2006/11/26
ゴーキョピークトレッキング下山 ナムチェバザールのエベレストビューホテル
「クムジュンからナムチェバザールに」 
11月26日 クムジュン経由ナムチェバザール

今日も雲がない天気、朝早く起きてタムセルクやアマダブラムの朝焼けを期待するが、朝焼けはなかった。朝食を食べ外に出るとヤクが道をふさいでいた。ヤクは牛よりは凶暴性があるから注意が必要だ。前方からヤクの荷馬隊が来ると、必ず山側に避け、ヤクに道をゆずらないとヤクに怪我をさせられる人は少なくない。

クリックすると元のサイズで表示します


今日も気温は相当低いが、太陽が出るとドンドンと気温が上がる。風が少ないときは寒さは余り感じない。ナムチェバザールには往路よりも少しコースを変えて、クムジュンKhumjungからエベレストビューホテル経由、シャンボチェShyangboche、ナムチェのコースだ。緩やかな下りを小さな尾根を巻きながらクネクネと下って行く。振り返るとモンラの村がタンボチェピークを背に美しい景色を見せる。

クリックすると元のサイズで表示します

切り立った山肌に付けられた道が恐いという感覚を、麻痺させる美しさが山々にある。チャウタリChautari(道の所々にある休息場所、腰掛けのような物、低地では大きくなる木が植えられ日陰を作っている)でシェルパ族のポーター達と一緒に休憩した。下りも決して急がないビスタリービスタリーと行動するのがネパールトレッキングだ。

クリックすると元のサイズで表示します

シッサルさんは往路の道をナムチェバザールに引き返すが、私たちはまわり道をしてシャンボチェShyangbocheからエベレストビュウホテルに向かう。私がめざとく山肌の古い道を見つけ、そこを行かしてくれと言ったがマンシンの許可が出ない、危険よりもギャングなどが出ないかが心配なのだ。

古道

クリックすると元のサイズで表示します

新道、こちらの方が距離があるが安全です

クリックすると元のサイズで表示します

シッサルさんはキャナサに下り、私たちはクムジュンからエベレストビュウホテルに向かう。緩やかな登りが続く。マンシンはめざとく野生の山羊やバッファローを見つけてアレを見ろと言うが、私たちの目にはハッキリと見えない。山羊はほぼ垂直の崖で草を食べていた。山羊も時々は崖から落ちるという。マンシンは黙って指をさした。ネパールの国鳥ダフェ・ムナラの雄と雌が畑で一生懸命何かをつばんでいる。この時期は畑は耕され畑のムシや種が食べやすいから多くが畑に集まるという。日本のキジを一回り大きくしたような大きさで、美しさはダフェ・ムナラにはかなわない。ナムチェバザールで10羽ほどを見たが、写せる距離にいたのが少なかった。

クリックすると元のサイズで表示します

この付近もナムチェバザールからクムジュンにトレッキングする人達が多い。ナムチェバザールはエベレストが見える最初の町だからだ。エベレストビュウホテルは日本人が経営する本格的ホテルです。世界でも1、2を争う高所にあるホテルだそうです。ショウタン達は泊まりたくても泊まれない。このホテルが経営する旅行会社を通さなければ泊まれないらしい。又そんなにお金持ちじゃない。ここでコーヒーを飲むのが目的です。

クムジュンのチョルテン
ここからエベレストビュウホテルに向かう

クリックすると元のサイズで表示します

区画整理されたような町クンデKhunde(コンデ)

クリックすると元のサイズで表示します

エベレストビュウホテルも泣き所がある。水が少ないのだ、専用の水汲み場を見せてもらったが、非常に貧弱だった。毎日タンクで水を汲み、背負って登るらしい。
ヤヤ急な道を登る本当に景色の良い丘状の所があった。本当に美しい。
クンデ、アマダブラム、クワンデ、タムセルク そしてエベレスト。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

一登りでエベレストビュウホテルにつく。しーんと静まりかえったホテル、私と亀さんは裏のテラスに、マンシンはコーヒーを注文に。テラスに出たとたん綺麗だ、美しい感動、言葉が出ない。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

特筆すべきは、磨き込まれたホテルの巨大ガラスに映る山々。巨大スクリーンに映る映画のようだ。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

コーヒーは日本の味、美味しかったが高所のため温かさが足りない。でも久しぶりのコーヒーだ。値段もそう高くない。売店で買い物をしていると、山名版が有った。ここでは乗せられないからリンクで貼っておきます。山の写真と合わせてみて下さい。

山名版にリンク

飛行場のあるシャンボチェを通り(飛行場↓)

クリックすると元のサイズで表示します

ザアロックでご飯を食べたが。食べたテラスの上にバッファローの肉が干され、異様な臭いがしたがすぐに慣れた。バッファローの肉で飲むビールは、いやな臭いよりそちらの方が魅力があった。ザアロックは登山家達がよく泊まるホテルやロッジがある。

クリックすると元のサイズで表示します

急な坂道をナムチェバザールに下り、チベット市場で3人は買い物をするが、ショウタンはお気に入りがない。マンシンは娘にネックレスを買っていた。目が利くと掘り出し物が有るようだがショウタンには分からない。泊まりは往路と同じナムチェインホテル。泊まりは私たちだけだ。夜は地元の方達が来て酒盛りが始まった。中に日本に数回スキーに行くというお金持ちがいたから、ショウタンは酔いも手伝って、そんなお金があるならネパールのために使え、学校を建てろと説教をしてやった。
夜のご飯はネパールスープカレーだ。

クリックすると元のサイズで表示します

続く