和歌山の里山
宮山、権現山、宮舞山
2018/03/01
単独

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和歌山市の北に100mにも満たない小さな里山がある
この山は誰も登ろうとは思わないだろうと、チョット時間を見つけて登ってみた所、アララ、宮山の取り付きにテープが巻かれ権現山は踏み跡が有り
宮舞山はかろうじて開発の手から逃れている里山だった
  
和歌山大学の西の山が宮山で大年神社の森のようだ
神社東の川沿いを行けば重機が置かれた先に取り付きが出る
そこから上を見上げると、アララ、テープが巻かれにぎやかだ
急傾斜を木の根や木を持ち登れば、きれいな山頂が出て人が入る跡が出る

この山から宮舞山まで落葉樹はほとんど無く、常緑種の森だった
だからかな?落ち葉は少ない
山頂から西に向かえば、林道風道が出る。
道を西に歩けば、アララ観音寺が出て地蔵と共に祭られていた
 
更に西へと歩けば、舗装路になりどうやらゴルフ場の管理道らしい感じになった
 
どうすることも出来ずとうとうゲートが出たので、ズズズとブッシュの斜面を南に下れば車道が出るがこれもゴルフ場の道らしい
困った
エーイ、道を更に西に歩けば、民家横に出たのでヤレヤレと民家の道に出る
墓の横から民家内を取り付けそうな尾根先に向かい権現山に取り付く
  
権現山は荒神さんが祀られた山で裏の測量点まで行ってみた
この山は羊歯が多く踏み跡を探しじっくりと見た

驚いた事に小枝が切られ踏み跡道が有った
その先へは羊歯で行けたものじゃない
参道を民家道に下る。老人ホームか?横に出て、三角点大台池に向かう
大台池の堤防に四等三角点大台池があるが、探すのに時間が係った
 
宮舞山と四等三角点 大台池
大台池の点の記
等級種別 四等三角点 北緯34°16′01″.8747 東経34°16′01″.8747 標高41.11
選点 平成16年8月27日 設置 平成16年10月7日 観測 へいせい16年10月27日
所在地 和歌山市木の本字大池側932
堤防横からズズズzと急傾斜を登り測量点まで登った
宮舞山、隣の尾根に無形文化財の獅子舞がある木本八幡宮がある
何らかの関係が有るのだろうか
 
山頂には何も無い
車道を大年神社に向かう
途中に前方後円墳の車駕之古址古墳がある

この古墳については今まで知らなかった
平地にある古墳で和歌山県では最大級の古墳で、唯一金の勾玉が出たそうだ
朝鮮半島ではいくつか出たそうだ。
和歌山と朝鮮半島が交流があったことが伺えると書かれている

住友金属と共に栄えた和歌山市北部のこの山の付近、歩いて通れば廃屋や廃園が見える
決して田舎では無いがなにやら寂しい
東の山には和歌山大学や大規模開発の団地にイオンモールが出来ているが
初めて歩いた和歌山北部の町、歩けば町も里も面白い
 
最近見なくなったクチナシの実が山中に一本あった
花の香りもいいが、実の香りも良い
今日の癒しの一本の木だった
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