最後のトレッキング」 |
2007/3/15「最後のトレッキング」 ネパールの旅
12月19日 最後のトレッキング、ダンプス
今日でYADとはお別れ、ラキシミリーは学校に行く前に私の安全を願って小さな花束をプレゼントしてくれた。花にはネパールの人が毎朝焚く香の木がそえられていた。 この優しい気持ちが本当に嬉しい。ラキシミリーの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。 階下におり、食堂で最後の朝食。ママは私からのプレゼントと言って朝食を出してくれた。ママは旅の安全を願ってタカリのロキシーとバターでお呪いをしてくれた。もちろんタカリのロキシーは麦焼酎の少しキツイ目、美味しい事はこの上ない。従業員の皆さんに少しばかりのチップをママに託した。皆本当にいい方達だ。 マンシンが来た。今日から一泊二日でダンプスにトレッキング、ダンプスからマチャプチュレを見た事がないショウタンの気をくんでマンシンのお誘いです。アッカルさんも同行した。 荷物をマンシンさん家に預け、三人はタクシーでノーダラに向かう。ノーダラはこれで2回目、ここからダンプスにトレッキングに向かう人は少なくない。 ここからジャングルの細い道に入り、谷に下り、登り返す。この道はトレッキング道ではなく村人の道。途中で道の補修がなされていたが、50cm位もない細い道です。 小さな沢を渡り、後は登り返し。生活道とは言えここはネパール、永遠と続く道は傾斜がある階段で一汗も二汗もかく。途中で修復中の小学校の前を通った。子供達が私に何かはやし立てる。アッカルさんは外人だ外人だと言っていると言うがさてさて、学校の先生は子供達に何か言って叱っていた。 この付近の水は美味しい、途中で共同水道の水をマンシンは飲めと言う。 一休み、谷向こうにはサランコットが美しい。 尾根に出た、10ヶ月前にここからABCに向かった。記憶はマダハッキリしている。 マンシンは以前とは違う道を進みSAKURAと言うホテルに宿を取った。 ウェルカムドリンクを頂き、荷物を預け 村中を散策、美味しそうな茶店の庭の石垣を椅子に男三人でロキシーだ。バッファローの乾し肉炒めとピーナツをツマミに一杯二杯と、景色と美人のママと可愛い子供と戯れながら飲んでネパールを味わった この店のオーナーが乗っていた車はトヨタランクル60、程度は最高、ショウタンは欲しくってたまらなかった。 ホテルで夜食を食べにいつものように台所に向かうと、食堂に2人の白人が。ナント、バンデープールで出会ったオーストラリア人、2人も台所に来て食事、カウンターで食べるようなもの。アッカルさんとマンシンは英語が流暢、ショウタンは汗かきながら単語を並べ、マタマタロキシーで宴会が始まった。 食事を作って下さるのはルンビニから来た女性、彼女は暖かいルンビニからこの山の上の村に、相当寒いだろう。めざとくしもやけで真っ赤に成った手を見つけ、Oh! Coldhand! と意味不明の英語で話しかけると、はにかみながら手を見せていた。マンシンはショウタンの目敏さには感心すると笑っていたが、彼女はそれでもここでの仕事は楽しいとニッコリと笑った。 彼女は味付け上手、ダルバードはタカリより美味しかった。ホテルの娘や、お母さんお父さん孫まで台所に集まり賑やかな事この上なかった。オフシーズンのトレッキングルートも良い物だ。 続く |