 

大川口でミニパトが無線で情報を送っていた
ホンダシャトルがどうのこうの、空にはヘリの音がバタバタ、
事故か遭難か
309を下ればけたたましく赤いレスキュウ車がパトカーと共に来る
県警ヘリが上空に舞う
 
国道歩きは長く感じたが、25度の川風は思ったより涼しいが、やはり汗は流れる
森の妖精、もののけ姫有難う。今日も楽しく歩けました
少し遅くなったが前向きな仲間に助けられた山行だった。
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