読図山行
楢井山
2020/12/13
4人
 
時間 津風呂湖08:40~三角点宮滝09:56~上の小屋10:40~三角点北楢井11:08~車道12:16~津風呂湖P12:50
総時間4時間10分
距離6.7㎞ 平均速度1.6㎞

ヤマレコ
久々に読図で小さな独立峰、吉野町宮滝の楢井山(ならいやま)に登った
地形図には山名は乗らない山だが、共有林楢井山はマッタケの山で、入山は9~11月は禁止されている
楢井山は、大和の三角点を訪ねての、上田幸弘先生の著書に書かれている。
今回のルートには道標は有るが、地元民のマッタケ取りの迷いを無くすためか、地図からその位置の確定はできない
読図はなかなかの手ごわさで私は、二度ほど現在地を失った。 
駐車地を津風呂湖ダムの管理事務所横に有ることをグーグルで探った
津風呂湖に着けば、津風呂湖ダムの釣り人で満車近く、かろうじて止めることができた
満車に成れば路駐箇所はいくつかみられた
 
津風呂湖の北側に竜門岳が美しい
引き返して写真の林道入り口から取りついた
荒れてはいないがほとんど利用されていないようだが、薄く轍が見られた
  
仲間は林道から四等三角点北楢井位置を探っているが、ショウタンは東側尾根を通って周回できないかと、目は仲間と反対側を向く
楢の木が立ち枯れていると、ナメコが生えていないかと心が動くが、ナメコに見放される
途中に550cc時代の軽四バンがコケに覆われ朽ちかけている。
ここまでくれば、廃車も絵に成る

その先で石畳跡が有った。
古道跡かも知れない
谷は水田跡の様だった


林道を詰めれば地図破線位置に成るが、破線部分は相当険路の様だ
私は、林道終点からコンパスを三角点、宮滝にいきなりとった
その方向に杣道が伸びていた
  

なだらかな斜面はピンポイントの現在位置が分かりずらいが、凹部からの位置を地図と合わせ凸部の尾根にどこからでも登れると、コンパス指示の猪登山で登ったが、仲間は尾根(凸)を忠実にコースを取る
いつも手抜きのショウタンだ。

 
思い思いに登り、三角点で会おうとしたが、小さな山は直ぐに同じルートに成る
三角点手前の小ピークに乗れば、楢井山の看板が出た??
 
楢井山入山禁止と記にとたん印刷トタンの楢井山、
通常、登山を楽しむものは山頂に山名を見るが、この楢井山は山頂では無く、楢井山と山全体を記している
ヤマとは裾野から山頂までを呼ぶの代表的山名板だ
尾根に沢山あった

手前小ピークで三角点、宮滝にコンパスを取れば次の小ピークに三角点が有った
  
マッタケ山を整備中だった。
モノラックが山頂まで来ていて、雑木を間伐していた
山頂を楢井山ピークと決めここに山名板を設置して、点名を記した

四等三角点に向かう
ちいさなアップダウンはハッキリする所もあれば分かりずらい処も有る
最初は分かりよい
道標が出る
道標が出るが方向を示すものではない

  
方向を書かれた道標から、現在地を推測した
多分下の破線に繋がってるだろうな、四人の意見は合った

下の小屋の位置は分からないが、長崎、ミヤタキの位置は地図に載る
コースは推測で来た
 
  
小さな凸部は分かりづらい
読図好きな、宝来の鈴女は基本でピークを踏むが、私は手抜きで道に準じた
マタマタ下の小屋の案内が出て、風呂の谷から下出と道標が出た
風呂の谷とは水準点188.8mの表記が有る谷だろう
水害で山抜けした谷なのかもと思ったが分からない

チョット道が有るならと読図をおろそかにした
尾根に準じる仲間から、小屋が出たと聞こえる
小屋が出た。下の小屋が有るなら上の小屋も有るだろうと思っていたが、アララ現在地を失った

作りかけの道標が小屋内にある
続く道歩行は、北楢井の三角点に向かっていない
小屋位置を地形から推測しようが、特徴は無い
ここでGPS確認が手順かも知れないが、読図を通した
推測から、四等三角点にコンパスを合わせ方向を探った
薄い踏み跡が有り雑木の中を探る
直ぐに、楢井山の道標が有る道に出た
道方向をコンパスで探れば四等点方向を指した。
  
もっと高いヤマや深部の山ならこだわる前にGPS確認が正しいと思う昨今だが、こだわった
こだわったが、現在地を間違っていた
小さなピークだろう所で、ここだろうと羊歯の中を探したがない
ピーク間違いだ
前からTERAさんが引き返してきた
今は此処と指摘され、アララ、間違っていた
小さな凸ピークまで来ていなかった
現在地が分かれば、後は目視のみ
三角点に着けば、点をタッチする鈴女、笑顔が何時も可愛い
 
点名版と朽ちて倒れていた点票を木にしばった 

足の回復が無い私を気遣って、距離短縮でルートを読んでくれたが、予定していた黒線の林道下山を願った
案外難しそうなルートだからだ
所が、踏み跡もあり思ったより歩きよい
 
等高線が引っ付いたコルが有る
ひょっとすれば小さな崖が有るかもと、四人のシュリンゲを繋げは5mはある
大丈夫さと思いながら下れば、現場は何も問題のない道に出た
道標も有ったが、それ以上に問題が有った

ハンターが、予定尾根ルートから追い込まれるイノシシを待っていたのだ
前を行く三人はハンターさんに尾根ルートで行くが大丈夫かと尋ね行っても良いと言ったそうだが
私は、追われた猪との遭遇と、老人ハンターの目を心配して、もう一度訪ねれば、できれば避けてくれと言う
前を行く三人を呼び戻して、谷にルートを変えた
   
先ず、谷は何処に出るか、行けるかと探る
道状で下れそうだが間伐の木がすごい
谷か尾根かと探るがどこも変わらない倒木、150m程度、ゆっくりと乗り越えた
下に林道が出た
林道を下れば、反対側にもハンターさんがいた
イノシシが下る方向を何カ所か特定して待っているようだ

低山も、猪よりもハンターが恐い。老人ハンターは目が弱そうだ
やはり、鈴など鳴らすのが基本かも知れない
  
予定していた林道に下り、車道を1.5㎞歩き、津風呂湖に戻った
竜門岳が美しい
長らく登っていない南側ルート
又南側ルートを登ってみたい気がした

時間が十分あるし、予備で持っていた地図が有る。
川上村大滝の小倉山に登る事にしてお昼を楽しんだ
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