大台ケ原 西谷高から西谷橋、土倉道(筏場道) 2019/05/30 5人 |
シルバーボーイさんのヤマレコ 沿面距離 約13km(三秒間隔測量) 大台P09:00 西谷高12:22 西谷高12:55→西谷橋14:33→土倉道15:37→川上辻18:30 総時間9時間30分ユックリ |
突然に山行を決めるのは良くないが、下調べも無く自分の記憶から山行コースを決めたのは前日だ 記憶は10年前のものでそれも一回きりの西谷高コース 10年もたてばシャクナゲも大きくなりコースの踏み跡はハッキリしない部分も有り、コンパス地図読みは非常に真面目に行った 又、コースにはテープ等のマークは少なく、自然公園内の景観を優先するコースだ テープマークが必要な方の行くコースでは無い |
大台ケ原駐車場を9時にと遅い山行だ 先ずは山頂下の展望台で晴天の尾鷲の海を楽しみ、山頂の展望台に着いたのは10時と超ユックリだ 階段下にワチガイソウが有ると覚えたての花を見つけ慶ぶショウタンだ |
山頂からの見晴らしも最高で雲などは無い 大峰山脈の山座を同定する 和佐又のヒュッテが見えるのは久々だ 山頂で面白かったのは、一等三角点 点名大台ケ原山に賽銭だろうか小銭が置かれていた 一等三角点は日本を三角測量をした最初の測量箇所で、本点と呼ばれるものは45km毎に設置され、順次一等捕点、二等、三等と数を増やして行き、今は四等三角点まで有る 観石万歩さんの三角点豆知識を読ませていただけば、三角点についてほぼ分かるだろう |
今日の本題は此処からだ。 この先大杉谷と書かれ迷いを防止している方向に入る。 東に道成り階段を下ってゆくと目的の花はやや遅かったが、マダマダ充分に花を咲かせていたが、表年の超満開を知っていれば少し物足りなかった ところが、新芽の緑は流石大台ケ原と美しい以外の表現は知らない |
150m程下りこんだタオから小ピークを越えて西谷高の尾根に入って行くがマークなどは無い 踏み跡も雨が降れば直ぐに消え、マークなどは打っても公園内は景観の意味から外される 地形図地図からコンパスを取り石楠花の中の踏み跡を歩こう 最初のピークは右手を巻いているように見えたので巻いたが、これは間違いでピーク上を通っていた |
尾根に乗ればシャクナゲが行く手を阻むが、良く見れば踏み後はシャクナゲの隙間に有る 方向が変わるのかと思うほど曲がるときが有る。 私は最初のピークから次のピークにとコンパスを取って尾根間違いを防いだ 次のピークの外れに赤ヤシオ(アケボノツツジ)が咲きはじめていた 咲いている咲いていると全員がカメラを向ける 此処は尾根先が岩陵でアケボノツツジの好む土質だ 大台ケ原山のシロヤシオは蕾が固かったが、下ればシロヤシオ、赤ヤシオとも咲いていると確信は有ったが嬉しい 此処で、ストックは仕舞、両手を開放してブッシュ歩きにそなえる |
赤ヤシオに見とれていれば、花に詳しい女性が、シロヤシオが咲いていると目ざとくシロヤシオを指差す 開花時期は少し早いのかもと思っていたのでとても嬉しい 次の岩陵小ピークの先に満開の赤ヤシオ、次々に赤ヤシオが咲き誇り、これからが満開だろう 一人は、ほぼ毎年高塚山に赤ヤシオ、シロヤシオの同時開花を楽しんできたが、今年は行けずにいたが、ここで見られて幸せとしおらしい 少しコースは分かりにくくなるが、尾根を外さないように注意しながら斜面を巻くところも有る シロヤシオが増えだした。 この尾根のシロヤシオの花は小さい、種類だろうか?今年が小さいのか分からない |
広尾根になって小さな岩陵ピークを下ってゆくと六人GP が登ってきた 知る人ど知るコースだ 花も美しいが緑もたまらなく美しい 少し大きなゴーロ石が出ればその上が西谷高1461mだ東側から廻りこんで山頂に立つ |
花を楽しみすぎて少し時間は遅れている 手早く食事を楽しみ西谷橋に下るが、方向取りはシャクナゲブッシュに現在地読みが難しい 小豆にコンパスを見て左に寄ったか右に寄ったかと現在地を読む 此処はGPSを多用するほうが良いかもしれない 急傾斜と岩陵巻きに足下注意だ |
私は無料のGPSアイコンを使っている。 電波が無ければキャッシュに取り込まないと地図は出ない 今日の失敗は地図が出ないキャッシュに入れ忘れた。GPSは軌跡取得だけだ 真剣にコースを読んだ |
後ろでショウタンコースに注意、左によっていると指示が来た 五人は真剣だ シャクナゲブッシュが終われば、緑の尾根に時々シロヤシオが顔を出す |
尾根先は1m程度に痩せ尾根で木が生えその先が見えにくくなった ショウタン少し手前から右手の林道に下ろうと、意見が合った 少し急傾斜だが、ショウタン以外はルンルンと下る 体重がジャマをするショウタンは滑り注意で金○がちじかむ ただ経験から凹み部を下れば道に出よい 凹みを下れと大声を出すほど距離は離れた 林道に下り川上橋を渡る |
後でわかるが、尾根は細くなってもその先は雑木が多くなり下りよくなっているようだ 尾根先に一巻きのテープを見た 西谷橋を渡ったが道は分からないし地形図はいい加減に記している 渡った所で谷に土砂が溜まりその先に道が有りそうだ 見に行くと水面2m程度上の尾根先に道が有った |
直ぐに橋が落ち道が抜けていた 道抜けはロープ補助が有るが岩はもろかった ショウタンを持ちこたえれば他は大丈夫だろう お腹が岩に当たり、アーおなかを凹ましフー |
この先でプツリと道が無くなる 良く観ればテープマークが有りそれに従えば大台辻への道が出る 道成りに登ればアララ道が抜け高巻きコースに成っていた チョット地図を見れば、巻かずそのまま尾根を登れば土倉道(筏場道)に出ると読んで登ればこれが失敗だった 読みは間違いが無いが、現在コースと地形図の道が違ったのだ 踏み跡が無い 踏み跡が無い?? 分からなければ三津河落山への境界尾根を登ろうかと思っている矢先に振り向いた仲間が道上に立っていると踏み跡を見た ヤレヤレ |
後は道を歩いてゆけば良いが、足がおかしい 疲れが出たのだろう、右足内転筋が震えだした 直ぐに68番を飲んだがオカシイ 道が抜けたり倒木が有ったりと道の傷みが激しい この土倉道を歩くのは10年ぶりだろうか 痛みが激しい 道標が出て安心橋まで1kmとでた 途中に金名水が有る ←水 その先で、両手で持たなければ下れない道抜け地点 対面して下の棚に足を置こうとしたとき、右足が攣った。 収まらなければ下れないだろうと不安が走ったが68番効果か直ぐに収まった 足を曲げれば痙攣するだろうとお尻で下り、両足立ち姿勢になってバンドをヘツッタ ヤレヤレ 数ヶ所のヘツリやトラバース、足幅だけの道、攣りかけ足はユックリと歩く |
安心橋が出れば先は少しだ 安心橋が落ちればこのコースは廃道だろう 谷は深い 三つほど橋を渡ったがどの橋も先は短いだろう このコースの修復を願うのは私だけだろうか 土倉庄三郎氏が私財で作った歴史の道だ |
元気な三人が先行して車を川上辻に廻して下さる アット言う間に姿が見えない 一歩一歩、何時もの相棒がショウタンにあわせて歩く 今日も少し無理をしたようだ 術後マダマダ回復しない足 心臓よりも肝心の足が戻らない 涙 |
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