瑪瑙窟と阿古
2015/09/05
二人
コースタイム
レンゲ辻登山口6:30-レンゲ辻7:55−山上ヶ岳8:40〜9:05−投げ地蔵辻9:29-瑪瑙窟10:59〜11:55-
阿古滝12:12〜地蔵岳13:50-大峰山寺、14:42−洞辻茶屋15:42−五番関トンネル17:25
下山は他の参詣者とおしゃべりが多く立ち止まり話した。
総時間約11時間、休憩含む
大峰山中にある行場、瑪瑙窟と、覗きの滝、阿古滝を訪ねてきました
コースは、残念ながら女人禁制のコースで一般的ではありませんが、体力と読図力で行き着くことが出来ます
ただ、行場です。大峰行者の邪魔にならないよう、また、洞窟を傷めたりしないよう細心の注意が要ります
 入り口
阿古滝の銚子口
炉端山友会のオフ会の下見です
山上ヶ岳は女人禁制を守る日本で唯一つの山、いまだ山岳修験者が山上ヶ岳(大峰山)で修行をする
そんな行場の一つが、阿古滝や瑪瑙窟だ。
いまだ女性行者も寄せ付けない厳しい地形の所に位置し、今回のコースは男性コースとして最短なコースで下見した
中から外を見る
朝六時に大天井岳登山口の五番関トンネル登山口に集合、(二人)
レンゲ谷のレンゲ辻登山口に移動して、レンゲ谷登山口から登り始める
 

近年の大雨や台風等でレンゲ谷コースは荒れ方がひどい
時々は立ち止まりコースを確認するほど荒れていた
コルが見え出すころは急坂だが美しい緑だ
 
レンゲ辻からは女人禁制の結界門がある。
一休みで、山上ヶ岳に向かうが、夜露が足元を濡らす

                      
傾斜は有るが、所々に見せる花々は美しい。
笹の間から覗くフウロの花は、女性のいない野暮ったさを消してくれる
お花畑に出て見晴らせば、最高の天気で、大峰の山々や大峰奥駈道のコースが美しい
遠くは釈迦ヶ岳まで見渡せ、金剛、葛城の山々も美しい
 日本岩を見る
                      
一等三角点、山上ヶ岳にタッチして登山気分をかもし出す
大峰山寺で手を合わせ、奥駈道を小笹の宿に向かう
 
阿古滝分岐の地蔵岳はすぐそこだ。
 
少し道が抜けたトラバースから、1685ピークの北を巻き、地蔵岳を左手に見ると、その先に投げ地蔵辻の靡きが出る
 
地図では投げ地蔵靡きから阿古滝に下るが、少し先の阿古滝の分岐道標から尾根に入るのが、一般的だ
マークも多く下り良い尾根だ
初めてこの尾根を登ったときは相当手ごわかったが、踏み跡も薄いが出来ていた
 

マークが有ると、テープに沿って下った所、近道だったが激下り、昨日来の雨が滑りを生む、オヨヨだ
 
兎に角、阿古滝の沢に下った
沢を詰めるが、記憶が消えかけ、どっちの谷だったかと谷分岐で考え込んでしまった
エーイ行っちゃえ、登ると記憶に有る滝と双門が出た
  
双門前にリュックを置き、双門をくぐる。相棒は期待に胸が高鳴るようだ
 
双門をくぐると滝が迎えてくれる
瑪瑙窟入り口は、小さな穴で、こんなの入れるのと言う感じだが、ホフク前進、腹ばいで中に入ると、ヘッデンが照らし出す不思議な景色に相棒は、ワートと叫んだ

何が光るのか、不思議な光が輝き、洞窟中央に石仏のお不動様が鎮座する
 

入り口の小さな穴は、30cm程度の捨石が入り口の石を支えている
これが抜けると、洞窟内で朽ち果てるだろう。
そんな気持ちが行場として靡きとして1300年の時を刻んだのだろう
単独で入る事はすごく恐ろしく感じたが、それを打ち消す輝きだ

兎に角出よう。
大満足の相棒だ
満足だ。
昼食を楽しみ、阿古滝まで下り、阿古滝から尾根に取り付くのが正規なルートだ
阿古滝の上には鎖が張られ、お不動様が祀られている
高さは50〜60mか?
尾根を登り返すが、原始林のままの尾根、巨木も多く石楠花も多い
どうしてと思うところに、バイクのナンバープレートが木に食い込んでいた
 
たいして傾斜も無いだろうが、登り返しは疲れるものだ。
下りより30分も時間がかかった。
尾根をそのまま地蔵岳に登った。
地蔵岳は、周囲が5〜6mの垂直壁が有るが、一箇所登れるルートがある

地蔵岳は完全自然林のピークだ。
見晴らしも無い、訪れる人も少ないのだろう
小さな隙間から石楠花を漕いで奥駈道に出た
大峰山寺で再度手を合わせた
途中で拾った香木の数珠を渡し、いろいろと話を聞くに、大天井岳周回時に出合ったお坊さんは、100日回峰で今年のお坊さんは強く、時間は計ったようにお寺に着くと言う。
100日で4500km以上も歩く行だ。
 
桜本坊の前で85歳の修験者と出合った。
最後の力を搾り出すように登っているが、足は痙攣を起こし痛々しい
少々足が痛み出したショウタン、ここ最近膝の調子が悪い
洞辻茶屋から吉野側に下り、五番関から五番関トンネルに下った
 
 
鍋冠行者堂から新道を下ったが、旧道の方が痛みが少なく感じた
 
五番関で休憩も無しでトンネル口に下った
 
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