2006/11/03 アンナプルナBCからバンプーへ |
「ABCからバンブー」
朝六時に目覚め外に出ると、昨夜の雪が積もっている。小屋の人が雪を掃き取っていた。
残念だが天気は悪い。曇ってはいるがガスは少ない、良い写真は撮れないが、景色は満足出来る。アンナプルナTや氷河の見えるビューポイントに行く。昨日知り合った青年が登ってきた(Nさん)。2人で写真を取り合った。 とにかく写真をと思い数枚写したが、芳しくない。ここ数日は天気が安定しないらしい。そんな中、アンナプルナTに日本隊が登っているらしい。山はそこに見えるが、肉眼ではベースキャンプすら判らない。ここでも事故が起こったとポーター達が話している。雪崩にポーターが巻き込まれ、一人が亡くなったらしい。それでも頂上へと向かう登山家達。山に登る意味は何だろうか?少し考えさせられた。 ロッジに帰り朝食。UKの方にお礼と挨拶と思ったがすでに下山していた。 日の丸とアンナプルナに見送られ下山する。MBCまでは緩やかな下り。マチャプチュレを見ながら下って行く。マンシンは、MBCで茶はどうかと勧めてくれたが断った。今日はバンブーをめざす。 下りのスピードはすごい。ヒマラヤ(Himaraya) で昼食中に大雨。”ABCは大雪だろう”とポーター達は言っている。次々と下山してきた。Nさんも来た。NさんはMBC→ABC→下山と言う日程だ。ABCには泊まっていない。MBC、ABC間は緩やかな道で、1時間半くらいでも十分登れる。天気がよければABCは是非泊まって欲しい。朝日夕日が素晴らしいらしい。余談だが、Nさんのガイドのブッタさんは強い。Nさんを引っ張り、すごいスピードで歩くことで有名になった。ダムサイトのオニルモモで出会った若者2人も、この先一緒に行動することになる。余談ついでにもう一人の女性とも出会う。この女性とは約一ヶ月間行動を共にすることになる。自然と日本人GPが出来てきた。 雨は、小降りになったり止んだりを繰り返す。ネパールに来て初めて合羽を着た。ドバンで茶をするが、私は缶ビールを飲んだ。ママは泊まって行けと言うが断った。登りの事もあるし、缶ビールが異様に高かったから、バンブーに泊まることにする。 バンブーでは電気のないロッジに泊まることになった、別に電気のあるロッジやホテルが満員ではない。カリさんがここと決めてしまった。マンシンは笑う、カリさんがガイドだからね。オイオイ、俺は客だぞ、三人は気心が知れている |
続く |