和佐又から伯母ヶ峰と三角点人見ピーク
2015/04/26
炉端山友会にて
炉端山友会で和佐又山下の和佐又小屋前から遊歩道を通って笙ノ窟尾根に入り新伯母峰トンネル上を歩き伯母峰峠に向かう
車が無かったころの重要な峠越えは伯母峰峠だったのだろう。
そこに一本ダタラの妖怪の話が生まれ、その厳しさから夜間の通行を戒めたのだろう
スズ竹が枯れ、見晴らし抜群に成った明るい尾根を、伯母ヶ峯を越え、三角点人見が乗る1266.7mのピークまでトレッキングを楽しんだ
川上村役場前に23人が集合して下山点の旧伯母峰トンネル先の元茶店駐車場に二台をデポ、他車は和佐又小屋駐車場に向かう
過去に無い23人の大人数で、一本ダタラも驚くほど賑やかにトレッキングを楽しむ

和佐又小屋前から道標にしたがって大普賢岳に向かい、写真の位置から遊歩道へと入る。
道は整備が進んでいる

  
                              遊歩道入り口、道標有り
芽吹き前の森は目茶美しく、以外や以外、山芍薬が芽吹き蕾が開花を待っていた
バイケイ草が勢いを増しているのが心配だが、自然がそのままに有るコースだ
  
途中にカルスト地形とでも言うのだろうか、石灰岩が露出した尾根などがあり、飽きが来ない遊歩道だ
  
段々と整備状態が悪くなるが踏み跡通り歩けば尾根に出る
尾根に出る頃から、笙ノ窟尾根から伯母峰と名が変わって行くのだろうか
 尾根に乗るところ
最鞍部が新伯母峰トンネル上付近で位置特定が優しい
登り返しの斜面にエンレイソウが一輪咲いていた。
 
途中で、いい加減なショウタンは地図も見ないで、アレが大普賢岳と大きな間違いを言う。地図は見るものだ
少し開けた所から振り返れば大普賢岳、小普賢岳、日本岳、1505mピークが美しく見える
和佐又山やキャンプ場、和佐又小屋が見える場所は余り知らないが、ここからはバッチリと見えた
  
お疲れショウタンは、足が重い、読図もおろそかにユックリト歩く
少し開けた地点から正面に、伯母ヶ峯ピークが見え、それをコンパスで確認したが、現在地読みは地形からだった
  
同行のLeoさん。途中の花咲く場所では、15mの標高差で開花は一日違いだと教えていただき
山と認識する地点は、尾根が三方に張り出す所だ。主尾根上のその地点は国土地理院が、伯母ヶ峯と記す所だろうと話す
峯と峰は異字体だが、峰は山脈状の形の尾根を表し、峯は信仰的意味合いのピークを表すことが多く、嶺は山頂の肩付近を表す事が多いと聞いた事がある。今は異字体としてゴチャゴチャに成っているのだろうか??

ワイワイと伯母峰峠に下る
伯母峰峠には、トンネルが出来る前の遺物だろうか、写真の欄干が残る
  
峠は歩行時代から車時代へと変わって行った歴史が面白い
伯母峰峠から伯母ヶ峯までの登り返しが大汗をかくお疲れショウタンだ。
  
車道でも有ったのか、少し以前に登ったときは気が付かなかったが、ピークを巻く道が有った。
国土地理院の書く伯母ヶ峯を特定するが、一枚の山名番も無い不思議なピークだ
 
後一登りで目標点の三角点人見が鎮座する。昭文社地図が伯母ヶ峰と記す山頂だ。
主尾根から少し離れている。
  
最後の急登を登ると自然林の中に痛みが激しい三等三角点、人見が出る
  
基準点コード
ICタグ(ucode)
等級種別
冠字選点番号
電子基準点観測点番号
基準点名
部号
成果品質
重点整備コード
電子基準点取り付け
標高区分
ワンストップサービスの可否
登録年月日 状態
2014/04/01
正常
20万分の1地勢図名
5万分の1地形図名
成果区分
北緯
東経
標高(m)
楕円体高(m)
平面直角座標系(番号)
平面直角座標(X)(m)
平面直角座標(Y)(m)
真北方向角(計算値)
縮尺係数(計算値)
作業内容
作業年月日


点の記に診る藪こきは無くなっている
基準点情報だ
三角点は国の国土測量の大切な位置だ
点の記から少し情報を載せておこう
埋票は明治36年5月15日だ
所在地は
吉野郡川上村入之波人免18番地、通称、人見ツキアゲ

(注所在地の人免と点名の人見が字が違います。)
点名の人見は、所在地から取ったようだが字が違います。
大迫ダムで人見と呼ばれる集落が水没したのかなと、ロマンを働かすショウタンだ
ショウタン的にはこの位置を伯母ヶ峰とするのはおかしいと感じる。マッ良いか
人見の名を書く蓬莱のすずさんの点名版

参考
大和青垣の山々の著者、奈良山岳会編  橋元源之丞氏は1358m地点としている
私が大台ケ原ビジターセンターで聞いた記憶では、この地点はキワダズコと聞いた
山は面白い
食事を楽しみ伯母峰峠まで下り登り返して電波塔横から車道に下る
  

 
登山開始が8時半下山が2時10分と設定時間より2時間も早くなった。
健脚たちが集まったのだろう。
和佐又山に車を回収に向かい、引き返して乗り合わせ、帰路に就いた。
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